水素水・水素は、昨年大田教授による「水素がヒドロキシラジカルを選択的に消去」という内容がNature Medicineに掲載されたことで、一躍注目が集まり、現在に至っている。

しかし、この論文は動物試験の結果であり、ヒト臨床による水素水・水素の効果というものが確認されたわけではなかった。
弊紙が行った第10回Drアンケートでも、現在医師が重要視するデータは“ヒト臨床”とする声も多いことから、医療現場で用いるためにはヒト臨床が必要不可欠になってきている。


このような状況の中、先日開催された「第26回日本美容皮膚科学会総会・学術大会」では“水素水”の美容効果についてのヒト臨床が発表された。

この水素水とは「中性電解水素水」であり、富山県のセキひふ科クリニック　関　太輔MDと高岳製作所との協同によってヒト臨床が行われた。
同社は中性電解水素水を生成する整水器「ActiveBIO（アクティブ  ビオ）」を開発・販売している。

現在市場にある水素水は大きく分けると3つある。1つはアルミパウチに水素を注入した水。2つ目は金属Mg浸漬型。そして3つ目は電解水素水だ。同社のアクティブ ビオは3つ目の電解水素水にカテゴライズされるが、電解水素水ながら“中性”というところが大きな特徴。

アクティブ ビオは陰陽の電極間を仕切るイオン交換膜を有さない電解室を持つ整水器であり、中性・含有水素濃度最大1.0ppm・酸化還元電位マイナス550mVの中性電解水素水を作成することが出来るのである。



（JHM80号より）