[JHM] クローズアップ医療⑤
[ 2008/4/5 ]
免疫系
キノコ系を含め、いわゆる免疫系のサプリメントの回答が少ないと思われる読者もいるだろう。しかし、これは回答数が少なくなったのではなく、他素材への回答が増えているということであり、決して減っているわけではない。アンケートにご協力頂いたDr数が回を重ねるごとに増えたため、減少したように見えるのである。事実、古くから免疫など補完代替医療を行っているDrは必ずといってもいいほど、免疫系素材を使用している。過去に行ったDr自身が飲用するサプリメントの第1位がプロポリスであったことは何度かこれまで述べてきたが、プロポリスに関すれば、最近では歯科領域での使用が増えてきている。
他社では例を見ないミセル化抽出プロポリスを扱う日本プロポリスでは、古くから学術データの取得に力を注いできた。
富山医科薬科大との協力により、多くのデータを取得してきた同社のプロポリスは、「プロポリスの研究をすすめる会」の研究材料としても用いられている。
プロポリスといえば、免疫といった効能がすぐに思い浮かぶが、抗菌作用も強く、そのことが先述の歯科領域での使用にも表れているのである。
その他、美容目的であればピーエスの『DAAC-01』などのコラーゲンがアンケート結果を押し上げている。
整形外科や眼科ではグルコサミン(甲陽ケミカルなど)やブルーベリー、ルテインが、婦人科では海岸松樹皮エキス(ピクノジェノールが中心)が定番のサプリメントとなりつつある。こうしたサプリメントは、さらに幅広く活用することが可能なため、今後さらに医療の中でのサプリメントの需要が高まれば、大きく成長する素材といえる。
(JHM 第72号より)