新たな美容医療めざし、舵切る [JHM]
[ 2010/4/8 ]
90号、91号で紹介した、JAAS日本アンチエイジング外科・美容再生研究会(http://www.jaas-online.com)がいよいよ5月GW明け、第1回JAAS東京LiveForumの開催として正式にスタートする。美容外科、形成、皮膚科そして内科系にまで及ぶアンチエイジング外科の施術・治療術を基礎からそのスキルまで主に学び、共に実践し、共に症例検討をしあうことが、設立の趣旨。すでに2月からJHMとの共催で行われてきたTrainingを含め年間10回を超える基礎講座とHands Onの実技・実習が予定されている。こうした新たな美容医療をめざし舵をきったJAASの活動を通じて、何よりも美容医療界の社会的な信頼性、認知をさらに高めながら、クライアント需要をアップさせていくという。
JAAS活動の基本となるコンセプトは、ビギナーから現役の美容医療専門医まで新旧の施術を習熟し、また歯科口腔や美容歯科にも新たなスキルを磨く講座も設けて、「医科、歯科連携のチームドクター・プロゲクト」として、クライアントの需要を高めていく。そして、侵襲性、非侵襲性ともにその基礎とトレーニングを学びながら、スキルを継続的に経時敵に比較検討しながら、Memberひとり一人がオリジナリティをもつ治療術を研鑚していくことが目的となる。こうした活動を通じて、受診者に対してより高い技術と治療効果を提供して、一方で限りなく安全な抗加齢美容術、質の高いアメニティ(医療サービス)を提案できるという。
この会では、点滴、オゾンクレンジング、サプリメント療法、メディカルコスメ、美容機器による美容皮膚診療など内科的な分野にも美容外科としての適用が可能として、その理論や技術啓蒙もはかる。
さらに、クリニックへと実用段階に入る幹細胞、GFセラピー、遺伝子美容皮膚再生などの再生医療、さらには新旧のフィラー術などにも焦点をあて会員同士の症例報告も積極的に行なっていく。
「美容医療マーケットはもはや、国を超えグローバルな時代に突入している。だからこそ、アジアや世界の専門医と連携して啓蒙し特には競い合いながら、国際競争力を共につけていかなければなりません」(JAAS設立準備委員ら)
こうした中発足記念のスタートとなる、5月8日(土)、9日(日)の両日、東京秋葉原のUDXカンファレンスホール、そして隣接のUDXヒラハタクリニック2会場を使い、第1回JAAS東京LiveForumが開催される。当日は、日本、韓国、中国、アメリカから美容外科のスペシャリストを招き、1日目「美容再生術」、2日目「アンチエイジング美容外科」をテーマに、午前の部で施術法、症例を学び、午後の部でライブを観察することになる。
LiveSurgeryやLiveTherapyの進行は、クリニックのオペ室に、撮影クルーがはいり、同時2元中継で、カンファレンス会場に生の映像を送ることになる。オペ指導医と参加者との双方向の質疑応答にも応える準備を事務局では進めている。
1日目「美容再生」には、「美容再生とGFセラピー」(クール美容皮膚科クリニック・中間 健MD)、「遺伝子美容皮膚・毛髪再生術」(UDXヒラハタクリニック・平畑 徹幸MD)、「新たなPRP注入と美容再生プラズマセラピー」(銀座いけだクリニック・池田 欣生MD)、「歯科口腔におけるヒアルロン酸注入・噛筋への高周波治療によるV Shape法」(韓国医師)、「肌質の若返りと皮膚再生術・繊維芽&PRP導入術」が、講義とLiveTherapyとして組まれている。
2日目「アンチエイジング外科」には、「驚異のリフティング・ミラクルリフト術」、「切開法によるリフティング」(中国大連大・王 志軍MD)、「下眼瞼脱脂術」(韓国MyoungOculoplasty・Choi C Woong MD)、「上眼瞼下垂形成」(銀座CUVOクリニック・久保 隆之MD)、「頚部除皺術ネック・リフティング」(アメリカハワイ・アロハプラスティック・サージェリー A.Pasquale MD)の症例発表とライブが準備される。
◎詳しい参加申込は、公式サイトもしくは、差込チラシにて。また、JAAS会員への入会・登録も、URLか差込チラシにて申込可能。
*JSCAM日本臨床抗老化医学会会員については、入会金免除と、東京LiveForumの特別参加費枠の特典が設けられている。
(JHM92号より)