JAASアカデミー第6期山本美容整形塾 第2回 下眼瞼形成術ライブ講習会
[ 2016/8/1 ]
JAASアカデミーで好評を得て続けてきた「山本美容整形塾」の6期目第2回が先ごろ開催された。「下眼瞼形成ライブ講習会」としてハムラ法、経結膜脱脂が伝授された。2回目も「派閥」「学閥」にこだわることなく第一線の複数の講師、ゲストを迎え特別講師に聖心美容クリニックの前多 一彦医師、ゲストに佐藤 英明医師(北里大美容外科)、末武 信宏医師(さかえクリニック)、酒井 直彦医師(銀座S美容・形成クリニック)そして池田 欣生医師(JAAS理事長)が顔を揃えた。また午前講義編での「症例検討会」に続き、午後のライブ会場でも特別コメンテーターとして井上 愛朗弁護士居合わせながら、ケーススタディで取り上げられた症例に対しての患者クレームの対処法や医療訴訟を回避するための説明、同意書のあり方が投げかけられた。参加者は第1回同様、定員枠を優に超え講師、ゲストを加えて30名近くを数えた。いつものように手術室に設置した2台のモニターが用意され、直視組と接写の映像を供覧するグループに分かれながらライブ進行を交互に観察した。
下眼瞼の手術は、『ハムラ法』の出現により大きな転換期を迎えた。これまで、一般的に行われてきた脂肪切除から脂肪移動術に目が向けられるようになったためだ。 また、PRPに代表される非外科的な手技と相まって治療法の根本的な考え方にも変化がみられるようになってきた。こうした変遷の中で、系統的に学習する機会が少なく、“苦手意識”を持った先生方も少なくないのではないだろうか。
今回の講習会では、現実的な治療現場としての考え方を聖心美容クリニック札幌院院長の前多 一彦先生にご講義していただき、それを元に一線で活躍している様々な先生方からお話を聞くという『実践的』なプログラム構成となった。
また、医療訴訟が急増している現場で、『守りの姿勢』をどう考えるのかを、さかえクリニック院長の末武 信宏先生にご講義していただきながら、森・濱田・松本法律事務所の井上 愛朗弁護士からコメントを頂くというもう一つの『実践的』な柱に支えられた構成となったことも他に類を見ない内容となった。
午前講義の中では、実践的な内容に終始検討が行われ、活気を呈していたが、前多医師の+αな考え方や、末武先生の現実的な診療方法や診療録の記載方法、承諾書の文面での注意点には熱心に耳を傾けている先生方が非常に印象的だった(詳しい内容は講習会の性格上控えさせていただく)。
昼食をはさんだ後、ライブ会場となった山本クリニックでは3症例を供覧した。ハムラ法の皮膚切開、眼輪筋の切開場所等通常では耳にすることがないような内容は、明日からの診療に役立ったのではないだろうか。また、山本医師が手術中にも様々なゲストとして招聘した佐藤医師、池田医師、末武医師、酒井医師らに質問をしながら進行したことは、参加者にとっても大きな財産になったに違いない。
特に眼輪筋付着部の剥離の仕方、下眼窩脂肪の移動方法には、注目が集まっていた。さらに、若年者向けの手術として、『経結膜脱脂術』は、“手術時間が短く”“容易に”行えるため、講習会でスターしてしまえば、翌日から実践可能な内容であるだけに、初心者が陥るピットホールの説明を解剖解説とともに丁寧に進行したのは、山本塾ならではのものではないだろうか。 また、手術では助手の希望者を募り手術に参加するという方針は、今回も変わりがなかった。2症例目の経結膜脱脂肪術では、参加者にメスを握らせるシーンもあり、他に類を見ないこの会の特徴が今回も十分に発揮されていた。
毎回の事であるが、講義、昼食、手術中、いかなる時も常に参加者間の意見交換が行われ、参加している先生方が非常にリラックスし、楽しんでいるかの如く見える様子も健在だった。 さらに、講習会終了後の懇親会は、多数の先生方のご参加により、盛り上がりを見せ、『サークル的な楽しさ』を味わいつつ『交流関係を広げる』という学会等とは一味違う会の終了に満足出来た一日であった。
下眼瞼の手術は、『ハムラ法』の出現により大きな転換期を迎えた。これまで、一般的に行われてきた脂肪切除から脂肪移動術に目が向けられるようになったためだ。 また、PRPに代表される非外科的な手技と相まって治療法の根本的な考え方にも変化がみられるようになってきた。こうした変遷の中で、系統的に学習する機会が少なく、“苦手意識”を持った先生方も少なくないのではないだろうか。
今回の講習会では、現実的な治療現場としての考え方を聖心美容クリニック札幌院院長の前多 一彦先生にご講義していただき、それを元に一線で活躍している様々な先生方からお話を聞くという『実践的』なプログラム構成となった。
また、医療訴訟が急増している現場で、『守りの姿勢』をどう考えるのかを、さかえクリニック院長の末武 信宏先生にご講義していただきながら、森・濱田・松本法律事務所の井上 愛朗弁護士からコメントを頂くというもう一つの『実践的』な柱に支えられた構成となったことも他に類を見ない内容となった。
午前講義の中では、実践的な内容に終始検討が行われ、活気を呈していたが、前多医師の+αな考え方や、末武先生の現実的な診療方法や診療録の記載方法、承諾書の文面での注意点には熱心に耳を傾けている先生方が非常に印象的だった(詳しい内容は講習会の性格上控えさせていただく)。
昼食をはさんだ後、ライブ会場となった山本クリニックでは3症例を供覧した。ハムラ法の皮膚切開、眼輪筋の切開場所等通常では耳にすることがないような内容は、明日からの診療に役立ったのではないだろうか。また、山本医師が手術中にも様々なゲストとして招聘した佐藤医師、池田医師、末武医師、酒井医師らに質問をしながら進行したことは、参加者にとっても大きな財産になったに違いない。
特に眼輪筋付着部の剥離の仕方、下眼窩脂肪の移動方法には、注目が集まっていた。さらに、若年者向けの手術として、『経結膜脱脂術』は、“手術時間が短く”“容易に”行えるため、講習会でスターしてしまえば、翌日から実践可能な内容であるだけに、初心者が陥るピットホールの説明を解剖解説とともに丁寧に進行したのは、山本塾ならではのものではないだろうか。 また、手術では助手の希望者を募り手術に参加するという方針は、今回も変わりがなかった。2症例目の経結膜脱脂肪術では、参加者にメスを握らせるシーンもあり、他に類を見ないこの会の特徴が今回も十分に発揮されていた。
毎回の事であるが、講義、昼食、手術中、いかなる時も常に参加者間の意見交換が行われ、参加している先生方が非常にリラックスし、楽しんでいるかの如く見える様子も健在だった。 さらに、講習会終了後の懇親会は、多数の先生方のご参加により、盛り上がりを見せ、『サークル的な楽しさ』を味わいつつ『交流関係を広げる』という学会等とは一味違う会の終了に満足出来た一日であった。