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2期生30名が、JAAS認定エステティシャンに [JHM]

[ 2012/12/19 ]
2013年2月 第2期スタート
資格要件は4回受講制


エステ部門は医療(美容・歯科)に新たな収益部門をもたらす

 

2012年春からスタートした「JAAS認定エステティシャン資格講習会」の第2期コースが4回にわたり実施され、修了講座を兼ねた第4回ライブフォーラムで締めくくった。そして新たな資格申請対象者が論文提出(講習内容に沿った簡単な感想文およびクリニカルエステティシャンの役割について)共に申請を出し、晴れてJAAS認定「美容アンチエイジングエステテティシャン」の資格証書を受け取った。
これでJAAS認定エステティシャン資格者は総勢30名となった。本研究会が目指すのは、技術、知識が高いことと、医療とエステの融合を意識したエステティシャンの養成に他ならない。ともするとサロン側では、メディカルエステにお客様がとられてしまうとする危機感がまだまだ存在する。しかし、本資格コースの統括指導医・山本講師が講習のたびに強調してきた「医師とエステティシャンの役割分担は違うことをきちんと理解してもらいたい。医療サイドが何を行っているのかを知らないままでは、その後のフォローをエステで行うのは不可能である」として、その危機感を払しょくする。
とはいえ本講座によって医師とエステティシャンが手を携えていけるよう医療とエステの提携を推進していくことが、知識とスキルの向上と共に重要なものと捉え、JAASでは、資格者が所属するエステサロンに、JAAS会員のクリニックと提携できる支援体制をつくることを約束する。受講者の中には、サロンのみならず歯科衛生士、看護師さらに歯科医も含まれており、3期目からもこの職種からの受講者は増えるものと予想される。JAASでは、歯科や美容クリニックにおいてもエステ部門による集客・集患は収益を増やす切り札になるとして、さらに多くのコメディカルスタッフがエステ術の技術、サービスの研さんをしてほしいと話す。
2014年2月からは、第3期生の講座が始まる。なお資格要件は1年間で4回受講制としており、どの講座からスタートしても受講は可能で、今年中途からの受講者が3期生(募集50名)と共に、引き続き未履修講座の受講をすることになる。

年間4回実施する□講習会では基礎講座、2回の実技供覧講座そして修了講座と続く。
今年行われた講座の中で、その代表的な講習内容を述べてみたい。
実技・供覧研修の2回では各論の『しみ』に続き、『しわ』についての講義が行われた。紫外線とシワの関係や、小じわというものがどういうもので、組織学的には、どういう規定があるのか。あるいは、現実として、そうした知識がどのように現場で役立つかという話に波及した。

 

レチノールをしわ治療に使うことは周知の事実であるが、この治療の際に併用して使われるとハイドロキノンの、効果効能、その理論的な説明から医者の実際の処方まで非常に分かりやすい解説が加えられた。また、ハイドロキノン誕生秘話や営業トークでどのように知識を生かすべきなのかという話題に関しては、現場で働く山本講師ならではの話だったのではなかろうか。
現代の医療とエステ業界の大きな違いは医療器である〟道具〟を駆使し、また時には薬剤を使用することにより『治療』を進めていく医療と、自然治癒力、あるいはメンタルケアを行うことによる肌状態の改善をもたらすというcureとcareの違いがそこには存在する。
もともと平行線であった両業界がこのように認識すれば、融合するということも難しくないはずである。

また、毛孔性苔癬という医療でもなかなか治療に難渋する疾患に対しエステサイドでは、どのようにアプローチをかけた方が良いかなど興味深い内容も付加された(講習の性格上、詳しい説明は控えます)。さらに、エステでは、直接関係ないと思われがちな眼瞼下垂の話まで解説が及んだ。目の下のたるみが、実は眼瞼下垂が原因となっているケースがある事などは、一般にはなかなか知られていないであろう。こうした知識をお客様にお話しできるだけでもエステティシャンとしての株が上がるのではないだろうか。
今回は、前回のような美容医療でのライブ供覧は行われなかったが、エステ術の実演に多くの時間をさいた。とりわけ受講した歯科衛生士や看護師は真剣なまなざしでその実演に見入っていた。

前回も実演された「美容医療を受けた後のメイク術」を、INFAインストラクターの木代講師が、エステサロンで覚えておきたい化粧品の選び方について解説を加えながらメイクアップのお手本を公開した。また、「宣伝なしで予約待ちのサロン」を主宰するカリスマエステティシャンの山本 賀世子氏が、最新のパリエステ術の理論とその実践について、デモ実演を交え明らかにした。
世界中のセレブが訪れる「ジョエル・シオコ」に学んだ山本講師は、「同店の主宰者シオコ氏が医師でありながらエステ術を極め、クリニカルな理論とカウンセリングそしてそれに裏付けられた施術法に圧倒された」といい、帰国後、日本では当時めずらしかったメディカルエステを実践、美容医療に負けず劣らないエステ術を広めていった。

こうしたことから、ほうれい線、眉間のしわさらにはリフトアップなど当日実演した山本講師のハンド(指の動かし方)テクニックには、参加したエステティシャンからも驚きの声があがったのもうなづける。施術後にその効果を持続させるコツについて「首のマッサージ」がポイントだとして見事な手さばきで施術を締めくくった。

修了講座のフィナーレは、サロンやクリニックのエステ部門で最も欠かせない経営学そして、そのためのスタッフの生かし方についてPOLICY Esthetic Collegeの藤 章人氏が講演した。
「1店舗1000万円収入を得るためのサロン経営とその成功サロン」と題して、その〟要諦〟を受講者につまびらかにした(詳しい内容は控えます)
その中で藤氏は「知識と技術だけではサロンの経営はむずかしい・いかに現場で活躍できるエステティシャンを育成していくかが重要」と強調。そのためにはスタッフ自らが接遇と営業センスを磨くかが問われていると話した。
そして成功するサロンのポイントを(1)他店と技術力で差別化する、(2)顧客管理とスタッフ管理などのマネージメントスキルをあげる、(3)商品力だと解説。そしてグループ直営の成功サロンを、モデルケースとして開示しながら、スタッフ5名で1000万円近い売り上げをあげている店舗を紹介、施術収入の2倍を上回る物販収入が売りあげに大きく貢献していると述べた。
同Collegeでは、こうした成功するサロンとの交流会(売上アップ会)を随時開き、経営改善をめざすサロンにも参加を勧めているという。藤氏は、JAAS受講者に限り、参加枠を開放することを約束した。

●2014年2月からは、第3期生の講座が始まる。なお資格要件は1年間で4回受講制としており、どの講座からスタートしても受講は可能で、今年中途からの受講者が3期生(募集50名)と共に、引き続き未履修講座の受講をすることになる。


JAAS認定「美容アンチエイジング・エステティシャン」資格要件

○入学金不要
○受講対象:エステティシャン、看護師、歯科衛生士など
○JAAS正会員C(入会金免除・年会費のみ10,000円)登録
○4回コース各受講料(入門講座:フォーラム2単位15,000円、基礎講座:2単位10,000円、実技・供覧研修①3単位20,000円、実技・供覧研修3単位②20,000円/納金は一括ではなく受講毎でも構わない)
○受講方法はどの講座からでも開始ができ、4回受講すること(期をまたがっての受講も可)
○修了試験(簡単な論文提出)20,000円
○資格申請・認定料30,000円
○資格認定証発行から3年有効、3年毎に更新費(認定料20,000円)
○資格の継続要件:毎年のJAAS会員の更新、毎年春開催のJAASライブフォーラムの参加が必須です。

資格プログラム日程
【第3期】
○第1回 基礎講座2月23日(日)東京:基礎皮膚学と美容医療・美容歯科の臨床学
○第2回 実技・供覧研修①4月(日)東京
○第3回実技・供覧研修②6月(日)東京
○第4回 修了講座9月東京・第5回JAASライブフォーラム
●主催:JAAS日本アンチエイジング外科・美容再生研究会〒104‐0041 東京都中央区新富1‐8‐11‐3F、http://www.jaas-online.com、tel 03‐6222‐3121 
受講申し込みはホームページ又は、差し込みチラシから
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