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身体と心の痛みにアドバイスと処方 [JHM]

[ 2012/2/14 ]
愛知県蒲郡市「薬局ジョイン」



オイスター取扱にはワケがある

症状を抱えた患者(生活者)は、単にくすりの処方だけで快癒していくわけではない。むしろ相談に乗る薬剤師の人柄によるところが大きい。身体と心に痛みをもつ患者に適切なアドバイスと処方をしながら、一方で心のケアをしていく。ここに、モデルケースとなる2人の薬剤師がいる。薬局ジョイン(愛知県蒲郡市)の尾崎 佳雅、しのぶ夫妻だ。そして佳雅先生の持論「症状はほんの氷山の一角!本来持っている自然治癒力を元気にしていく」ために、日々のカンセリングと共に薬剤師が果たす「病気と健康」への使命と研さんを怠らない。ホームファーマシー第3弾リポートはそんな二人の「薬局ジョイン」を紹介する。

「誠実と親身」がモットーという薬局ジョイン、「おしどり夫婦」の佳雅、しのぶ両先生に会えばその理念がわかるだろう。物腰が低く温和で、人の話にじっくりと耳を傾ける佳雅先生、明るく人懐っこいしのぶ先生には、患者(生活者)もきっと安心感を覚えるはずだ。
国立病院での薬剤師勤務の後、相談志向の薬局「ジョイン」を開いたという佳雅先生、その背景には、病気に対して局所の診察、治療そして処方箋調剤という西洋医学が陥りがちな「木を見て森を見ない」苦い経験があったからだという。

勤務時代に「自律神経を患いパニック症状になった患者さんの調剤が指示されましたが、一向に改善に向かわない。ある時、医師の治療方針が変わりミネラルの点滴療法に切り替わってから変化があらわれました」(佳雅先生)。現在同店で取扱いが多い「活性型牡蠣エキス ワタナベオイスター」も、病気や健康にミネラルが深く関わっているという先生の経験と知識あってのもの。

そして現在、からだ全体をみる東洋医学をベースに薬剤師としての使命を果たすことが、「薬局ジョイン」のスタンスでもある。アトピー、子宝相談、ダイエット、口内炎、更年期障害、腰痛などの症状をもつ来店客(生活者)は後を絶たない。近隣の岡崎、安城、刈谷市のみならず、子宝相談はその評判を聞きつけて遠方からも駆けつけるほどだ。

ここでは処方箋の調剤はもちろん、きめ細かいカウンセリングによって漢方、サプリメントによる処方を行うが、それだけに留まらない。「健康なカラダづくりには客観的な体質を判断して、眠っている健康力を目覚めさせる」として、薬局にトレーニングジムを併設する。エアロバイク、エルゴメーター、ホームジム機器などに加え、酸素カプセルなどが並ぶ。運動前後には、体組成計や画像による血流チェックなども用意している。

「薬局ジョイン」では身体の痛みだけでなく、患者(生活者)の“心の痛みと叫び”に寄り添うことも忘れない。「ステロイド治療をしていた患者(生活者)さんが来ました。出来る限りのカウンセリングと処方を施し、毎日のようにステロイド処置で巻いた包帯の付け替えを手伝いながらお話を聞きました」と話すしのぶ先生。その結果、患者(生活者)は快方に向かっていったという。「NLPカウンセラー」資格も持つしのぶ先生「心の不安を取り除いてやったことが大きい」と回顧する。

さて、同店ではオーダーメイドの漢方薬「ホノミ漢方」がある。相談薬局でしか取り扱われない。いわゆる現代医療のクスリの考え『隋病薬』(今出ている症状を治す)と、漢方本来の考えに沿った『隋証薬』(体調・体質を整える)によって処方されるもの。こうした漢方や調剤に必ず組み合わせていくものが、「活性型牡蠣エキス ワタナベオイスター」である。

「365日休みはありません。休みにはオイスターさんの勉強会や名古屋、静岡の薬剤師の方と、ここジョインで漢方処方などの勉強会を開いています」と佳雅先生。
ジョインで開く、同じ志をもつ先生たちとは時に先生役、患者役に分かれて模擬カウンセリングを行うという。



(JHM103号別冊より)
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