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NIPTの認知と需要が高まる

[ 2021/7/4 ]
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偏見や誤解が徐々に薄れ受検希望の妊婦増える


美容クリニック、婦人科など協力医療機関を募集  NIPT Japan

見込める集客メリット 「NIPT検査で来院」から「美容ユーザー」へ

新型出生前診断(通称:NIPT 無侵襲的出生前遺伝学検査 Non‐Invasive Prenatal genetic Testing) への認知と需要が高まっている。欧米では早くからNIPTの情報提供と検査の実施を勧めてきたが、日本では独自の倫理的な文化の違いから社会的にコンセンサスを得にくい背景があったようだ。しかしここ最近になって、NIPTへの理解が徐々に進み、診断を希望する妊婦が右肩上がりに増えている。その要因として女性の晩婚化と、ネット社会の普及があげられる。晩婚化により年齢を重ねてからの出産が増えたため、胎児の先天性の異常に対する危惧感が強まり、一方でネット社会の普及から、出生前診断という無侵襲の遺伝学検査の認知度をあげてきたことは間違いない。ある意味、時代の変化に応じて日本における出生前診断の考え方にも変化が生じてきたといえよう。とはいえ、「産み分け」とも捉えられるため、まだまだ道徳上タブー視する反対意見も根強い。こうしたなか、『治療目的という考えをベースに妊婦本人や家族も含めてしっかりと考えた上で出生前診断を利用してほしい』として、日本でのNIPT検査の普及と一部のあるNIPTへの無理解と誤解の解消に、尽力する新たな組織も生まれてきた。


出典:健康と医療0170号3面

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