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一般社団法人 JAAS日本アンチエイジング外科学会

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岩崎アンチエイジングクリニック岩崎 浩茂MD

[ 2007/8/16 ]
8年前、抗老化診療に興味、いち早くアンチエイジングを修学、実践へ
 
内科・外科両面の診療を、゛得意技゛は「頭のアンチエイジング治療」
 
数少ない、FUT式植毛術の名医
 
薬学より転身、漢方・サプリ学に精通する
 
 
東京・町田市の玉川学園前。瀟洒な住宅街に囲まれた一角に、岩崎アンチエイジングクリニック(以下、岩崎AACと称す)はある。今でこそ駅前(小田急線・多摩川学園前駅)の幹線通り沿いにはクリニックが林立するが、およそ20年前、ここ岩崎AACは数少ない整形外科医院として貴重な玉川住民のクリニックだったという。
08年いよいよメタボリックSの健診事業が本格化する中で、医療機関の役割はますます高まることが予想されるが、すでに岩崎AACでは運動療法・指導指導に加え、早くからサプリメント外来を設けて、こうしたメタボリックS対策に真正面から取り組みだしている。
「開業した23年前すでに、メディカルチェックを併設したスポーツ療法の窓口を整形外科医院として設置しました。しかし時代が早すぎたのかその後、この窓口はほとんど稼動していませんでした。20年の時を経て、メタボリックSへの関心が高まったことから、再稼動の準備を始めたところです」(岩崎院長)
院長、東京都医師会の糖尿病予防推進医でもあることから、メタボ対策を運動・食事両面からのアプローチを行っていきたい、としている。
とはいえ、もともとが整形外科・外科医が専門のため、来院する患者の多くが子供から大人まで一般診療でしめる。
しかし、院長の思いは「治療よりも予防」がこれからの医療にとっては重要として、とりわけ積極的予防医学を標ぼうする抗老化医療をこれからの診療の柱にしていきたいという。実はこうした診療スタンスが05年に、岩崎整形外科・外科医院から現在の名称に変更させている。
もともと新たな医療を意欲的に吸収していく、チャンレンジ精神旺盛な岩崎DR。アンチエイジング医療を8年前の09年に、とあるメディアが発信するアメリカの最新医療情報から興味をもち日本で発足した研究会に入会する。その後、より実践的な抗老化診療を学びたい、として発足間もない日本臨床抗老化医学会(JSCAM)に参加、認定医制度がスタートして数少ない認定医資格者が生まれた時期の認定医のひとりとなった。
クリニックで行うアンチエイジング診療は、内科的診療、美容外科・皮膚、自毛植毛などの育毛・発毛部門など。
 内科的アンチエイジングではホルモンセラピー、デトックス、サプリメント外来、プラセンタ注射・にんにく注射などを行う。デトックス・ホルモンセラピー・サプリメント&漢方療法は三位一体での診療を施すことが少なくないという。
 処置前後での一般血液検査、老化度判定ドック、毛髪ミネラル検査そしてホルモンバランスチェックなどを行った上で、経口によるデトック療法とHGHを中心とした天然型ホルモン補充、さらには食事療法とサプリメント療法を併用して、オーダーメイドの診療を心がけている。
実は院長、もともと薬学部を卒業して一時、薬剤師として職に就いた後、医学部に入学。医師への道を歩みだしたユニークな経歴をもつことから、漢方やサプリメントの基礎知識・応用学には造詣が深い。クリニックでは、ドクターユースのサプリメントを院長自らがチョイスして患者に処方しているようだ。
「若返り」術にはもちろん美容外科診療は欠かせない。岩崎AACでも整形外科医としての経験を生かし、二重、まぶたの脂肪とり、眼下のたるみ・脂肪とり、シミ・ホクロ・しわ・クスミとりなどを行う。
とりわけ、院長の゛得意技゛ともいうべき治療が、「髪のアンチエイジング」である。
AGA治療など育毛剤、内服薬を処方した「育毛外来」も行うが、ここ数年スキルアップをめざして医学会での実技講習を重ねてきたのが、FUT式自毛植毛のテクニックである。Choi式(韓国・choi医師開発)と違って、まだこの植毛法を実践できる医師はそう多くはない。
「日本ではまだ馴染みのない植毛法ですが、アメリカではすでに一般的な植毛術です。国際毛髪外科学会で早くから注目されていたFUT式に興味をもち、アメリカに飛んで、その革新的なスキルに魅了されたんです」
ここでも、院長の時代を先取りするチャレンジ精神を垣間見ることができる。
FUT(Folliculer unit Transplantation
)式と言われるように、頭皮の毛包単位(毛穴単位)でもともと植毛本数の分布違うことから、より自然なかたちで植毛が可能になる自毛植毛の考え方だ。顕微鏡下で、毛包単位に株を分けよりその人に最もあった植毛をしていくことになる。
ニードル式に比べ、一回の植付け本数が多く、密度を濃くできるためボリウム感も演出できるという。それでいて治療コストはほんとんど変わらない。
 「植毛にとどまらず、フェイスリフト術あとの側頭部の脱毛部位の再生、外傷あとの植毛、眉毛・まつげの植毛など応用性は高い」と、岩崎院長はいう。
 多忙な診療、そして空いた時間を新たな診療の勉強に費やす院長の日々は今でもつづく。しかし、そんな中、開業から始めたテニスは欠かさず、またフィットネスジムでも自らのからだを鍛えている。その他、趣味のスポーツは多い。
 そんな岩崎DRが、テニスが縁で仲間とよく南国を旅する機会も多かったことから、アジア諸国を廻っていたころ、タイ国がこよなく好きになったという。自らのセミリタイアの場所と同時に、これからさらに現実的な問題になっていく日本の高齢者の老後と医療政策を重ね合わせた末、タイ南部のリゾート地にショートステイ、ロングステイの医療施設を現地の医師と共同で設立した。
 「まだ、スタートしたばかりで医療設備は万全とはいえませんが、将来的にはタイで行う日本型のアンチエイジング医療施設をつくってみたい。そして、一方で健常者だけではなく日本のハンディキャップをもつ人たちの長期滞在型の施設にも機能させたい。物価も安く治安も良く環境も申し分ないタイだからこそ可能だと思っています」
 岩崎DRのチャレンジはまだまだつづく。
(*タイの施設は、本誌編集部が現地取材に赴きます。
近々、取材記事を掲載していきますのでご期待ください)
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