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植物成分の強調表示を フランス提出、承認の見通し EUの健康強調表示 その二

[ 2013/4/9 ]
「免疫ビタミン」「免疫ミネラル」など造語は使用できず
オメガ3系DHA、EPAでは合算量5g超えない注意喚起が

国際栄養食品協会(AIFN)専務理事  末木 一夫

難産であったEUの健康強調表示登録が実施され、公表された。欧州議会および欧州理事会の精査期間が終了し、健康強調表示のリスト作成を定めるEU規制No.432/2012が、EU官報でに掲載され、リスト化された承認済健康強調表示には222件(68成分)が収載された。本稿では107号に引き続き、EUの健康強調表示のその後を追う。http://eur-lex.europa.eu/LexUriServ/LexUriServ.do?uri=OJ:L:2012:136:0001:0040:EN:PDF

EUの健康強調表示の一般健康強調表示について、肯定的な評価が出された222件(68成分)の欧州委員会へのリスト掲載に基づいて、否定的な評価が出された健康強調表示に関する6カ月の猶予期間(既存の各加盟国で実施されている健康強調表示)が昨年の12月14日に終了して、あらたな局面に入っている。

とはいっても国際的に最も興味が高い植物由来成分等に関する保留案件について、その進展はいまだに明確な動きがみられない。
一方で、健康強調表示とは一見無関係と思われるが、フランスから食品に使用できる植物由来成分のポジティブリストが完成して欧州委員会に提出された。先に、ベルギーおよびイタリーが同様のリストを提出して承認されていることから、フランスの場合にも承認される見通しで、この4月から施行されると予想されている。
これらの中には現在保留中の成分も含まれていると思われ、一層の健康強調表示評価の促進が求められてくるのではないだろうか。
今回は欧州委員会の栄養および健康強調表示に関する作業部会の概要を示す。
(以下 本文はJHM109号に掲載中。JAAS会員には毎号お送りしています)


(JHM109号より)
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