歯髄細胞バンク設立 [JHM]
[ 2010/8/4 ]
鶴見大と日本小児歯科学会は、難病の小児患者の乳歯から幹細胞を取り出して保管する「歯髄細胞研究バンク」を設立する。年間60人分を目途に、無料で保管する。これらの歯髄細胞は、研究機関に無償で提供され、難病の解明や治療法の開発のための研究に活用する。
乳歯に含まれる歯髄細胞は、歯の組織になる幹細胞。簡単に採取でき、増殖力が高い。難病患者の歯髄細胞から、iPS細胞を作り、目的の組織に分化させ、病気の解明に役立つのではないかと期待されている。
対象となる難病は、厚労省が指定する130疾患で、同大はすでに、一般の希望者から乳歯や親知らずの歯髄細胞を治療目的で保管する有料のバンク事業を開始している。
(JHM95号より)
乳歯に含まれる歯髄細胞は、歯の組織になる幹細胞。簡単に採取でき、増殖力が高い。難病患者の歯髄細胞から、iPS細胞を作り、目的の組織に分化させ、病気の解明に役立つのではないかと期待されている。
対象となる難病は、厚労省が指定する130疾患で、同大はすでに、一般の希望者から乳歯や親知らずの歯髄細胞を治療目的で保管する有料のバンク事業を開始している。
(JHM95号より)