TBS「報道特集」でアンチエイジング特集放映される
「アンチエイジング医療はバランシング、だからトータルでアプローチ」と松山MD主張
日本の社会に深く溶け込んできた「アンチエイジング医療」の行く末は?このような現在の抗老化診療と医療事情を問いかける報道番組が先日放映された。その番組とは毎週日曜に放映されているTBSの「報道特集」であるが、番組を編集するにあたり、同テレビ局内の報道局・番組センターの担当者からは、放映された3ヶ月も前から、数回にわたりJSCAM(日本臨床抗老化医学会)事務局などを通じて、アンチエイジング医療を行なう医師に対しての取材が行なわれ、放映1ヶ月前にはJSCAM理事長である松山 淳MDへの正式なインタビューが行なわれた。これまでテレビでのアンチエイジングの扱いは、バラエティ番組が主であり、一般の視聴者からすると遠い世界の出来事としか思えない番組構成であった。しかし今回放映された「報道特集」では、アンチエイジング医療を受けるクライアント(医療消費者)の視点から“アンチエイジングは美容だけなのか?”という問いかけから始まり、数点の美容医療を紹介。その後、松山MDが主張する「アンチエイジング医療はあくまで積極的予防医学であり、外科的、内科的あるいは精神的な面から人体にアプローチをしながら、総合的にバランシングしていくこと」という考え方を参考に、これからの医療社会におけるアンチエイジング医療の果たす役割を、あくまで真面目に捉える内容となっていた。JSCAMからは松山MDの他に銀座オクトクリニックの伊藤 壱裕MDも出演し、血液にオゾンを送り込み体内へと戻す“血液クレンジング療法”や本紙でも度々紹介したことのある“遺伝子検査”についての解説があり、アンチエイジング医療とはトータルバランシングであるという松山MDの考えを踏まえた内容であった。番組の最後には司会者が「アンチエイジング医療を受ける場合、学会の認定医資格のある医師や、リスクについてもしっかりと明示する医師の下で受診することが望ましい」と明言。松山 淳MDを中心に草の根で啓蒙を行なってきたJSCAMにとって、今回の報道番組は大きな追い風となっていく。
番組最後に「施術を受ける際、学会認定医資格医師や
リスク提示する医師での受診が望ましい」と明言
(JHM 第70号より)