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DNA解析はいよいよ美容分野に ビューティーワールド東で 話題集める

[ 2014/8/28 ]

6つのマーカーで美容体質を調べる解析サービス
カウンセリング、クロージング向けでエステから問い合わせ急増

120号7面 写真



毎年恒例となった日本最大級の美容商材の見本市「ビューティーワールド東」が、5月19日から3日間、東京ビックサイトにて開催された。今年は3日間で合計5万人を超える来場者が押し寄せた。エステサロン、ネイルサロン向け美容商材を始めとして様々な最新の製品・サービスが一同に集った。今年からエステサロンの脱毛サービスに認証制度が導入されることになったこともあり、認証を満たしていることを証明する「適合審査証明」を大きく掲げた脱毛機も多く展示されていた(基準の信ぴょう性は疑わしいが)。そんな中で今年注目の美容商材をいくつか紹介したい。


DNA予防美容勉強会は数か月先まで予約でいっぱい

医療分野で最近特に注目されているのが遺伝子チェックのキットだ。この業務サービスが美容分野にあらわれた。
DNA分析によって自分の美容体質を調べることができるという「epier(エピエ)」だ。
大阪大学医学部大学院の研究成果と10年間のDNA分析サービスの実績を元に作られた予防美容専門ブランドの「epier(エピエ)」は、日本人の美容に関わる6つの遺伝子を分析するサービスだという。
その6つは「代謝・肥満」のDNAであるUCP1(脂質摂取リスク型)、β3-AR(糖質摂取リスク型)、β2-AR(エネルギー消費リスク型)の3つと、「美容・エイジング」のDNAであるMMP1(コラーゲン分解リスク型)、SOD2(活性酵素リスク型)、GPX1(過酸化脂質リスク型)の3つの計6つだ。このDNA分析結果とあわせて、管理栄養士監修のアンケート結果に基づく生活習慣チェックの結果を元に、サロンやクリニックは施術内容を提案することができる。
たとえば、肌に関する対策であれば、コラーゲン分解リスク型の人にはコラーゲン生成を促進させるたるみ、ハリ対策、活性酵素リスク型の人には活性酸素除去を促進させるしわ対策などだ。
エステサロンをはじめとする美容業界を中心に販売している発売元のイージースタイルによると、今まで漠然としていた身体の悩みの原因が解明できるため、来店客への提案内容にも説得力が増すとして、昨年末頃からエステサロンからの問い合わせがかなり集中しているという。
また競争が激化するエステ業界で、価格だけで勝負するとサービスの質の低下にもつながりかねないが、本サービスを使うことで、初回カウンセリングを重視したスタイルのサービスになるため顧客の満足度は高く、施術への満足感も加わりリピート客増加にも繋がっているという。
同社ではDNA分析サービスの提供だけではなく、遺伝子分析やDNA予防美容に関する勉強会も全国各地で開催しており、数か月先まですでに予約で一杯という反響ぶりだ。
epier(エピエ)は1回20,000円(税別)でサービスを受けることができる。分析キットと生活習慣チェックシートを本部に送付すると約3週間でDNA分析レポートが届く。DNAの分析は、国内専門研究機関で行っている。さらに同社では、この分析結果をもとに購入者に直送のオーダーメイドサプリメントの販売も行っており、販売店の物販売上をサポートしている。


美顔器にも価格破壊の波到来か?

MUKが販売を始める2万円代の美顔器「Demain(デュマン)」は、低コストだが高性能が売りで、イオン、LED、高周波の3つの美顔メソッドが一台で利用できる。
マイナスイオンによるイオントリートメントやプラスイオンによるイオンデットクス、赤色、青色LEDによるにきびケアやコラーゲン生成効果、そして高周波によるマッサージ機能を兼ね備えた美顔器だ。
とくに高周波マッサージは、筋肉の奥の赤筋肉に作用するためより効果的な脂肪燃焼を促す。発生したジュール熱が身体全体を温めるため組織の新陳代謝も促し、さらには自律神経を調整するためリラクゼーション効果やストレス解消も期待されるという。
これだけの効果があって小売価格は3万を切る。さらにデザイン性もいいため、会場では多くのサロンオーナーやディーラーが集まっていた。今後同社では「Demain(デュマン)」シリーズとしてスクライバーやEMSなどの美容機器の卸販売も行う予定だ。いずれも低価格・高品質をモットーにエステサロン・美容室を中心に販売を行う。


熱ストレスでヒートショック蛋白の増加、肌活性化

ハンドサイズの愛らしい形が特長の温熱ボディケア用品「フェイスアイロンⅱ」にも、多くの参加者が訪れていた。
昨年、42℃の温浴によるマウスの実験結果が発表されたが、この研究結果よると42℃の熱ストレス(刺激)を与えることでHSP(ヒートショックプロテイン)というタンパク質が増加する。このHSPの増加によって免疫細胞が増加し、身体や肌を活性化する。この原理をもとに開発されたのが温熱ボディケア用品「フェイスアイロン」だ。
42℃のお風呂に5分以上つかるのは難しいが、本商品を使えばいつでも気軽に42℃でボディケアができるという。
同商品を開発するユニバーサルは、「銀座シリカクラブ」というボディケアサロンの運営も行っており、ここではブラックシリカの遠赤外線効果を利用した温熱療法によるボディケアを提供している。銀座の一等地にある同サロンは、著名人をはじめ美容や健康に確度の高い方々に多く利用されている。
サロンで使用しているブラックシリカは、免疫力強化、体質改善、血流改善に効果がある。この温熱療法の発想から、今回の温熱ボディケア用品「フェイスアイロンⅱ」は今後、ホームケア用品としてエステサロンや美容室、クリニックなどでの販売も行っていく。

◎本稿の記事にご興味ある方はこちらからご連絡下さい。


(JHM120号より)

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