エレクトロポレーションによる施術は、装置の性能も重要だが、それ以上に導入される有効成分の機能性が問題となる。レチノイン酸と同様の作用機序で美白を促し、副作用のないフコキサンチンは、美白のための導入成分として、画期的なものだろう。
当然のことながら、『EPエッセンスFX/フコキサンチン』は、ビーティフィックのイーポレーション®シリーズの専用導入液として、同社装置で効率よく真皮層下へ導入させることを前提に開発されており、機器との相性は抜群である。
先述の有用性調査は家庭用イーポレーション®をもちいて、被験者自身が『EPエッセンスFX/フコキサンチン』の導入を行っている。同社のエレクトロポレーション装置には業務用の『イーポレーション®プロフェッショナル』などもあり、これらとの組み合わせでは、適正な施術者が操作することで、今回の試験結果以上の効果も期待できるものと推察できる。
現在流通しているエレクトロポレーション装置や導入液は、海外から輸入されているものが多く、機能性のエビデンスがあっても、海外で取得されたものだ。ビーティフィックの『EPエッセンスFX/フコキサンチン』とイーポレーション®シリーズは、国内開発のハードとソリューションで、医療機関との提携による治験およびエビデンスの取得は、すべて日本で行われている。こうしたことに、まじめに取り組む企業が少ない中、同社の姿勢は稀有といえる。


（jce5号より）