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話題呼ぶ美容マシン メディカルエステに提案 [JHM]

[ 2009/12/25 ]

「アンチエイジング歯科診療」の講習会で、メディカルエステ開設の必要性を強調しながら、「STAR LIGHT Pro」を紹介する松山MD

ここ数回のJSCAM日本臨床抗老化医学会の講習会で話題を集めている機器がある。アーティスティックの『Explode-Lipo』と『STAR LIGHT Pro』だ。前者はキャビテーションとRFの複合機、後者はマルチに使えるインテンス・パルス・ライトだ。これらの機器が、なぜ医師の注目を集めるのか?それは医療現場の声を製品に徹底的に反映しているからだ。



「Explode-Lipo」で施術した症例。向かって左脇腹の変化が明らかだ


キャビテーションは、これからの美容医療のトレンドとなることは間違いない。改めて説明すると、キャビテーションとは、本来は流体力学で用いられる用語で、「液体の流れの中で圧力が変化することで、発生する気泡が物体を破壊してしまう現象」。スクリューやポンプなどが破壊される原因の一つとして知られている。

それを応用し、超音波で脂肪細胞内の水分を共鳴させ、その力で脂肪細胞を物理的に破壊してしまおうという施術だ。

アンチエイジング医療よりも、美容外科医療での注目が高い技術といえる。それは、キャビテーションが、脂肪吸引の代替法として、部分痩身に活用されているからだ。

しかし、その施術方法は非常に簡単で、痩せたい部分に塗ったジェル上に、プローブを滑らせるだけ。特別な動かし方などは必要ない。
それで痩せるのか?と疑問を持つ読者も多いと思うが、写真を見て欲しい。この写真は、JSCAM日本臨床抗老化医学会の群馬県前橋の松山医院で行われた現地派遣研修会で『Explode-Lipo』のデモンストレーションを行ったときのものだが、向かって左側の腹部のみを施術している。明らかにその部分のみが、凹んでいるのだが、紙面で確認できるだろうか?

写真の男性は、当日計った体脂肪率が13%であり、女性よりも内臓脂肪の割合が高い上に、痩せ型の男性で、目に見える結果が出ていることは、この機器の機能の証明と言えるのではないだろうか?

また、キャビテーションは、超音波を用いているため、施術を受けている本人のみが、体内反響で非常にうるさい思いをする。それが返って施術を受ける者にとっては、結果を期待させる効果を生んでいる。

『Explode-Lipo』には、このキャビテーションに加えて、RF(ラジオ波)の機能が付加されている。RFは既にご存知だと思うが、内部を加温する機能を持っている。RFは脂肪細胞の温度を上昇させることで、内部の脂肪をやわらかくし、キャビテーションの効果(内部に渦を作り、脂肪を破壊しやすくする)を向上させる。
また、破壊された脂肪細胞からは、中性脂肪が細胞外へと放出される。その中性脂肪は、そのままにしておけば、また体脂肪となってしまうが、RFによって代謝を高め、遊離した中性脂肪を燃焼させてしまおうというのが、『Explode-Lipo』のコンセプトだ。写真を見る限りでは、このコンセプトは的確に効果を出していると言えるのではないだろうか?

こうしたコンセプトや細かい設定の操作面でのユーザーインターフェイスについては、JSCAM理事長の松山淳MDが、全面的に協力している。そこに設置されていた『Explode-Lipo』の試作機によるデモの結果が、この写真である。

一方で『STAR LIGHT Pro』は、光療法機いわゆるインテンス・パルス・ライトだが、これにも松山MDの意見が、取り入れられている。

通常、こうした機器は、美白や脱毛、赤ら顔やニキビ、フェイシャルの全体的なアンチエイジング効果のために用いられるが、一台の機械でこれらの機能を使うためには、高価なハンドピースを付け替えなければならなかった。『STAR LIGHT Pro』は、ハンドピースの交換ではなく、その内部にあるフィルターを交換することで、光の波長を調整し、美白・脱毛・赤ら顔・バスト&ヒップUP・ニキビ・アンチエイジングなどに使用できるように設計されている。目的ごとにハンドピースをそろえる必要がないのだ。

こうした使い勝手の部分は松山MDのアドバイスによるものだという。通常のハンドピースを交換する機器でも、内部の違いはフィルターのみ、ということは少なくない。しかし、機械メーカーの立場であれば、ハンドピースごと交換したほうが、設計が楽で、部品点数も少なくコストを抑えることが出来る。それに対して、使用者としての松山MDの意見を取り入れることで、『STAR LIGHT Pro』は他にはない特徴を手に入れた。

もう一つの大きな特徴は、照射面積の広さだ。ワキの脱毛であれば、3ショットで済むほどの大きなスポットサイズになっている。加えてこちらにもRFの機能が付加されているため、施術は非常に効率的に行うことが出来る。
『STAR LIGHT Pro』も先日行われたJSCAM日本臨床抗老化医学会の「アンチエイジング歯科」講習会で、デンタルエステへの活用のひとつとして紹介され、医療従事者の前でデモンストレーションが行われ、会場ではテスターを希望する参加者もあり、多くの注目を集めていた。




(JHM89号より)
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