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一般社団法人 JAAS日本アンチエイジング外科学会

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KUMIKO CLINIC 下島 久美子 院長

[ 2018/9/1 ]

Focus!プロフェッショナル・ドクター

アンチエイジング美容医療業界における、
JAAS厳選のスペシャリスト達を取材・レポートしていきます。

女性目線のきめ細やかな提案が顧客満足度に直結

KUMIKO CLINIC

【ドクタープロフィール】

KUMIKO CLINIC 下島 久美子 院長

金沢医科大学卒業後、杏林大学第一内科へ入局。その後、都立病院をはじめとする内科で技術研鑽を重ねた後、都内某美容クリニックに入職。美容医療全般について臨床経験を積む。2014年「クリニックB」を開院。2016年クリニック名を「KUMIKO CLINIC」に改称。

所属学会・研究会・認定医
日本美容皮膚科学会、日本医学脱毛学会、日本レーザー医学会、日本抗加齢医学会、日本内科学会
日本内科学会認定医、サーマクール認定医、アラガン社ボトックス・ヒアルロン酸注入指導医

クリニック情報

KUMIKO CLINIC東京・有楽町
住所
東京都千代田区 有楽町1-6-10 スクワール日比谷ビル8F
アクセス
東京メトロ日比谷線 日比谷駅 A4出口より徒歩1分
JR/山手線 有楽町駅 日比谷口または、銀座口より徒歩3分
電話番号
0120-001-935
診療時間
11:00 ~ 19:00
定休日
水・日・祝
URL
http://kumiko.clinic
「日本ならではの美意識」にあわせたオリジナルの治療法を導入、 高い顧客満足度に繋がる結果を出して、ファンやリピーターを増やす 日比谷駅、有楽町駅、銀座駅からほど近いエリアにあるKUMIKO CLINICは、美容皮膚科(フェイシャル)と医療痩身を得意とする美容クリニックだ。院長の下島久美子先生は、2014年の開業当時から積極的にブログや女性誌の取材等にて取り扱う治療の症例紹介を行い、現在は多数のリピートファンに愛されるクリニックになっている。 満足度アップのために「顧客目線の治療」を日々研究し続け、その検証に基づいたオリジナルの治療法・コース設定を導入することでファン獲得に成功している下島院長に、今回は魅力的なクリニック作りについて話を伺った。

内科医からの美容皮膚科医への転身

金沢医科大学卒業後、杏林大学医学付属病院にて内科医として技術研鑽を重ねた下島医師。当初は美容皮膚科の道に歩むとは夢にも思わなかったが、長年気にしていた足の色素沈着をレーザー治療によってかなり薄くすることができたことで、少しだけ身近なものに感じたと話す。さらに同じ頃、先輩医師が美容クリニックを開業し見学に行ったことなどもきっかけに美容医療という分野に少しずつ興味を持ち始める。 実際の現場を見たことがなかった内科医時代は、美容医療は一部の特別な女性だけが受ける治療だと考えていたが、実際に体験したり見学をしてみると、想像していたような手術を伴う大がかりな美容整形はほぼなく、多くの女性が美容院感覚で来院し、レーザー治療やフィラー注入といった美容皮膚科治療を行っていたことも大きな意識転換になったという。 おりしも当時は「アンチエイジング」というワードが美容医療だけではなく予防医療などの分野で言われ始めた頃。今後、確実にニーズが広がるアンチエイジング・予防医療の分野で自身技術を少しでも役立てられればと思い、下島医師は2008年に美容医療医業界に転身を決意、都内の美容クリニックにて臨床経験を積み始める。 勤務医時代は特にヒアルロン酸やボトックスといったフィラー技術の習得に力を入れ、日々技術を積み上げたという。

フェイシャル・医療痩身に特化したクリニックを開業

技術研鑽を重ねる中で、ヒアルロン酸やボトックスのフィラー技術は、実はボディの痩身治療と共通点が多いということに気づく。いずれもただ細くすればよいのではなく、ラインを立体的に作り上げ、トータルバランスを整えることもよって、美しさ・若々しさを引き出すことができる点などが共通していると下島医師は話す。自身のクリニックを立ち上げる際には、これらの経験を活かしてフェイシャル治療に限らず医療痩身も取り入れた美容クリニックとして開業する。 特に医療痩身分野においては、開業当初から米国ゼルティック社製のクールスカルプティングを導入しており、現在も同クリニックで一番人気の部分痩せ治療だ。クールスカルプティング(クルスカ)はすでに米国で4500台以上の導入実績がある医療痩身機器で、気になる部位の脂肪を凍結させ、不要な細胞の20~30%を体外に排出させることができる。この技術は、アイスキャンディを常食する子どもの頬肉がよく食べる側だけ皮下脂肪組織炎を起こし痩せていた症例報告など、凍結によって脂肪が減少する複数の事例をもとに開発されており、製造元のゼルティック社は脂肪を凍結する痩身機器の中で唯一特許も取得している。さらに、本機器はお腹、大腿、顎下といった「各部位ごと」に、タイトニングではなく「脂肪除去」の目的でFDA認証を取得している点も見逃せない。 なおエステでも冷却痩身を導入しているサロンもあるが、類似機器によるトラブルの報告もあり、医療機関でエビデンスがある痩身機器を使った治療を行うことを薦めると同氏は話す。

日本で唯一のデュアルスカルプティング

さらにKUMIKO CLINICの医療痩身治療では、2台のクールスカルプティングを併用することで、脇腹や大腿などをボディ両側から同時に治療する「デュアルスカルプティング」という治療技術を導入している。 米国の場合、3割近くのクリニックが実施している治療法だが、日本では唯一KUMIKO CLINICだけで実施しており(※2016年12月現在時点)、患者の評判も大変好調だと話す。 具体的な治療効果については、当初は投資コスト面から懸念する点もあったが、実際には施術時間が半分になることで顧客満足度が上がり、ぜひ他部位もやってみたいという追加治療希望の患者が増え、結果として収益アップに繋がるというまさに三方よしの結果になったという。 ただし、ここに至るまでの道のりは簡単だったわけではない。よい機器を導入すれば自然と集患できる時代ではない今、多くの女性にこの機器の良さを知ってもらいたいと考えた下島医師は、導入当初から自らも同機器による部分痩せにトライし、様々な部位の治療結果をブログにあげてきた。それらを見た患者から「先生が使ってみてよいと言うなら私もやってみたい」という問合せがどんどん増えてきたという。 カウンセリングでは、治療に多少の不安を抱える患者に対して、自身も機器を体験しているからこその実際の効果や体感をリアルに患者へ話すことができたため、医師やクリニックに対する安心感や信頼へつながっていった。

日本の「小尻文化」に合ったオリジナルの痩身治療

とはいえ、海外のアセスメントがそのまま日本でも有効かというとそうとも言えない。米国でクールスカルプティングはすでにメジャーな医療痩身機器だったが、下島医師は日本と欧米の理想のプロポーションの違いにも着目する。 米国ではくびれたウェストとボリュームがあるお尻といったメリハリボディが魅力的なプロポーションだが、日本には独自の「小尻文化」がある。そこで同氏は、米国ではあまり推奨されてなかった臀部横にある、ほんの少しの脂肪部位も治療対象とすることで、日本人が理想とする小尻のプロポーションを実現し、さらなるリピーター獲得、顧客満足度アップへと繋げていった。 このような国・文化による理想像の違いは実に面白く、米国ではクールスカルプティングの使用部位は圧倒的に腹部や腰部が多いが、同院では上腕(二の腕)が最も治療実績が多く、ついで大腿(※臀部と太もものラインにあるバナナロールを含む)、腹部と続く。その他、よりニッチな部位ではあるが、女性なら理解できるであろう膝上のぜい肉や顎下の肉など、米国ではそれほどニーズがないニッチで小さな部位についても、同クリニックでは患者との丁寧なカウンセリングを心掛けた結果、これらのニーズをしっかりと拾い上げ、高いリピート率につなげているという。 「医師は患者のニーズに耳を傾けることが大切です。『それは無理』とか、『それは意味があるの?』なんて医師側が否定してはいけないと私は考えています」と、同じ女性目線を大切にする下島医師は話す。

血液検査を実施し、より安全で信頼できる治療を提供

さらにクールスカルプティングに関しては「効果やエビデンスは信頼できるものですが、より患者さんに安心して使ってほしいから」という想いで院内モニターによる血液検査も実施している。冷却によって破壊された脂肪細胞が血中を流れるため、治療後にコレステロール値や肝機能、中性脂肪、血糖値などに問題が生じないかという点を明確にさせるために独自で調査を行い、中性脂肪が治療後4週目に上昇するがその後、元の数値にほぼ戻ることなども確認した上で患者へ案内をしている。 メーカーが取得している特許やFDAに安心せず、データや効果に対して気になる部分があれば自発的に追加で調査を行っている下島医師の診療方針の根底には、常に「患者さんのために」という揺るがない想いがある。一見華やかにも見える美容医療の世界だが、医療であることに変わりはない。より安全性の高い治療を提供するための調査や研究を医師は惜しんではいけないであろう。 上から目線の医師の時代はもうとっくに終わっている。どこまで親身になって患者に寄り添えるか。本気で患者の気持ちを汲み取ろうとしているか。今後の美容医療は、医療技術の研鑽はもちろんだが、患者の心理面をしっかりサポートするソフト面からのフォローが重要な指標になるであろう。 以下はヒアルロン酸とマイクロボトックスリフトのコンビネーション治療症例
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