裸眼視力が過去最悪に
[ 2010/3/10 ]
08年度の学校保健統計調査(文部科学省)によれば、裸眼視力1.0未満の子どもが過去最悪となったことが明らかになった。背景には長時間のTVやパソコン、ゲーム機などによる生活習慣が要因といわれ、こうした視力低下が学力の低下にもつながっていると警鐘が鳴らされている。そして「小さい頃からの安易なメガネ、コンタクトの使用が視力低下に拍車をかける」として矯正法ではない眼のストレッチ(予防)が改めて認識されはじめている。とりわけ眼科を中心としたアンチエイジングクリニックで、生活習慣の見直しを指導しながら予防術としての視力回復法に力をいれるクリニックが増えてきた。
統計値によれば、1.0未満の割合が幼稚園児で28.9%、小学生29.9%、中学生52.6%、高校生では実に58%と3人に二人が視力低下を招いているという深刻な事態だ。
「小さい頃からの安易なメガネ、コンタクトの使用が視力低下に拍車をかける」と警鐘を鳴らし続けてきたのは眼科医・古澤 昇MD。
同医師、こうした視力矯正法は〃目のサボタージュ〃といって憚らない。水晶体というレンズの厚みを、毛様体、眼筋(眼球運動を支配する6つの筋肉)の7つの筋肉が共同作業によって目のピントをあわせている(図1、図2参照)のだという。つまり、この眼筋のストレッチをすることこそ、視力を回復させる早道であると指摘する。
こうした中、一昨年TV東京「トレンドたまご」で放映された視力回復装置の超音波治療器「フタワソニック」(フタワ・健康改善研究所発売・医療機器)が注目され、レーシックやオルソケラトロジーなど屈折の矯正から視力をあげる眼科治療が隆盛のなか、超音波によって眼の細胞組織に刺激を与え自己回復機能を高めて視力の改善そして予防的な効果をもたせるこの装置に、改めて医療からの関心が高まっている。
なかでも放映された眼科医・田井千津子医師(小児・心療内科と共に眼科診療を行なう)の症例が、眼科医の関心を呼んだ。
受診に来る小学生や主婦そして老年の婦人に対して予防的な眼科治療を好んで行なってきた同医師ではあるが、その一つに同機を導入していた。診療に訪れる小学生に治療器をあててもらい、週1回の通院で2か月を待たずに視力が回復している。右0・3左0・4が1ヶ月半で両眼1・2にアップした小学5年生や、通院3回目で右視力が0・5から1.0に回復した小学3年生など、とくに10代の若いこどもに改善症例が多い。
田井医師によれば、近視に向う兆候のひとつが毛様体の筋肉の緊張からだとして、その筋肉の緊張をほぐし血流を良くすることが、調整緊張(仮性近視)を治す方法なのだという。そこに、この超音波治療器の活用の道があった、とインタビュアーに答えていた。
治療器を発売するフタワでは、かといって現代の眼科治療を否定しているわけではない。
「若いうちから少しでも視力を回復させ維持しておけば、レーシックで角膜を削る負担が少なくなるし、高齢者が白内障を施術する時期をできるだけ遅くさせることにもつながります」
【フタワソニック】
レーシックやオルソケラトロジーなど、屈折の矯正から視力をあげる眼科治療が隆盛のなか、超音波によって眼の細胞組織に刺激を与え自己回復機能を高めて視力の改善そして予防的な効果をもたせるこの装置「フタワソニック」に改めて医療からの関心が高まっている。
昭和37年の医療機器の認可以来改良、進化してきたが、平成19年10月23日に厚労省・医療機器の認可番号(21900BZX00932000)20を取得、20年ぶりにフルモデルテェンジした同機は40年の歴史を持ち、40万台以上の販売実績がある。40年前に著明な眼科専門医と研究グループによって開発され、現在に至るまで1件も不良性副作用・障害などが起こっていない安全性のある医療機器でもある。
多くの臨床結果が寄せられており、特に後天性の近視の回復や抑制、さらに眼精疲労について顕著な効果が報告されている。29種もの眼病に対しての治療効果も認められているほど、近視になって2年未満で71.1%、5年未満で58.9%の改善率を示した臨床データもある。
今回のフルモデルテェンジでは、とくに軽量化を実現。それにより子供でも持ちやすくなり、デザインも一新した。またこれまで乾電池の電圧値によって出力が減衰してしまうというケースがあったが、乾電池とACアダプターの2電源が使用できるようになり、安定した出力(眼に有効とされる12KHz)の超音波が出続けることになった。
使用方法は簡単かつ短時間であり、閉じた瞼に10分ほど機器を当てるだけ。たった10分と思われるだろうが、縦波振動の微弱な超音波が1秒間に24,000回も振動することで、眼の深層部までマイクロマッサージが行われ、眼のコリがほぐれ、視力が2〜5段階回復する。
マイクロマッサージが行われることで、毛細血管を拡張して眼球の血流が促され、リンパ球や房水などの産生力を高めて目の圧力を正常に保ち、目の新陳代謝を活発にし、目の緊張やコリをほぐし水晶体の調節力を回復させる作用なのだという。
(JHM91号より)
統計値によれば、1.0未満の割合が幼稚園児で28.9%、小学生29.9%、中学生52.6%、高校生では実に58%と3人に二人が視力低下を招いているという深刻な事態だ。
「小さい頃からの安易なメガネ、コンタクトの使用が視力低下に拍車をかける」と警鐘を鳴らし続けてきたのは眼科医・古澤 昇MD。
同医師、こうした視力矯正法は〃目のサボタージュ〃といって憚らない。水晶体というレンズの厚みを、毛様体、眼筋(眼球運動を支配する6つの筋肉)の7つの筋肉が共同作業によって目のピントをあわせている(図1、図2参照)のだという。つまり、この眼筋のストレッチをすることこそ、視力を回復させる早道であると指摘する。
こうした中、一昨年TV東京「トレンドたまご」で放映された視力回復装置の超音波治療器「フタワソニック」(フタワ・健康改善研究所発売・医療機器)が注目され、レーシックやオルソケラトロジーなど屈折の矯正から視力をあげる眼科治療が隆盛のなか、超音波によって眼の細胞組織に刺激を与え自己回復機能を高めて視力の改善そして予防的な効果をもたせるこの装置に、改めて医療からの関心が高まっている。
なかでも放映された眼科医・田井千津子医師(小児・心療内科と共に眼科診療を行なう)の症例が、眼科医の関心を呼んだ。
受診に来る小学生や主婦そして老年の婦人に対して予防的な眼科治療を好んで行なってきた同医師ではあるが、その一つに同機を導入していた。診療に訪れる小学生に治療器をあててもらい、週1回の通院で2か月を待たずに視力が回復している。右0・3左0・4が1ヶ月半で両眼1・2にアップした小学5年生や、通院3回目で右視力が0・5から1.0に回復した小学3年生など、とくに10代の若いこどもに改善症例が多い。
田井医師によれば、近視に向う兆候のひとつが毛様体の筋肉の緊張からだとして、その筋肉の緊張をほぐし血流を良くすることが、調整緊張(仮性近視)を治す方法なのだという。そこに、この超音波治療器の活用の道があった、とインタビュアーに答えていた。
治療器を発売するフタワでは、かといって現代の眼科治療を否定しているわけではない。
「若いうちから少しでも視力を回復させ維持しておけば、レーシックで角膜を削る負担が少なくなるし、高齢者が白内障を施術する時期をできるだけ遅くさせることにもつながります」
【フタワソニック】
レーシックやオルソケラトロジーなど、屈折の矯正から視力をあげる眼科治療が隆盛のなか、超音波によって眼の細胞組織に刺激を与え自己回復機能を高めて視力の改善そして予防的な効果をもたせるこの装置「フタワソニック」に改めて医療からの関心が高まっている。
昭和37年の医療機器の認可以来改良、進化してきたが、平成19年10月23日に厚労省・医療機器の認可番号(21900BZX00932000)20を取得、20年ぶりにフルモデルテェンジした同機は40年の歴史を持ち、40万台以上の販売実績がある。40年前に著明な眼科専門医と研究グループによって開発され、現在に至るまで1件も不良性副作用・障害などが起こっていない安全性のある医療機器でもある。
多くの臨床結果が寄せられており、特に後天性の近視の回復や抑制、さらに眼精疲労について顕著な効果が報告されている。29種もの眼病に対しての治療効果も認められているほど、近視になって2年未満で71.1%、5年未満で58.9%の改善率を示した臨床データもある。
今回のフルモデルテェンジでは、とくに軽量化を実現。それにより子供でも持ちやすくなり、デザインも一新した。またこれまで乾電池の電圧値によって出力が減衰してしまうというケースがあったが、乾電池とACアダプターの2電源が使用できるようになり、安定した出力(眼に有効とされる12KHz)の超音波が出続けることになった。
使用方法は簡単かつ短時間であり、閉じた瞼に10分ほど機器を当てるだけ。たった10分と思われるだろうが、縦波振動の微弱な超音波が1秒間に24,000回も振動することで、眼の深層部までマイクロマッサージが行われ、眼のコリがほぐれ、視力が2〜5段階回復する。
マイクロマッサージが行われることで、毛細血管を拡張して眼球の血流が促され、リンパ球や房水などの産生力を高めて目の圧力を正常に保ち、目の新陳代謝を活発にし、目の緊張やコリをほぐし水晶体の調節力を回復させる作用なのだという。
(JHM91号より)