「塗るダイエットクリーム(仮称)」が医療痩身治療として登場
[ 2016/12/1 ]
今までの医療痩身治療と言えば、脂肪吸引術、脂肪溶解注射やボトックス注射、さらにエレクトロポレーション、超音波やラジオ波などによる痩身機器、そして処方薬やサプリメントがメインだったが、2016年に新しい痩身技法が開発された。それが今回紹介する、「塗るダイエットクリーム」だ。九州大学大学院工学研究院応用化学部門次世代経皮吸収研究センター 後藤雅宏教授で開発された技術を産学連携し実用化したという今回の塗るダイエットクリームは、通常は皮膚に浸透することができない水溶性の脂肪溶解成分をS/O/W 化することで、経皮吸収によって効果を得ることができるという画期的な商材だ。今回はこの商品について取材を行った。
今回の特殊な経皮吸収技術は、もともと酵素・タンパクを油中で安定させる研究・開発から発展したもので、当初は経皮ワクチンとして医学で応用できるのではという観点から研究が始まったという。九州大学大学院工学研究院応用化学部門次世代経皮吸収研究センターによって研究開発されたこの技術は、大学発のバイオベンチャーとして神戸先端医療地域で企業し医療用経皮吸収剤として実用化に向けて研究が重ねられてきた。それと並行して医療機関向けの痩身クリームを開発、この度リリースされる運びとなった。
このクリームの最大の特徴は、S/O/Wという特許取得済みの経皮吸収技術で、通常は皮膚に浸透することができない水溶性物質を油中に可溶化させることで、皮膚に塗布するだけで基底層までへ確実に浸透させることができる。さらに可溶化する際に成分をナノ化しているため、プロテオグリカンやヒアルロン酸、コラーゲンといった分子量が大きい成分についても低分子化せずに高分子の状態のまま経皮吸収することができるというから二度驚きだ。タンパク質等活性を維持しながら表皮内に浸透させる上に、脂溶性物質でコーティングすることで表皮を通過させることができるというナノS/O/W化技術は、分子量を変えることなく不安定な物質の分解を防ぎ安定した形のままで真皮層まで届かせることを可能としている。
またコーティングと同時に脱水ナノ化にすることで外部と触れることがないため、酸化することがなくなるオートクレーブなどの高温にも耐えられ防腐剤など不要な製剤が不要となる点も見逃せない。
既存の化粧品においても、すでに「ナノ化」「経皮吸収」といったワードを謳い文句にしている商品はいくつかあるが、S/O/W技術の開発担当者はその効果に対して多少懐疑的だ。例えばコラーゲンの場合、低分子化するためにペプチドに分解されており、経皮吸収した後に再びコラーゲンと同様の働きをするかという点で疑問が残るからだという。対して今回の経皮吸収技術では、分子量7000以上のインシュリンの治験を行った結果、48時間後に血中に流入していることを確認した臨床結果も複数あるなど、ナノ化によって高分子のまま表皮から吸収することが確認できている。
今回リリースする医療機関専用の痩身クリーム「塗るだけダイエットクリーム(仮称)」ではこの特許技術を利用しており、脂肪溶解に有効といわれるイソラムネチンをS/O/W 化することで、皮膚に塗るだけで高い痩身効果を得ることができる設計になっている。もちろん「塗る」だけのクリームのため、痩身治療には付き物ともいえる痛みもなければ、術後のダウンタイムも一切ない。すでに同クリームは複数の美容クリニックに導入されており、塗布後1ヵ月で二の腕が1㎝サイズダウンしたなどの症例が報告されているという。
このクリームのメリットは、脂肪吸引、注射、痩身機器、処方薬といった既存の痩身治療に対して追加プランとして患者に提案できる点だとアゼス社は話す。痛みも少なく赤みや腫れといったダウンタイムもないため、患者の抵抗も少なく、既存の痩身治療へのオプションとして導入できる点でクリニックからも好評を得ている。またあるクリニックの治療結果によると、エレクトロポレーション等を併用することで、3日程度の塗布でサイズダウン効果が認められたという症例もあるという。その他、痩身マッサージとの併用、脂肪燃焼注射やボトックス注射との併用による部分痩せの強化、アクシダーム等の治療に加えることで効果を向上させた事例などがすでに報告されている。
なお、これほどの画期的な技術が、なぜ医薬品として承認されないのか?・・・そう思惑する読者もいるのではないだろうか。この点についてアゼス社に確認したところ、日本の医薬品における安定性試験ガイドラインでは溶出試験が必ず課せられるため、水溶性でないという点で、同技術の利用は出来なくなったという。しかしアーユルベーダなどオイルによる医療が古くから認められている国々からは、このS/O/W技術を活用して医療に積極的に取り入れたいというオファーがすでに来ているという。
今回の塗るだけで経皮吸収できるS/O/W技術は、医療痩身に限らず育毛・小顔など様々な分野で応用することができる。すでにアジアでは育毛対策用クリームとして近日中に実用化されるなど、様々な分野で応用されていく予定だ。
塗るダイエットクリームは、医療機関専売品として発売予定で、お腹や二の腕といった部位であれば500円玉程度の分量で効果を実感することができる。商品は500mlで2万円前後を想定しており、1箱で相当数の痩身治療を行うことができそうだ。なお、研究用試薬として、フォスファチジルコリンのS/O/W化も可能とのこと。(価格は別途協議)商品への問合せはアゼスまで(電話:03-6907-1834)
今回の特殊な経皮吸収技術は、もともと酵素・タンパクを油中で安定させる研究・開発から発展したもので、当初は経皮ワクチンとして医学で応用できるのではという観点から研究が始まったという。九州大学大学院工学研究院応用化学部門次世代経皮吸収研究センターによって研究開発されたこの技術は、大学発のバイオベンチャーとして神戸先端医療地域で企業し医療用経皮吸収剤として実用化に向けて研究が重ねられてきた。それと並行して医療機関向けの痩身クリームを開発、この度リリースされる運びとなった。
このクリームの最大の特徴は、S/O/Wという特許取得済みの経皮吸収技術で、通常は皮膚に浸透することができない水溶性物質を油中に可溶化させることで、皮膚に塗布するだけで基底層までへ確実に浸透させることができる。さらに可溶化する際に成分をナノ化しているため、プロテオグリカンやヒアルロン酸、コラーゲンといった分子量が大きい成分についても低分子化せずに高分子の状態のまま経皮吸収することができるというから二度驚きだ。タンパク質等活性を維持しながら表皮内に浸透させる上に、脂溶性物質でコーティングすることで表皮を通過させることができるというナノS/O/W化技術は、分子量を変えることなく不安定な物質の分解を防ぎ安定した形のままで真皮層まで届かせることを可能としている。
またコーティングと同時に脱水ナノ化にすることで外部と触れることがないため、酸化することがなくなるオートクレーブなどの高温にも耐えられ防腐剤など不要な製剤が不要となる点も見逃せない。
既存の化粧品においても、すでに「ナノ化」「経皮吸収」といったワードを謳い文句にしている商品はいくつかあるが、S/O/W技術の開発担当者はその効果に対して多少懐疑的だ。例えばコラーゲンの場合、低分子化するためにペプチドに分解されており、経皮吸収した後に再びコラーゲンと同様の働きをするかという点で疑問が残るからだという。対して今回の経皮吸収技術では、分子量7000以上のインシュリンの治験を行った結果、48時間後に血中に流入していることを確認した臨床結果も複数あるなど、ナノ化によって高分子のまま表皮から吸収することが確認できている。
今回リリースする医療機関専用の痩身クリーム「塗るだけダイエットクリーム(仮称)」ではこの特許技術を利用しており、脂肪溶解に有効といわれるイソラムネチンをS/O/W 化することで、皮膚に塗るだけで高い痩身効果を得ることができる設計になっている。もちろん「塗る」だけのクリームのため、痩身治療には付き物ともいえる痛みもなければ、術後のダウンタイムも一切ない。すでに同クリームは複数の美容クリニックに導入されており、塗布後1ヵ月で二の腕が1㎝サイズダウンしたなどの症例が報告されているという。
このクリームのメリットは、脂肪吸引、注射、痩身機器、処方薬といった既存の痩身治療に対して追加プランとして患者に提案できる点だとアゼス社は話す。痛みも少なく赤みや腫れといったダウンタイムもないため、患者の抵抗も少なく、既存の痩身治療へのオプションとして導入できる点でクリニックからも好評を得ている。またあるクリニックの治療結果によると、エレクトロポレーション等を併用することで、3日程度の塗布でサイズダウン効果が認められたという症例もあるという。その他、痩身マッサージとの併用、脂肪燃焼注射やボトックス注射との併用による部分痩せの強化、アクシダーム等の治療に加えることで効果を向上させた事例などがすでに報告されている。
なお、これほどの画期的な技術が、なぜ医薬品として承認されないのか?・・・そう思惑する読者もいるのではないだろうか。この点についてアゼス社に確認したところ、日本の医薬品における安定性試験ガイドラインでは溶出試験が必ず課せられるため、水溶性でないという点で、同技術の利用は出来なくなったという。しかしアーユルベーダなどオイルによる医療が古くから認められている国々からは、このS/O/W技術を活用して医療に積極的に取り入れたいというオファーがすでに来ているという。
今回の塗るだけで経皮吸収できるS/O/W技術は、医療痩身に限らず育毛・小顔など様々な分野で応用することができる。すでにアジアでは育毛対策用クリームとして近日中に実用化されるなど、様々な分野で応用されていく予定だ。
塗るダイエットクリームは、医療機関専売品として発売予定で、お腹や二の腕といった部位であれば500円玉程度の分量で効果を実感することができる。商品は500mlで2万円前後を想定しており、1箱で相当数の痩身治療を行うことができそうだ。なお、研究用試薬として、フォスファチジルコリンのS/O/W化も可能とのこと。(価格は別途協議)商品への問合せはアゼスまで(電話:03-6907-1834)