V.Dサプリ 新型イフンルに有効 慈恵医大研究グループ [JHM]
[ 2010/4/9 ]
東京慈恵会医科大の浦島充佳准教授らの研究チームは、魚介類やキノコ類に多く含まれるビタミンDが、季節性インフルエンザの発症率を半減させることを突き止めた。この実験結果は米臨床栄養学会誌に掲載された。
新型インフルエンザは、ウイルスによる直接的な悪影響というより、免疫過剰反応(サイトカインストーム)による臓器障害と、その病態をとらえる考え方が一般的。毎冬に流行するインフルエンザの際、乳幼児に見られる脳症も、ウイルスの脳への直接浸潤というよりは、サイトカインストームによる脳の浮腫が要因と考えられているため、免疫過剰反応を抑えるビタミンDは、新型インフルエンザに対抗するためには最適な武器と浦島准教授は考えた。
治験ではビタミンD入りのサプリメントと入っていないサプリメントを用意し、12病院から6〜15歳の子供334人に内服してもらった。その結果、D服用では発症率が10.8%とDを服用しなかったグループの発症率のおよそ半分におさまった。
(JHM92号より)
新型インフルエンザは、ウイルスによる直接的な悪影響というより、免疫過剰反応(サイトカインストーム)による臓器障害と、その病態をとらえる考え方が一般的。毎冬に流行するインフルエンザの際、乳幼児に見られる脳症も、ウイルスの脳への直接浸潤というよりは、サイトカインストームによる脳の浮腫が要因と考えられているため、免疫過剰反応を抑えるビタミンDは、新型インフルエンザに対抗するためには最適な武器と浦島准教授は考えた。
治験ではビタミンD入りのサプリメントと入っていないサプリメントを用意し、12病院から6〜15歳の子供334人に内服してもらった。その結果、D服用では発症率が10.8%とDを服用しなかったグループの発症率のおよそ半分におさまった。
(JHM92号より)