JAASアカデミー再生医療・医療アートメイクライブ講習会
[ 2016/12/1 ]
JAASライブ講習会のリレー講座として第一部「DR北條の再生医療講座」第二部として「DR池田の医療アートメイク術」が開催された。第一部では中央区勝どきにある加工細胞培養施設のセルバンクで講義と現地施設であるCPCを見学した。また第二部では、中央区銀座の東京皮膚科・形成外科に場所を移し、医療アートメイク術の実際を眉毛とアイラインへの施術供覧となった。
「規制があるところにチャンスがある」と強調する北條医師から、そもそもの再生医療のルーツそして法律の背景と運用の現状について概説するところから講義は入った。
「RDクリニック時代から再生医療にいち早く取り組み、特定細胞加工物製造事業者CELLBANKを設立したが、委員会も名だたる国立医大や理研に続いて設立しました」と北条元治医師。 一種、二種、三種の培養細胞製造の事業者認定を受けたCELL BANKではすでに4種の細胞加工・培養(真皮繊維芽細胞、脂肪由来幹細胞、心臓幹細胞など)が稼働し、培養細胞の提供に加え設立した「RDクリニック認定再生医療委員会」では初!の無料申請の代行も含めた一気通貫のサポート体制を確立したと述べた。美容目的の再生医療としては、多血小板血漿(第3種再生医療)、真皮線維芽細胞(第2種)、脂肪由来間葉系細胞(第2種)などが挙げられるが、この中でも特に真皮繊維芽細胞を利用した肌再生術は美容アンチエイジングクリニックを中心に受託件数は軒並み増加しているという。 セルバンク社が行っている真皮繊維芽細胞を用いた美容向けの再生医療は国内外でエビデンスもあるため、信頼性も高い。その拠点である大規模CPC(Cell Processing Central-plant)が講義終了後、参加者に公開(見学通路を通して)された。
「委員会は3か月に1回開催されており、美容目的での申請に関してはほぼおりる」としており、そのための申請書類などすべての手続きを無償でCELLBANKが代行する。
参加した美容皮膚科医からは講座を終えたあと、委託培養を頼むところもあらわれたほどで、真皮線維芽細胞(第2種)や脂肪由来間葉系細胞(第2種)については今後、培養委託する医療施設が増えそうだ。
一方、医療アートメイク術では、講義とライブ供覧でその指導に池田 欣生医師(JAAS理事長)があたった。
「もともと入れ墨の原料で医師以外のもので行われていたが、C型肝炎や感染症などのトラブルが相次ぎ、日本では平成12年6月9日付厚生省健康政策局医事課長通知によりアートメイクは医業に該当するとされた。当院では私自身がアートメイクのディプロマを持ち、開業以来アートメイクを10年以上続けていたが、近年アートメイク業者のみならず輸入業者の逮捕も相次ぎ、アートメイク原料を個人輸入せざるを得なくなった。そのためにアートメイク器具や商材を調べたところ、原料の表記などで嘘を言っていた業者も存在していたことが分かったため、医療関係である我々の間での正しい情報の収集と共有が必要と感じている」として、来年1月正式に日本医療アートメイク学会を立ち上げることを発表した。学会ではカウンセリング、デザイン、麻酔そして専用ニードルと色素(ピグメント)を使った安全で確かなアートメイク美容術、そして医療でしかできないレーザーによるリカバリーなどを学ぶことはもちろん、医師に加え看護師も施術可能としていく活動を推進し、看護師などが短時間で高い美的効果を出せるように施術のコツを披露しながら、より高い労務収益性が確保できる新たな治療メニューに育てていくことも約束した。
ライブ供覧では、眉毛とアイラインへのアートメイク術が行われた。
●日本医療アートメイク学会の第1回セミナーは2017年1月29日(日)に開催される。
●北條医師による第2回目の再生医療講座は、2017年の早い時期に、今度は場所を銀座のRDクリニックに移して、あらかじめ培養した真皮繊維芽細胞を皮膚に注入するライブ講習会として開催することになる。
「規制があるところにチャンスがある」と強調する北條医師から、そもそもの再生医療のルーツそして法律の背景と運用の現状について概説するところから講義は入った。
「RDクリニック時代から再生医療にいち早く取り組み、特定細胞加工物製造事業者CELLBANKを設立したが、委員会も名だたる国立医大や理研に続いて設立しました」と北条元治医師。 一種、二種、三種の培養細胞製造の事業者認定を受けたCELL BANKではすでに4種の細胞加工・培養(真皮繊維芽細胞、脂肪由来幹細胞、心臓幹細胞など)が稼働し、培養細胞の提供に加え設立した「RDクリニック認定再生医療委員会」では初!の無料申請の代行も含めた一気通貫のサポート体制を確立したと述べた。美容目的の再生医療としては、多血小板血漿(第3種再生医療)、真皮線維芽細胞(第2種)、脂肪由来間葉系細胞(第2種)などが挙げられるが、この中でも特に真皮繊維芽細胞を利用した肌再生術は美容アンチエイジングクリニックを中心に受託件数は軒並み増加しているという。 セルバンク社が行っている真皮繊維芽細胞を用いた美容向けの再生医療は国内外でエビデンスもあるため、信頼性も高い。その拠点である大規模CPC(Cell Processing Central-plant)が講義終了後、参加者に公開(見学通路を通して)された。
「委員会は3か月に1回開催されており、美容目的での申請に関してはほぼおりる」としており、そのための申請書類などすべての手続きを無償でCELLBANKが代行する。
参加した美容皮膚科医からは講座を終えたあと、委託培養を頼むところもあらわれたほどで、真皮線維芽細胞(第2種)や脂肪由来間葉系細胞(第2種)については今後、培養委託する医療施設が増えそうだ。
一方、医療アートメイク術では、講義とライブ供覧でその指導に池田 欣生医師(JAAS理事長)があたった。
「もともと入れ墨の原料で医師以外のもので行われていたが、C型肝炎や感染症などのトラブルが相次ぎ、日本では平成12年6月9日付厚生省健康政策局医事課長通知によりアートメイクは医業に該当するとされた。当院では私自身がアートメイクのディプロマを持ち、開業以来アートメイクを10年以上続けていたが、近年アートメイク業者のみならず輸入業者の逮捕も相次ぎ、アートメイク原料を個人輸入せざるを得なくなった。そのためにアートメイク器具や商材を調べたところ、原料の表記などで嘘を言っていた業者も存在していたことが分かったため、医療関係である我々の間での正しい情報の収集と共有が必要と感じている」として、来年1月正式に日本医療アートメイク学会を立ち上げることを発表した。学会ではカウンセリング、デザイン、麻酔そして専用ニードルと色素(ピグメント)を使った安全で確かなアートメイク美容術、そして医療でしかできないレーザーによるリカバリーなどを学ぶことはもちろん、医師に加え看護師も施術可能としていく活動を推進し、看護師などが短時間で高い美的効果を出せるように施術のコツを披露しながら、より高い労務収益性が確保できる新たな治療メニューに育てていくことも約束した。
ライブ供覧では、眉毛とアイラインへのアートメイク術が行われた。
●日本医療アートメイク学会の第1回セミナーは2017年1月29日(日)に開催される。
●北條医師による第2回目の再生医療講座は、2017年の早い時期に、今度は場所を銀座のRDクリニックに移して、あらかじめ培養した真皮繊維芽細胞を皮膚に注入するライブ講習会として開催することになる。