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一般社団法人 JAAS日本アンチエイジング外科学会

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日韓競演ライブ講習会

[ 2012/4/26 ]
DRLim Jong Hak美容整形術 Lesson(5)「New/HANAKO術」
進化させたHANAKO術はScaffold理論に基づき2本の特殊コグつき吸収糸使う

DR久保美容医療入門Live 「Eye Design応用の垂れ目形成術」
垂れ目術など眼瞼形成には多めの麻酔剤使い、オペ部位の視野を広くする


HANAKO術では久保医師もサポートした

昨年春から始まったDR Lim(韓国KairosAestheticClinic院長)の美容整形術LiveSurgeryは、驚異の鼻プチ形成[HANAKO Rhinoplasty]、従来法の長所を生かし欠点をカバーした[Qiuck Lift]術のテクニック、さらには「ハイブリッドV-リフト&皮膚再生術」と通算5回を数えた。そして2012年、新たなにスタートしたシリーズでは昨年4回目で行われた、DR久保の美容医療入門LiveSurgeryとの競演ライブ講習につづき、二人の日韓美容形成医の同時ライブとして2回目を行った。そのテーマ「HANAKO術と垂れ目形成術」で過去行われた講習会同様、今回も定員を上回る受講者が参加し、「高い効果と安全性そして何よりも術後に明らかな改善効果をみせ、その後崩れない」治療テクニックに、高い関心を呼んだ。日韓の美容整形・形成外科スペシャリストがみせた低侵襲の鼻形成そしてたれ目術は、Lim医師が3回目となる「プチ鼻形成」HANAKO術で、さらに進化させたテクニックと新たな特殊糸(コグ付き吸収糸2本をツイスト)使い高い改善効果を公開する一方、銀座CUVO院長・久保医師は、下眼瞼形成による開眼療法の応用編として垂れ目術をOPENにした。両医師の術式そして何よりもその手際の良さ、早さに参加医師からは感嘆の声があがった。そうしたテクニックには、日韓の美容整形・形成外科スキルを知り尽くし、解剖学を熟知するからこそ、低侵襲のこうした施術でも「術式の肝」を心得ていることに他ならない。

過去のシリーズ同様、Lim医師、久保医師には午前の講義で、それぞれの顔面解剖の基礎と実際、眼瞼形成の解剖について解説が行われた。そして、「HANAKO術」と、「垂れ目術」の術式の基礎と詳しい解説がつづく(講習会の性格上詳細は控えます)。

最も大切なポイントはHANAKO術では、すべての鼻形成に共通するポイントとして、鼻尖と鼻筋、鼻の高さと長さのバランスが大切と指摘。そしてさらに進化させた新たな特殊吸収糸(コグつきの2本のツイスト)を今回は使い、より高いけん引力と、崩れない鼻尖をつくりだすことに成功した、と強調した。
いわゆる「Scaffold(足場)」理論を、HANAKO術に応用するために、骨格となる糸の改良を進めたものだ。(本オペレーション講習が参加医師個人に対してのみOPENとなるため、この後、実施権における同意書が主催側JAAS、Lim医師、受講者双方で交わされた)。

後半の講義、久保医師の垂れ目形成術に進む。
久保医師の真骨頂とも言われるEyeDesignの応用術としての垂れ目形成術、そして下眼瞼脱脂の詳しい解説が行われた。
「その肝は下三白眼にならないやさしい大きな目づくり」として、Lower retractorの短縮、縫合について解説。ここでの講義で参加した医師らから質問が相次いだのはうなずける。なぜなら、EyeDesignの手技にも共通するポイントの部分であるからだろう。久保医師はさらに「眼瞼はミクロサージェリーが求められるので、麻酔剤はできるだけ多く使う」ことに言及すると、現場でしか知り得ない貴重なポイントであることから、受講者は一様に納得した様子をみせた。
また、眼瞼形成で最も用心しなければならないのが下斜筋(inferior oblique muscle)で、その扱いを間違えると機能障害に陥る危険性があるとして、同医師は日常の解剖学の習熟を欠かさない。


当日モデルさんの術前・術後(HANAKO術)

JAASが年間数回の寄贈献体を使った海外での解剖実習を実施していことに触れ、受講者に参加も呼び掛けた。
講義では術式のやり方について質疑が少なくなかったが、午後のライブで見事に解決されることになる。

講義会場となったTKP銀座カンファレンスセンターから歩いて5分、ライブトレーニング会場の銀座CUVOクリニックに昼食後、移動した。
前回同様、久保医師の協力を得て行った同クリニックのライブスペースは、空間は広めで、定員を上回る人数にも関わらずすべての医師に対して充分なオペの供覧ができた。

韓国そして日本的な優しさ、きめ細かさを創造するLim医師の「アジアンビューティー・デザイン」が最初に始まる。
(LiveSurgeryは、講習の性格上、控えます)。
Live終了後、Lim医師、久保医師から参加医師に修了認定証が授与され、記念撮影後、両医師を交え懇親の軽食交流会へと向かった。


(JHM103号より)
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