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[JHM] アンチエイジング医療での美容・痩身⑦

[ 2008/8/13 ]
メタボ対応のサプリメント

既存のメタボ健診では、望みが薄い、そこでサプリメントの利用も選択の一つである。
ウエイトロスのサプリメント素材では、その筆頭はL-カルニチンであろう。先述した栗原教授のL-カルニチンについてはロンザジャパンが素材、及び情報提供を行なっている。L-カルニチンは、生活習慣病予防素材であるが、脂質代謝を改善するため、適切な運動と組み合わせることで、ウエイトロス目的でも活用できる。
脂質代謝に関連し、L-カルニチンが作用するために働く酵素CPT-1(カルニチンパルミトイル転移酵素1)に働きかけるといわれているサプリメント素材がある。それが近年、眼科医に広く認知されているアスタキサンチン。日本というよりも海外で、注目が高まっている抗酸化・美容素材だ。
サプリメントだけでなく、化粧品として外用でも用いられ、紫外線酸化による活性酸素(一重項酸素)の消去能に優れており、独特の構造から細胞膜の保護作用も知られている。
このアスタキサンチンの原材料供給メーカーの富士化学工業はドクターサプリ事業部を立ち上げ、現在150を越える医療機関にアスタキサンチンの医療機関向けサプリメント『アスタリール®ACT』を納品している。
眼科において眼精疲労の改善などに用いられているが、アスタキサンチンは先述したようにメタボ対応のサプリメントだ。
脂質の燃焼効率を向上させ、肝臓への脂質の蓄積による、非アルコール性脂肪肝の予防などにも期待がかかっているという。
その他、血圧や血糖、尿中アルブミンの抑制や、抗酸化素材として、8-OHdGの抑制など臨床データは豊富だ。



(JHM75号より)
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