JAASアカデミー
TEL
お問い合わせ
一般社団法人 JAAS日本アンチエイジング外科学会

JAASアカデミー

一般社団法人 JAAS日本アンチエイジング外科学会

TEL

お問い合わせ

100クリニックが導入ブレインサプリ [JHM]

[ 2009/7/13 ]
アルツハイマー型認知症にアリセプトと併用で



現在、東海地方を中心に100箇所以上のクリニックで活用され、月に2500箱以上が、活用されるサプリメントがある。しかも、驚くべきことに、このサプリメントが用いられているのは、通常医療や介護の現場で、対処が難しいとされる認知症に対してなのである。その驚くべきサプリメントと、認知症治療の問題点について、探ってみる。


介護の現場において、施設介護、在宅介護を問わず、介護者を疲弊させている認知症。介護施設の中には認知症患者の受け入れを拒否する例もあり、介護難民を生む原因ともなっている。
認知症治療の難しさは、認知症を適応症とする医薬品の少なさにある。よく知られた医薬品にアリセプトがある。このアリセプトは、症状に対応して、用量設定をきめ細かく行えば、アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症に有効であるのは間違いないが、一般にその用量設定の難しさが知られていない。
それに加え、抑制系や興奮系の医薬品を組み合わせることで、認知症治療は効果を挙げるが、使用される医薬品が適用外のものも多く、それが治療の難しさを助長している。
そのような認知症治療の現場で、多数の認知症患者をフォローしつつ、年間800人の新患を受け入れている、治療認知症の第一人者が愛知県にいる。名古屋フォレストクリニック院長 河野 和彦MDだ。日本で最もアルツハイマー型認知症を診ている医師といっても過言ではない。河野MDが認知症治療において、絶賛し治療の補助として信頼を置くサプリメントがある。『New フェルガード』と『フェルガード100M』(以下2つともフェルガードと呼ぶ)というサプリメントだ。
このサプリメントを説明する前に、河野MDの経歴を簡単に紹介する。河野MDは昭和59年近畿大医学部を卒業した後、名古屋大医学部大学院博士課程を修了した後、名古屋大学、海南病院、中京クリニカル、ウェルネス医療クリニック、共和病院、湾岸さくら医院、高村メディカルクリニックの7箇所の病院で認知症外来を新規開設してきた。日本老年医学会指導医や日本老年精神医学会指導医などの資格を持つ、認知症治療のスペシャリストだ。
その河野MDをして、『認知症治療の大きな武器』と言わしめ、場合によっては薬剤よりも優先順位が上であると絶賛する、『フェルガード』とはどのようなサプリメントなのか?
『フェルガード』は米ぬかに含まれるフェルラ酸とハーブであるガーデンアンゼリカを成分とするサプリメント。フェルラ酸はアミロイドβを凝集させない作用があり、ガーデンアンゼリカにはニューロンの新生作用がある。フェルラ酸は、日本国内で開発された素材であり、ガーデンアンゼリカは、欧州で古くから使用されるハーブ。
この2つの素材を混合処方したものが、韓国で『ANM176』として、認知症に用いられるサプリメントとして開発された。この『ANM176』に注目した河野MDら9名の医師は、それぞれの施設でアルツハイマー型認知症患者に対して、9ヶ月投与した結果を昨年、老年医学(Geriatric Medicine Vol.46 No.12:1511〜1519)に発表した。
この発表は対象の患者数143名という規模、9箇所という実施施設数など、サプリメントとして、類を見ない規模で行われた研究といえる。その中で『ANM176』は、ADAS-JcogやMMSEなど、認知症を診断するメディカルスコアによる有意な改善を示している。二重盲検では無いが、見過ごせない効果が、9名の認知症治療の専門家によって見出されている。


月に2500〜3000箱がクリニックで活用

この研究をきっかけに先述した河野MDは、治療の補助として『ANM176』を積極的に活用、その後、韓国の『ANM176』から、同様の処方で同等の効果と考えられる『フェルガード』やアリセプトとその他の医薬品を症状によって組み合わせることで、目覚しいし治療成績を上げてきた。
この治療方法は、河野MDによって『コウノメソッド』としてまとめられ、医薬品の細かい用量設定や『フェルガード』の活用方法、家族へのインフォームドコンセントの方法まで、きめ細かくまとめられている。
この認知症治療のバイブルともいえる『コウノメソッド』は、認知症治療に悩む多くの医師の福音となって、河野MDが診療を行う、東海地方を中心に急速に普及している。それに対応する形で『コウノメソッド』には無くてはならないサプリメントである『フェルガード』も急速に広まり、先述した、100施設、月間2500箱以上という普及を、医療機関のみで成し遂げている。
『コウノメソッド』については、実際に見ていただきたいので、ここで内容の紹介は避けるが、ポイントの一つとしては、アリセプトの用量設定とそれに対応する興奮に対して、段階的に『フェルガード』やその他の医薬品を使用していく方法が示されている。
その中で河野MDは、「アリセプトが1年で効果が鈍るのに対し、『フェルガード』は長期飲用で神経細胞死の抑制で奇跡的効果が2年以上でも期待できる。」とまで述べている。



(JHM86号より)
Copyright (C) JAAS ACADEMY. All rights reserved.