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ライブ参加への投資は無駄でない [JHM]

[ 2012/10/15 ]
DR山本美容整形塾・第2期シリーズ 
第5回「頻度の高い鼻形成術を一日でマスター・鼻尖形成・鼻翼縮小・シリコン隆鼻術+本邦初!X Plasty鼻翼形成術LiveSurgery」


参加型OPEN SURGERY「DR山本の美容整形塾」シリーズが今年2期目を迎え、その人気は回を重ねるごとに収まることを知らない。既存の美容学会では《決して見られない、また教えてくれない》ライブ講習会というのが人気の要因だろう。「講習内容を明日からの診療に生かせる」このライブシリーズへの評価は、2期目最終回の「第5回 鼻尖形成・鼻翼縮小・シリコン隆鼻術+本邦初!X Plasty」で最高潮に達した感がある。山本シリーズに参加し続けこの5回目も受講した医師たちは、自らの休日を返上し時間と受講費を費やしながら、しかし、その投資にあまりある技術を会得し、そして患者への治療を実践している。そして今回のライブを終えて「受講後に治療メニューを取り入れることで経営に大きな貢献が果たせる。決してこの投資は無駄ではない」と感想をもらす。その大きな〟成果〟にXプラスティーをあげるリピーター医師は少なくない。今年の本シリーズ国内ライブ講習会はすべて終了したが、残すは中国大連での山本美容整形の「実践塾」「第12回JAAS美容外科解剖・執刀トレーニング」のみとなった。2泊3日のこのミッションが総勢15人と過去最多の参加人数となったことこそ、シリーズ評価を如実に物語っているといえよう。




当初3症例を予定していた今回のライブ講習は1症例が追加となり、4症例での手術講習会となった。
本シリーズの特徴ともなっているリピート参加者が第5回目でも多数(参加人数14名のうち12名)を占め、終始活発なディスカッションが交わされていた。 会場では、どのような質問でも受け入れられ、即座に参加者の間から答えがかえってくる。この雰囲気、内容の充実度が受講している先生方の心をとらえているようだ。

講習会では、鼻の手術を単に見せるだけでなく、複合症例も入れながら、『翌日から実践できる』ということを非常に意識した構成となった。前回の鼻の講習会で4症例を供覧できたという実績から今回も急きょ4症例の供覧となり、しかも同一症例に2つ以上の手術を盛込んだ症例が2症例含ませたことからも、この講習会にかける山本講師の熱意が伝わってくる。

まず、鼻手術の基本となる解剖講義が行われたが、手術時間を極力長めにとり、実際に参加者にも触れて欲しいという山本講師の思いもあり、手術と直接的に関係ある内容のみに絞られた。
「講義で話をするよりも手術室で話した方が、より実践的」というのが、その考え方の根底にあるようだ。昼食をはさみ、シリコン隆鼻術、鼻尖軟骨縫縮術の複合症例から手術講習が開始された。

シリコンの選定法に始まりデザイン、シリコンの成型、シリコン挿入法についての解説とともに手術が進められたが、鼻尖軟骨縫縮術とシリコン隆鼻術をどのように組み合わせるのか、また一般的な鼻尖軟骨移植とシリコン隆鼻術の複合症例との相違やそのメリット、金銭的な問題まで加味した内容に参加者の熱も上がっていた(講習会の性格上、詳細は控えます)。

手術中も骨膜の剥離に対し話題が集中したが、山本講師がいともたやすく骨膜の剥離の方法を供覧したことに一部の参加者からは感嘆の声も上がっていた。次に鼻尖軟骨縫縮術単体の症例であったが、先の複合症例の違いや、その術式の選定方法、またその術後効果までの系統的な解説に理解が深まったようであった。 

さらに他院の修正症例へと手術は進んだが、この症例に対しては、全員で触診し、どのような状況になっていることが考えられるのか、またどのような治療法が考えられるのか等活発な意見交換がされたが、治療法としては、鼻翼形成、シリコン交換術、鼻尖軟骨縫縮術が計画された。ところが、術中所見により、元々シリコン隆鼻術は不要であったとの結論に達し、術式が一部変更となったことも非常に実践的なオペレーションになったことは間違いない。

最終症例として、Xplastyが供覧された。セブンベルクリニック渡部先生により考案された術式であるというのは、周知の事実であるが、この術式は実際に供覧されることが非常に稀であるため、参加者の関心が高かった。このように山本講師独特の鼻尖形成術が3症例にわたり繰り返し披露され、参加した医師からは、『これだけ見せていただけたので、次回は自分でやれると思います』というコメントもあったほど。




また今回も4症例の手術の手術供覧がなされたにも関わらず、予定時間内で終了したことには驚く。恒例となった講習会終了後の懇親会も多数の先生方が参加し、まさに学閥も医局もない「山本塾」ならではの親睦会となった。

これで今年の本シリーズ国内ライブ講習会はすべて終了したが、残すは中国大連での山本美容整形の「実践塾」「第12回JAAS美容外科解剖・執刀トレーニング」のみとなった。2泊3日のこのミッションが総勢15人と過去最多の参加人数となったことこそ、シリーズ評価を如実に物語っているといえよう。
なお、来年3期目を迎える「山本美容整形塾」は、新たな内容とプログラムで1月からスタートする。今年同様、来年もまた新旧入り混じっての〟塾生〟で盛り上がりをみせるに違いない。


第3期DR山本の美容整形塾(2013年)


【3期目シリーズ内容】

3期目は各シリーズに、山本講師に加え2人目の術者を迎え2人の医師の術式を相対的に比較しながら、参加医師自らのオペ技術の向上を図ってもらう構成となる。

●第1回「①初心者から習える最小侵襲SMAS処理フェイスリフト②併用効果高いスレッドリフト(スプリングリフト)③下顎部脂肪吸引+BOTOX LiveSurgery」(山本医師VS JAAS評議員)1月20日(日)
●第2回「初心者も習える標準術式・豊胸術LiveSurgery/受講者も参加!腋窩アプローチによる挿入バックのLayer確認・剥離スペースづくり体感」(山本医師 VS 中間医師)3月10日(日)
●第3回「初心者から習える上眼瞼形成術/眉毛下切開リフト術・目頭切開術・切開重瞼施術LiveSurgery」(山本医師 VS 久保医師)5月19日(日)
●第4回「初心者から習える下眼瞼形成術/目尻切開術・経結膜脱脂術(軽度)・経皮下眼瞼リフト術(中度)LiveSurgery」(山本医師 VS 久保医師)7月7日(日)
●第5回「初心者から習える鼻形成術/①シリコン隆鼻術②鼻尖形成、鼻翼形成、小鼻縮小術4症例LiveSurgery」(山本医師 VS Lim医師)9月1日(日)
●第6回「復習を兼ねた、寄贈献体Fresh Cadaverによる美容形成解剖学実習・DR山本指導の執刀トレーニング」(中国大連・HoffenBioにて)11月予定
◎第3期スペシャルライブ講習会「DR山本が解説する韓国ソウル・Myoung Eye Plastic Surgery DrChoiの上下眼瞼形成術ライブ」(韓国ソウル)2月2日(土)3日(日)
【山本美容整形塾スタートの背景】

「技術を身につけたいが学会に行っても症例報告ばかりで研鑽中の自分には吸収できない」、あるいは「他科から美容外科、美容医療に転向あるいは、一部の診療を取り入れたいが、自分が手術をできるようになるか?現場をみてみたい」、こんな医師は少なくないであろう。
そうした要望に応えていこうというのがこの「DR山本整形塾」で、一方的な指導する術者のLive公開に終わらず、術前のデザイン、術中の縫合、切開などの手技の解説、そして参加者からの細かな質問にも答えていく。
「初心者でも勉強中の医師でも、遠慮せず気後れしないで術式の初歩的な質問や相談に丁寧に答えていきたい。また、術者と参加者の術式の違いをこの場で明らかにして、建設的なディスカッションを実践の中でしていければと考えています」と山本医師。
自らも、胸部外科の専門医から美容医療の世界へ転向すべく、国内はもとより美容外科の本場ニューヨーク大形成外科に単身、修行の旅に出て、その術を磨いた。そして今でも休診日には大学の形成外科に足を運び、医局の教授などとオペを共にしながら研鑽に励む。
だからこそ、他科から転向しようという初心者であっても意欲さえあれば、門戸を広げ勉強の場を与えていきたいと、このスクールの開校に至った。蛇足だが、山本医師、修行時代に施術ノウハウは門外不出とばかり、門をたたけど門前払いをされた経験が少なくないという。辛ざんをなめたその苦労を、後継の医師にはさせたくないという動機からもこのシリーズは実施された背景がある。だからこそ、自らの施術を惜しげもなく公開していくと、強調する。好評シリーズ第3期目は装いも新たに、全6回のライブ講習会として行う。

【略歴】
(医)豊季会 山本クリニック院長 山本 豊MD,PhD/東京医大卒業後、同大大学院を経て第一外科学入局。勤務医として同大が得意とする胸部外科の専門医として臨床の経験を積む。のち、美容医療への習熟をめざし美容整形クリニックに勤務したのち、形成外科のメッカ・ニューヨーク大学形成外科に留学する。帰国後、現在の美容外科・形成外科・美容皮膚科の山本クリニックを開業する。美容整形術は専門医にも負けないスキルを身につけ、他院で手術を受けた患者の修正術(他院修正)も数多くこなす。その症例は眼瞼形成、鼻形成、フェイスリフト、一部の骨形成術、豊胸、脂肪吸引などほぼオールラウンドで、修正術で培った経験から初期クライアントに対してもクレームをつくらない美容整形をモットーとする。



(JHM106号より)
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