Lim医師推奨の針付き特殊吸収糸を全顔埋入〜術直後から効果出すリフティング術 [JHM]
[ 2012/1/5 ]
DRLim Jong Hak美容整形術 Lesson(4)
Hybrid V‐Lift & Rejuvernaito
類似の術式とは違う
埋入のやり方(Sewing Technique)とデザイン、埋め込み箇所・けん引方向
第1回目のDR Lim(韓国KairosAestheticClinic院長)が教える驚異の鼻プチ形成[HANAKO Rhinoplasty]、そして第2回で伝授された従来法の長所を生かし欠点をカバーした[Qiuck Lift]術のテクニック、さらには3回目の第2回HANAKO術とLim‘sLazySライン式の瘢痕を隠しながら戻りのない目頭切開術の公開と、好評のうちに続けられてDr Lim美容整形術シリーズは、さる11月20日(日)4回目のライブ講習会「ハイブリッドV-リフト&皮膚再生術」を開催した。過去行われた講習会同様、定員を上回る受講者が参加し、「高い効果と安全性そして何よりも術後に明らかな改善効果をみせ、その後崩れない」治療テクニックに、今回も高い関心を呼んだ。V-リフトはすでに今年夏ころから日本では皮膚科医などがセミナーで紹介、話題を呼んでいる。
しかし類似する時術式と違いLim医師独特の理論と手順そして何より、その治療効果が施術直後にあらわれることには驚く。その理由は、日韓の美容整形・形成外科スキルを知り尽くし、解剖学を熟知するからこそ、低侵襲のこうした施術でも「術式の肝」を心得ていることに他ならない。プチ整形など非切開術が韓国でさえ流行りとなる中、切開術の基礎となる解剖学をベースにしなければこのV‐リフトの完成度はあがらないという。そして「低侵襲といっても患者さんのリスクを考えれば、解剖の基礎は必須です」として、講習午前の部では顔面解剖の講義に多くを費やした。
講義では、まず顔面解剖の基礎と実際について解説が行われた。さらに切開によるフェイスリフトでも、皮下組織とりわけリガメント、SMAS、神経走行、主要な血液の分布について概説、その教え方は非常にわかりやすい。
そして主題のV-リフトに移った。もともとV‐リフトは、韓式漢方での針治療がルーツだとしてその後、美容医療に進化させていったことが明かされた。
「Made in Korea」のリフティングとも言えるこの施術は、片側に長・中・短の針付き吸収糸を半顔に50本埋め込む。この埋入によって皮膚の幹細胞を刺激し、繊維化細胞を産生させコラーゲンやエラスチンの新生を促すという。ポイントとなる針(26G,29G、30G)の内筒には糸が通されており、先端から出た糸が外側にUカーブ描き針の根元部に折り返される。挿入後、針を抜くと外側の留めてあるポイントが針穴でブロックして、糸が埋入されることになる。
術式は至って簡単で、けん引の方向を考えながら糸を埋め込んでいく。ここでLim医師が強調したのは、「皮下の組織解剖を考えながらアンカーポイントを決めること。そしてSewing Techniqueです」
つまりリフト効果の成否は、縫うように糸を挿入し、hypodermal layerとdeep dermal layerを交互に進入させていくのだ話す。
またV-リフトの利点について、ダウンタイムがなく、副作用も極めて少ないこと。術後の効果が早く、持続効果は1年以上とビギナーにとっては特にありがたい。リフティングはもちろん、タイトニング、皮膚のツヤ、たるみの改善など適用範囲は広い。
「V-リフトによって、皮膚層の新生血管を促すことで、血流の改善やリンパ循環系にも作用します。これによってホワイトニング効果や浮腫に対しても効果が期待できる」とLim医師。
最後にHANAKO術同様、V-リフトでも併用するPRPについて、Lim医師が考案、推奨するフィルターなしで簡単にしかも高濃度の「Buffy Coat」が作成できる特殊PRPキットについて述べた。
講義を終え、Lim医師には参加医師から多くの質問が寄せられた。中でもV-リフトの基本的なリフト原理(既存のコグ付き糸ではない糸の埋入だけでなぜ?リフティングが可能か)について、なかなか理解できない医師に対して、改めてその理論的な回答を示した。
この疑問は、午後のライブで見事に解決されることになる。
講義会場となったTKP銀座カンファレンスセンターから歩いて5分、ライブトレーニング会場の銀座CUVOクリニックに昼食後、移動した。
JAAS理事のひとり久保医師の協力を得て行った同クリニックのライブスペースは、同医師の“得意技”EYE DESGN治療へのこだわりから、その空間は広めで、定員を上回る人数にも関わらずすべての医師に対して充分なV‐リフトの供覧ができた。
韓国そして日本的な優しさ、きめ細かさを創造するLim医師の「アジアンビューティー・デザイン」が最初に始まる。デザインペンで描く両頬、チークそして額へのデザインは、Lim先生の独自のポイントが凝縮され、希望するけん引の成否がここで決まると言ってもいい。基本的なデザイン(埋入箇所)は、頬側面の周囲に重点を置くことだと指摘した(本ライブ講習の性格上、詳細は控えます)。
類似のV-リフトセミナーを他にも受講した経験のある参加医師は、「教え、実践指導する先生によって、その効果は全く違ってくる」と感想をもらし、Lim医師の術式に感嘆の声をあげていた。
施術前にモデルの両顔に麻酔クリームを塗り、およそ30分後にライブへと入る。麻酔クリームで術中の痛みはほとんどないとしていたが、部位によって多少の痛みが伴ったようだ。モデルの痛みを確認しながら半顔が終了、参加者にその効果をみせることになったが、左右のリフティングに差が出たことは明らかだった。
そして、もう半顔と額は、モデルの痛みに配慮して局麻を施し、V-リフトは終わった。モデルの満足度も高く、何より施術に対する恐怖感が少ないという安心感が最大のメリットだろう。
最後にPRPの作成と注入を行いライブの全工程が終了し、JAASライブ講習で恒例となった美容機器のデモ実演で締めくくった。(KSメディカルによる、レーザーダイオード搭載装置による腹部痩身)。
参加医師からは、「明日からでもV-リフトを試してみたい」という声があがり、Lim医師推奨の糸の供給について主催側から案内があった。因みに、市場で流通されるこの種の糸では、Lim医師推奨の糸は最安値である。
この後、Lim医師から参加医師に修了認定証が授与され、記念撮影後、久保医師も交え懇親の軽食交流会へと向かった。
(JHM102号より)
Hybrid V‐Lift & Rejuvernaito
類似の術式とは違う
埋入のやり方(Sewing Technique)とデザイン、埋め込み箇所・けん引方向
第1回目のDR Lim(韓国KairosAestheticClinic院長)が教える驚異の鼻プチ形成[HANAKO Rhinoplasty]、そして第2回で伝授された従来法の長所を生かし欠点をカバーした[Qiuck Lift]術のテクニック、さらには3回目の第2回HANAKO術とLim‘sLazySライン式の瘢痕を隠しながら戻りのない目頭切開術の公開と、好評のうちに続けられてDr Lim美容整形術シリーズは、さる11月20日(日)4回目のライブ講習会「ハイブリッドV-リフト&皮膚再生術」を開催した。過去行われた講習会同様、定員を上回る受講者が参加し、「高い効果と安全性そして何よりも術後に明らかな改善効果をみせ、その後崩れない」治療テクニックに、今回も高い関心を呼んだ。V-リフトはすでに今年夏ころから日本では皮膚科医などがセミナーで紹介、話題を呼んでいる。
しかし類似する時術式と違いLim医師独特の理論と手順そして何より、その治療効果が施術直後にあらわれることには驚く。その理由は、日韓の美容整形・形成外科スキルを知り尽くし、解剖学を熟知するからこそ、低侵襲のこうした施術でも「術式の肝」を心得ていることに他ならない。プチ整形など非切開術が韓国でさえ流行りとなる中、切開術の基礎となる解剖学をベースにしなければこのV‐リフトの完成度はあがらないという。そして「低侵襲といっても患者さんのリスクを考えれば、解剖の基礎は必須です」として、講習午前の部では顔面解剖の講義に多くを費やした。
講義では、まず顔面解剖の基礎と実際について解説が行われた。さらに切開によるフェイスリフトでも、皮下組織とりわけリガメント、SMAS、神経走行、主要な血液の分布について概説、その教え方は非常にわかりやすい。
そして主題のV-リフトに移った。もともとV‐リフトは、韓式漢方での針治療がルーツだとしてその後、美容医療に進化させていったことが明かされた。
「Made in Korea」のリフティングとも言えるこの施術は、片側に長・中・短の針付き吸収糸を半顔に50本埋め込む。この埋入によって皮膚の幹細胞を刺激し、繊維化細胞を産生させコラーゲンやエラスチンの新生を促すという。ポイントとなる針(26G,29G、30G)の内筒には糸が通されており、先端から出た糸が外側にUカーブ描き針の根元部に折り返される。挿入後、針を抜くと外側の留めてあるポイントが針穴でブロックして、糸が埋入されることになる。
術式は至って簡単で、けん引の方向を考えながら糸を埋め込んでいく。ここでLim医師が強調したのは、「皮下の組織解剖を考えながらアンカーポイントを決めること。そしてSewing Techniqueです」
つまりリフト効果の成否は、縫うように糸を挿入し、hypodermal layerとdeep dermal layerを交互に進入させていくのだ話す。
またV-リフトの利点について、ダウンタイムがなく、副作用も極めて少ないこと。術後の効果が早く、持続効果は1年以上とビギナーにとっては特にありがたい。リフティングはもちろん、タイトニング、皮膚のツヤ、たるみの改善など適用範囲は広い。
「V-リフトによって、皮膚層の新生血管を促すことで、血流の改善やリンパ循環系にも作用します。これによってホワイトニング効果や浮腫に対しても効果が期待できる」とLim医師。
最後にHANAKO術同様、V-リフトでも併用するPRPについて、Lim医師が考案、推奨するフィルターなしで簡単にしかも高濃度の「Buffy Coat」が作成できる特殊PRPキットについて述べた。
講義を終え、Lim医師には参加医師から多くの質問が寄せられた。中でもV-リフトの基本的なリフト原理(既存のコグ付き糸ではない糸の埋入だけでなぜ?リフティングが可能か)について、なかなか理解できない医師に対して、改めてその理論的な回答を示した。
この疑問は、午後のライブで見事に解決されることになる。
講義会場となったTKP銀座カンファレンスセンターから歩いて5分、ライブトレーニング会場の銀座CUVOクリニックに昼食後、移動した。
JAAS理事のひとり久保医師の協力を得て行った同クリニックのライブスペースは、同医師の“得意技”EYE DESGN治療へのこだわりから、その空間は広めで、定員を上回る人数にも関わらずすべての医師に対して充分なV‐リフトの供覧ができた。
韓国そして日本的な優しさ、きめ細かさを創造するLim医師の「アジアンビューティー・デザイン」が最初に始まる。デザインペンで描く両頬、チークそして額へのデザインは、Lim先生の独自のポイントが凝縮され、希望するけん引の成否がここで決まると言ってもいい。基本的なデザイン(埋入箇所)は、頬側面の周囲に重点を置くことだと指摘した(本ライブ講習の性格上、詳細は控えます)。
類似のV-リフトセミナーを他にも受講した経験のある参加医師は、「教え、実践指導する先生によって、その効果は全く違ってくる」と感想をもらし、Lim医師の術式に感嘆の声をあげていた。
施術前にモデルの両顔に麻酔クリームを塗り、およそ30分後にライブへと入る。麻酔クリームで術中の痛みはほとんどないとしていたが、部位によって多少の痛みが伴ったようだ。モデルの痛みを確認しながら半顔が終了、参加者にその効果をみせることになったが、左右のリフティングに差が出たことは明らかだった。
そして、もう半顔と額は、モデルの痛みに配慮して局麻を施し、V-リフトは終わった。モデルの満足度も高く、何より施術に対する恐怖感が少ないという安心感が最大のメリットだろう。
最後にPRPの作成と注入を行いライブの全工程が終了し、JAASライブ講習で恒例となった美容機器のデモ実演で締めくくった。(KSメディカルによる、レーザーダイオード搭載装置による腹部痩身)。
参加医師からは、「明日からでもV-リフトを試してみたい」という声があがり、Lim医師推奨の糸の供給について主催側から案内があった。因みに、市場で流通されるこの種の糸では、Lim医師推奨の糸は最安値である。
この後、Lim医師から参加医師に修了認定証が授与され、記念撮影後、久保医師も交え懇親の軽食交流会へと向かった。
(JHM102号より)