産婦人科、カイロ治療院で 髙い施術効果を確認
「薄毛治療の専門医でさえ驚きの声があがる発毛・育毛プログラムが話題呼ぶ!」広帯域の周波数を使い分け多種のモードで(育毛)(リラックス)(フェイスのアンチエイジング)3つの施術ができるHAIR MEDICをかつて本稿で紹介したことをご存じだろうか?この機器がその後、エステサロンはじめ美容クリニックに次々と導入されその評価は高まっていったが、この本器を「Dr‐PRO」としてモデルチェンジし、用途を広げた。追加されたのはリフトアップとプロポーションメイキングで、いま新たに産婦人科やカイロプラクティックルートに導入が進みだしている。
「Dr‐PRO」の開発、発売元はスカンジナビアだが、もともと前機種「HAIR MEDIC」の開発経緯には、同社が脱毛を促進する「POWER LIGTH]から得たメカニズムを、発毛理論に転換、バジル領域に毛の成長を促す「ネオシグナル理論」を見出したことから始まる。そしてバジル領域を活性化させ育毛促進をはかると同時に、脱毛因子を抑制するシステムを完成させ、「HAIR MEDIC」を市場に発表した。
リニュアルの「Dr‐PRO」もベースとなる機械の構造、機能は変わらない。
システムで使う電流は「Multi spectrum wave」と呼ばれるもので、従来機に多く搭載される単一周波数とは違い、超低周波、低周波、中周波、高周波を組み合わせた広帯域の周波数を使う。人間が本来もっている生体電流に近い電流(ヘアメディック電流)といっていい。
生体電流に近い電流では、筋肉運動を促進し血行促進やイオンクレンジングにも活用できるFGF‐5モード、リンパの流れを促進させるバルジモードそしてポレーション効果をもつPROモードに分かれる。このそれぞれの周波数を先述のリラックス、ヘッドの育毛促進、フェイスのアンチエイジングの目的に沿って使い分けていくが、「Dr‐PRO」ではリフトアップとプロポーションメイキングの用途を追加して施術効果を確認した。
この種の機種は、今までマイクロカレント電流、微弱電流、EMSなどが主流で、単一の周波数を用いて施術するエステサロン、接骨院、整体、発毛サロンが少なくない。それに比べ本器では広帯域の周波数を使い分けることから、装置の優位性は高い。
システムでは、肩、首などのボディに通電する電流では、筋電流(脳が指令を出し筋肉の収縮をさせる電気信号)に近い電流も搭載しており、生体電流と同じように3つのモード切替をつけている。リンパを刺激して免疫力向上が期待できるモード、疲労回復のためのモードそして筋肉の引き締めのためのモードである。
すでに施術への応用では、フェイスや二の腕のたるみ改善、四十肩・五十肩、腰痛の改善で有用性を検証している。
前機種で高い評価を受けてきた抜け毛、薄毛の改善についての施術効果はいうに及ばない。
抜け毛はさまざまな要因が複合的に作用しあい起こるとされる。フケ、栄養不足、血行不良、頭皮の皮質、ストレス、炎症などによってTGT-βと呼ばれる男性ホルモンが脱毛シグナルを出す。その結果、脱毛因子FGF-5が生成されて抜け毛、つまり脱毛へと向かう。
この脱毛プロセスで注目されているのが「バルジ領域」と呼ばれるところで、再生医療ではこの領域で幹細胞の生成が営まれていることが明らかになっている。バルジ領域は「脱毛シグナル」と共に「発毛シグナル」をコントロールする司令塔でもあり、男性ホルモンTGT-βを生かすも殺すも、バルジ領域次第といっていい。
こうしたことから本機では、電流の深達度を3つのモードによって使い分け、「育毛」「発毛」の促進効果を最大限に引き出していく。
電流源の本機(写真)に、ボディ、フェイスに通電させるためのパッドと、頭皮に通電させるための専用のグローブを用意している。また各種の通電モードに加えて皮脂の汚れを落とすイオン電流を流すモードも備わっている。
SCALP対応の消耗品としてスカルプエッセンス、専用シャンプーも用意するが、とりわけ導入効果が期待できるのが、専用エッセンス」で、FGF-5脱毛因子を抑制するための有効成分に加え、スカルプケアのためのタモギ茸エキスを主成分とした処方(特許出願中)がされている。
本システム、前機種の発表以来、全国のエステサロンに導入が進み、その後美容クリニックのメディカルエステ部門にも普及が広がっていることは先述のとおりだ。クリニックと提携して実施したモニター調査では98%の患者が満足したとするデータもある。
こうしたなか開発されたリニュアル機器「Dr‐PRO」ではリフトアップ、プポーションメイキングの施術用途を広げたが、新たな導入施設が生まれている。
「追加した施術用途で産婦人科やカイロ施設に提案したところ、意外にも薄毛、抜け毛の要望が根強い。自ら髪の毛の施術を受け興味をもっていただいたカイロ院の先生が、治療指導をする傘下の生徒さんに推奨し始めた」
また産婦人科からは、妊産婦からの『抜け毛が気になる』という要望から本機が導入された経緯もあり、SCALP需要は高い。同院では『ビタミンC点滴の間にDr‐PROの施術を受けてリラックスしてもらう』という活用もされているという。
(JHM126号より)