[JHM] アンチエイジングの標準検査となるFMD③
[ 2008/6/22 ]
実はFMDは30年以上もの実績と世界的にもっとも有名な疫学研究のひとつあるフラミンガム研究でも行われている検査指標であるのだが、これまであまりその名を聞くことがなかった。
その理由として、非常に手間がかかり、尚且つやり方が難しかった検査であったためであるが、同機によって手間がかかる・やり方が難しいという問題が解決されたのである。
これまでのFMD検査は、測定精度を担保するためには、米国のFMD計測の標準化案では、100症例以上の計測訓練を受け、年間100症例以上の計測の実地が推奨されるほど計測技量が求められる。検査を行う側からすると非常にハードルが高い検査であった。
しかし、同機は専用機として開発され、計測の多くの部分を自動化することで簡便性を高め先述の煩わしさが解消されたのである。 内皮細胞は敏感であるが故に、食品やサプリメントなどでもレスポンスが出やすいために最近アンチエイジング施設での導入が相次いでいるのである。
同機の導入に伴い、動脈硬化ドックやアンチエイジングドックを始めたクリニックも多いことから、FMDがアンチエイジングドッグの標準設備になる日も近いのではないだろうか。
(JHM74号より)