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過去最高2日間で450名の来場 第5回JAAS東京ライブフォーラム幕閉じる

[ 2015/1/5 ]

池田理事長、「一人5役」で獅子奮迅の活躍



 第5回JAAS東京ライブフォーラムが、さる9月28日(日)29日(月)の2日間TKP赤坂駅カンファレンスセンターで開催され、盛況のうちに幕を閉じた。JAAS主催のもと、後援にはJAASアカデミーがつき協力体制で運営され、美容医療、アンチエイジング内科、美容歯科の臨床研究、最新医療知識の習得やクリニカルエステ術も含めた症例検証のための学術発表の場を設けつつ、他に類のない運営として、会場とライブ現場(東京皮膚科・形成外科)とを結んだ2次元同時中継のライブ映像も上映された。フォーラム初の試みとして術者はもちろん処置される患者役とも、医師あるいは歯科医という演出に会場の参加者は目を見張ったことはいうまでもない。当日はフォーラム過去最高の450名(2日間)の来場を得た。

第5回目となったライブフォーラムの実行委員長にはJAAS理事長の池田 欣生医師が就き、2日間にわたるプログラムでは実行委員長、演者、座長、ライブ術者、患者役と一人5役をこなし、獅子奮迅の活躍をみせた。
発足から現在に至るまで、人一倍、会の前進に情熱と努力を注いできたのは池田欣生医師であることはだれの目にも疑いはない。時には、医学会お決まりの新米団体に対する偏見とけん制にも動じることなく、自らの信じる道を淡々と歩んできた。そしてこの9月フォーラムの陣頭指揮をとることになった。
過去最高の来場を記録した背景には、こうした池田医師の尽力があったことは間違いない。


〝フォーラム名物〝ライブ中継は、医師(術者)VS医師(患者)で話題さらう

2日間のプログラムには両日とも午後後半からの2次元同時中継のライブ上映が組み込まれ、初日には、山本JAASアカデミー学長が執刀する「下眼瞼形成術 ハムラ変法によるクマ治療」がライブ中継された。2日目は「最新の切らない下顔面形成~複合治療UZリフト、3Dリフト、切らない鼻翼縮小」(池田医師)、「口腔内アプローチによる口角リフト」(中村 徳三歯科医師)、「3Dリフトによる二重あごの治療」(田中 亜希子医師)の3症例が放映され、処置される患者役も医師であったことは先述のとおりだ。
 進行役のコメンテーターにはJAASアカデミー副学長の中間 健医師が務め、例年どおり術式の「肝」、オペ器具、注射針、縫合糸、麻酔剤などの種類、容量、オペ手順など、術者と会場にいる供覧側との間で質疑応答が繰り広げられた。過去4回にわたり繰り返されてきたこうした学術大会(ライブフォーラム)での「ライブ放映」には、参加した誰しもが驚きの声をあげてきたが、美容医療の世界ではライブ供覧を行うこと自体がまれで、その上に術者が手術の一部始終について細かく教えることはありえない。いかに、このライブ中継が「業界の掟」を破ってきたかは想像にかたくない。今回もまさにその〝掟破り〝を踏襲したことになる。


山本医師は「秘伝の修正動画」を公開

 講演初日には、美容アンチエイジング外科セッションが2つ用意され、眼瞼形成の修正術、上口唇リフト、眼瞼下垂手術、BOTOXによるネックリフトなど動画解説を交えた講演が行われた。
とりわけ話題をさらったのが「トラブル症例から学ぶ眼瞼整形術」で、動画を交えて挙筋腱膜、瞼板全処理について解説した。JAASアカデミーで同医師がライブ供覧(山本美容整形塾)しながら指導する場面でも、修正術の肝は滅多にみせないことから、参加者は真剣なまなざしで動画解説に聞き(観)いっていた。
午後には昨年第4回で好評を得た「女性の美容医フリートーク」が繰り広げられ、4人の女性医師が開業から現在までの苦労や経営について語った。

 2日目には、美容アンチジング再生医療、美容アンチエイジング内科、アンチエイジングエステ術のセッションと続いたあと、特別講座が準備された。
 「ビギナーから知っておきたいヒアルロン酸の注入術と合併症の回避法」と題して、統括役のJAAS理事長・池田 欣生医師が講義とデモ実演を会場内で実施した。上海サクラガーデンクリニックの井上 祐一医師からは、多発するヒアルロン酸による事故について中国の事情が報告された。
「これからヒアルロン酸注射を始めようとするビギナーの医師、さらには経験者であっても、改めてその基礎知識と注入の基礎と対処法を確認してもらいた」として、池田医師は講演の後に、参加した医師に対して注入デモを行った。
使用した製剤はアラガン・ジャパンのヒアルロン酸使用軟組織注入材「ジュビダーム ビスタ ウルトラ」と「ジュビダーム ビスタ ウルトラプラス」で、今年3月、日本で初めてヒアルロン酸製剤として厚労省から医療機器製造販売承認を得ており、顔面における中等度から重度のシワや鼻唇溝を修正する目的で認可されている。認可にあたり、安全性試験をクリアしていることはいうまでもない。
この特別講座に対して参加者からは「製剤の安全性を担保することが重要だと認識した」「池田医師による合併症を回避させる注入理論とそのテクニックは大いに参考になった」という声が多数あがった。
後半のページ(5~7面)では、2日間にわたったフォーラム会場の様子を写真でピックアップすると共に、講演でとくに興味を引いた演題をダイジェストで紹介してみたい。


(JHM123号より)

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