Dr山本美容整形塾 第3期第4回「下眼瞼形成術/経結膜脱脂、経皮下眼瞼リフト、目尻切開3症例LiveSurgery」
[ 2013/8/22 ]
オペ授業の「大いなる財産」に
本邦初!久保医師が下眼瞼の経結膜脱脂をライブ公開
「DR山本の美容整形塾」は7月、4回目を迎え「下眼瞼形成術ライブ講習会」(経結膜脱脂、経皮下眼瞼リフト、目尻切開の3症例)が開催された。下眼瞼は、上眼瞼形成と並んで美容クリニックの日常診療の中でも最も頻度は高い。そうしたことから今回も定員枠をオーバーし受講者は17名にのぼった。
3期目では講師・山本塾長が唱える『進化し続けるライブ講習会』のコンセプト通り、二人目の術者を招き、山本DRとの手術手技の相違点、共通点を惜しげもなくOPENにすることから、今回も銀座CUVO院長の久保 隆之医師が加わり、『若々しい下眼瞼を作るために何をすべきか』ということをテーマに進められた。
山本講師との手術相違点や手術でのピットホールについてのコメントを加えてもらい、講義・ライブを通じて、山本講師が説明した内容に久保医師がコメントを付加する場面や、両医師の症例数を多く経験してきた医師ならではの合併症の回避方法や患者への説明のポイントなど、手術解剖や手術手技のみにとどまることなくコメントが加えられるのは、この講習会ならではの実践的な部分といえる。
経皮下眼瞼リフトはハムラ法を選択、手術へ
近年、下眼瞼の手術では、ハムラ法をはじめとする脂肪移動術が適応範囲を拡大してきた感がある。これを受け、今回の講習会では、『若々しい下眼瞼を作るために何をすべきか』ということをテーマに講習が行われた。また、治療メニューとして取り入れる医療機関が少ない『目尻切開』についてもライブ講習に取り上げた。
目尻切開は、医師がトレーニングを受ける機会が少ないことから、診療メニューから外しているのが実情で決して需要が低いわけではない。その受給バランスを、今回のライブ講習で払しょくして、供給側(医師の技能の向上)の拡大を図ることも意義があると言えるだろう。
2人目の指導医として招かれた、銀座CUVO久保医師からは、山本講師との手術相違点や手術でのピットホールについてのコメントを加えてもらった。とくに講義では、山本講師が説明した内容に久保医師がコメントを付加する場面や両医師の症例数を多く経験してきた医師ならではの、合併症の回避方法や患者さんへの説明のポイント等、手術解剖や手術手技のみにとどまることなくコメントが加えられるのは、この会ならではの実践的な部分であろう。
講義を終了し昼食をはさみ、午後からのライブ授業に移る合い間には、2社(ARTISTIC社、スカンジナビア社)による企業プレゼンテーションも行われたが、紹介された機械の性能のみならず、導入コスト等にも質疑が飛び交い、まさに日々診療を行っている医師たちならではのコメントも数多く飛び交った。
そして3症例の手術供覧に移る。
最初の症例では、術式に対する検討も加えられ、ハムラ法が選択された。術者が久保医師、助手が山本講師という構成で、ハムラ法での手術のデザイン、局所麻酔の使用量、剥離レイヤーに至るまで、詳細な説明を加えながらの手術であった。また、その都度、両医師の考え方や経験した手術合併症を織り交ぜながらの進行は、参加者の大いなる「オペ授業の財産」になったはずである。
次の症例では、下眼瞼の形状から経結膜脱脂が披露されたが、9000症例を誇る久保医師ならでは工夫や考え方が現れており、単純に脂肪を切除するのではなく、『脂肪を再構築する』という考え方に山本講師も『非常に勉強になる手術だった』と驚きを隠せない様子だった。さらに、参加者からも助手を募り、2名の医師が急遽加わった展開も、この会ならではの特長になったことは間違いない。
3症例目は、目尻切開であったが、山本講師の執刀のもとに久保医師が助手を務めるという光景が見られた。毎回の展開ではあるが、手術の進行とともに、詳細な説明が加えられることや、手術スピードも観察しやすいように調整していることに、参加する医師への配慮が感じられた。目尻切開は術前のデザインがシンプルであるだけに、この解説だけで、『明日から出来る』と自信を見せる参加者もいたほどだ。
手術終了後は、SkinRejuvernation、タイトニング、リフティングに効果をもつフラクショナルRFマイクロニードル機器『ELLISYS』(ARTISTIC)、育毛、養毛システム『Hair Medic』(スカンジナビア)の実演が行われたが、手術講習の終了の雰囲気の中に和やかさが感じられた。
(JHM112号より)
本邦初!久保医師が下眼瞼の経結膜脱脂をライブ公開
「DR山本の美容整形塾」は7月、4回目を迎え「下眼瞼形成術ライブ講習会」(経結膜脱脂、経皮下眼瞼リフト、目尻切開の3症例)が開催された。下眼瞼は、上眼瞼形成と並んで美容クリニックの日常診療の中でも最も頻度は高い。そうしたことから今回も定員枠をオーバーし受講者は17名にのぼった。
3期目では講師・山本塾長が唱える『進化し続けるライブ講習会』のコンセプト通り、二人目の術者を招き、山本DRとの手術手技の相違点、共通点を惜しげもなくOPENにすることから、今回も銀座CUVO院長の久保 隆之医師が加わり、『若々しい下眼瞼を作るために何をすべきか』ということをテーマに進められた。
山本講師との手術相違点や手術でのピットホールについてのコメントを加えてもらい、講義・ライブを通じて、山本講師が説明した内容に久保医師がコメントを付加する場面や、両医師の症例数を多く経験してきた医師ならではの合併症の回避方法や患者への説明のポイントなど、手術解剖や手術手技のみにとどまることなくコメントが加えられるのは、この講習会ならではの実践的な部分といえる。
経皮下眼瞼リフトはハムラ法を選択、手術へ
近年、下眼瞼の手術では、ハムラ法をはじめとする脂肪移動術が適応範囲を拡大してきた感がある。これを受け、今回の講習会では、『若々しい下眼瞼を作るために何をすべきか』ということをテーマに講習が行われた。また、治療メニューとして取り入れる医療機関が少ない『目尻切開』についてもライブ講習に取り上げた。
目尻切開は、医師がトレーニングを受ける機会が少ないことから、診療メニューから外しているのが実情で決して需要が低いわけではない。その受給バランスを、今回のライブ講習で払しょくして、供給側(医師の技能の向上)の拡大を図ることも意義があると言えるだろう。
2人目の指導医として招かれた、銀座CUVO久保医師からは、山本講師との手術相違点や手術でのピットホールについてのコメントを加えてもらった。とくに講義では、山本講師が説明した内容に久保医師がコメントを付加する場面や両医師の症例数を多く経験してきた医師ならではの、合併症の回避方法や患者さんへの説明のポイント等、手術解剖や手術手技のみにとどまることなくコメントが加えられるのは、この会ならではの実践的な部分であろう。
講義を終了し昼食をはさみ、午後からのライブ授業に移る合い間には、2社(ARTISTIC社、スカンジナビア社)による企業プレゼンテーションも行われたが、紹介された機械の性能のみならず、導入コスト等にも質疑が飛び交い、まさに日々診療を行っている医師たちならではのコメントも数多く飛び交った。
そして3症例の手術供覧に移る。
最初の症例では、術式に対する検討も加えられ、ハムラ法が選択された。術者が久保医師、助手が山本講師という構成で、ハムラ法での手術のデザイン、局所麻酔の使用量、剥離レイヤーに至るまで、詳細な説明を加えながらの手術であった。また、その都度、両医師の考え方や経験した手術合併症を織り交ぜながらの進行は、参加者の大いなる「オペ授業の財産」になったはずである。
次の症例では、下眼瞼の形状から経結膜脱脂が披露されたが、9000症例を誇る久保医師ならでは工夫や考え方が現れており、単純に脂肪を切除するのではなく、『脂肪を再構築する』という考え方に山本講師も『非常に勉強になる手術だった』と驚きを隠せない様子だった。さらに、参加者からも助手を募り、2名の医師が急遽加わった展開も、この会ならではの特長になったことは間違いない。
3症例目は、目尻切開であったが、山本講師の執刀のもとに久保医師が助手を務めるという光景が見られた。毎回の展開ではあるが、手術の進行とともに、詳細な説明が加えられることや、手術スピードも観察しやすいように調整していることに、参加する医師への配慮が感じられた。目尻切開は術前のデザインがシンプルであるだけに、この解説だけで、『明日から出来る』と自信を見せる参加者もいたほどだ。
手術終了後は、SkinRejuvernation、タイトニング、リフティングに効果をもつフラクショナルRFマイクロニードル機器『ELLISYS』(ARTISTIC)、育毛、養毛システム『Hair Medic』(スカンジナビア)の実演が行われたが、手術講習の終了の雰囲気の中に和やかさが感じられた。
(JHM112号より)