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エステ市場 3491億円 2012年矢野経済調査

[ 2014/1/16 ]
客単価、来店客数下げ止まり
相次ぐ法令違反や施術トラブルで信用落とす


光明は異業種からの参入
信頼回復のカギ握る「メディカルエステ」




2012年度のエステティックサロン市場規模(専業エステ)が、矢野経済研究所から発表された。前年度比99.9%の3491億円(事業者売上ベース見込値)で、大手サロンを中心に客単価、来店客数の下げ止まりが顕著だという。一方で、エステ脱毛に特化した低価格型のサロンが事業の拡大をはかり、かろうじて市場は横ばいを保ったかたちだ。一方、かつてエステ専業社が市場を形成してきたマーケットに、市場の伸び悩みからエステ業界に出店攻勢をかける化粧品業界や調剤薬局、スポーツ、リラクゼーション施設事業者など異業種からの参入が相次ぐ。さらには淘汰の危機に直面する個人経営の理美容サロンも、エステ事業者では叶わない有資格の手技と組み合わせたエステの施術を取り入れ、市場に攻め込む。もちろん美容クリニックや歯科クリニックが導入する「メディカルエステ」も見逃せない。医療によるエステ、医療と提携するサロンの拡大は、エステ業界の社会的信用を高めることに他ならない。いずれにしても今後、エステ市場拡大のカギを握るのは、ひとえにこうした新たな参入組の事業展開にかかっているといっていい。
(以下本文はJHM115号に掲載中。JAAS会員には毎号、JHMをお送りしています)



(JHM115号より)
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