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第3回JAAS東京フォーラムを終えて [JHM]

[ 2012/5/22 ]
第3回JAAS東京LiveForum 大会実行委員長
JAAS理事 山本 豊MD(医療法人 豊季会 山本クリニック院長) 



会場は『熱気』が充満
手術、診療、営業のクレーム対応など皆が「一番聞きたい」願望に応える

近年、美容外科、美容皮膚科、美容歯科、エステティシャン等と美容に関わる職種も多岐に及んできている。しかし、こうした業界それぞれが独自の路線を進み、個別な学会や研究会を営んでおり、総括的な会が存在していなかったことも事実である。本会は、こうした縦割り業界を横割りにすることにより、美容全般についての革新的な進歩を目的としている。また、門外不出とされていた様々な内容に関しても講習会という活動を通し、『門戸開放型』という特色も打ち出している。

今回のフォーラムは、まさにこうした本会の特色が如実に表れたイベントであったと言える。日本美容外科学会の梅澤会長もお招きすることが出来、本会が他会とも積極的に共存していく姿勢を会員の方々にも示すことが出来た。

フォーラムを振り返り、会場の雰囲気を一言で形容するならば、『熱気』だったのではないだろうか。講演内容が、多岐に及んでいたことは、参加職種が多岐に及んだことからの必然であるが、各々の業界の一線で活躍している様々な方々をお招きできたことも主催者としての喜びとしているところである。こうした内容が、参加された方々の日常診察やエステ業務にも大いに貢献できる内容であったことは間違いない。

また、近年話題となっている広告規制について弁護士という専門家を招いての講演を行っていただき、会場からも質問が相次いだ。日々の診療や営業に直接かかわる問題であるだけに、その関心の高さを感じざるを得なかった。フォーラムでは、医科のみならず、歯科、エステティシャンの先生方による講演も非常に興味深いものが多く、これからの美容の在り方を考えさせられる材料にもなったのではないだろうか。講演に対する質問も、現実的なものが大半を占め、特に他所では耳にしないようなトラブルについても質問され、講演者からも率直な意見が出されていたことは特筆すべきことだったのではないだろうか。

中でも手術や診療、あるいは営業の中でのクレームに対する対応の仕方や、経営戦略に対する現実的な話題は、学会等では、むしろ避けられる傾向にあるだけに、会場の皆が『一番聞きたい内容』の一つであったと思われる。さらに講演者自体が、難渋した治療ケースや、会場からの要望に応える形で講演内容を選択したりと、まさに他とは一線を画した内容であった。海外からの先生方にもお越しいただいたが、骨格や顔つきが非常に似ている韓国の話題であり、手術手技に感銘を受けている先生方も散見された。国によるシステムの違いか、眼科で美容整形の眼瞼手術、耳鼻科で美容的な隆鼻術を行っていることに、日本人ドクターは戸惑いもあったようだった。日本では、こうした科の先生方が、保険診療内の治療として同等の治療をする際は、治療効果のみが一番に考慮され、仕上がりの形に患者の一番の関心がある美容手術とは、似て非なるものであろう。

さらに二日間とも、公開ライブ手術が行われ、気軽に質問できる雰囲気の中で順調に手術が終了したことは主催者側としては、何よりの事であった。開催後各方面からのコメントも多数いただいたが、次回開催に向けて生かしていきたいと考えている。


(ご参加できなかった先生またはコ・メディカルの方で、当日配布された講演要旨集をご希望される方は、施設名・サロン名、御名前、ご住所、電話、FAXを明記の上、『第3回JAAS東京LiveForum講演要旨を希望』と書いた上で、JAAS事務局あてFAX03‐6222‐3125または、email:okano@e-jhm.jpまで御送りください。先着100名の方に差し上げます。宅急便ビジネスパックにてご本人着払いご負担にてお送りします)


(JHM104号より)
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