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脳への栄養補給がカギ ワタナベ活性型オイスターで不眠・うつに改善 [JHM]

[ 2012/2/10 ]
ストレス社会5人に1人が睡眠に悩み
ストレス・疲労の軽減作用をヒト試験にて確認

ストレス社会である現代、不眠やうつで悩んでいる方は非常に多い。カキ肉エキスを使ったサプリメント、ワタナベ活性型オイスターで不眠・うつに関して改善が示された。栄養が与える精神への影響が近年専門家の間で注目されてきている。

不眠、うつの改善というと、まず病院で薬をと考える方も多いが、栄養的なアプローチの大切さが近年証明されてきている。
精神への栄養の関与について研究を行う新宿溝口クリニックの溝口院長は、現代の不安障害やうつ病は、脳で作られる神経伝達物質のバランスが崩れることにより引き起こされると述べる。また、その崩れたバランスの補正には、神経伝達物質が作られる過程に関与する栄養素であるビタミン・ミネラルの、脳への積極的な補給が必要不可欠であるという。

また、睡眠の研究を行う(財)大阪バイオサイエンス研究所の裏出研究部長らは、睡眠改善作用のある食品、「睡眠改善機能食品」の探索を行っている。睡眠時の脳波を測定することで眠りの深さを数値化し、その食品が持つ睡眠改善効果を明らかにするのだ。睡眠薬に頼らない、自然な眠りを可能とする食材の発見を目指している。

近年、生活リズムの変化やストレスの増加により、日本人の5人に1人が何らかの睡眠に関する問題を抱えていることがわかっている。睡眠障害の一つである不眠症の症状は、夜間なかなか眠りに就くことできない「入眠困難」、いったん寝ついても夜中に2回以上目が醒める「中途覚醒」、朝起きた時にぐっすり眠った感じが得られない「熟眠障害」、朝、普段よりも二時間以上早く目が醒めてしまう「早朝覚醒」に分類されるが、これらの原因の一つとしてストレスが考えられている。

現在、不眠に悩まされている方の多くは、病院に行き、薬をもらっている。処方される薬には、ベンゾジアゼピン系睡眠薬が多い。これは、催眠鎮静作用を高める働きがあり、「入眠導入剤」と呼ばれている。これは不眠の症状のうちの一つ、入眠困難は改善できるが、中途覚醒する傾向があり、その薬だけでは不眠は改善されず、患者は複数の薬を併用することとなる。
薬により寝付けるがぐっすり眠れない。そんな悩みを抱える方が多い中、注目されてきているのがカキ肉エキスのサプリメント、ワタナベ活性型オイスターである。ワタナベ活性型オイスターは神経伝達物質の合成に関与するビタミン・ミネラルを補給すること、及び不眠の主な原因であるストレスを軽減させることで良質な睡眠導く。今回そのことを裏付ける研究データを紹介する。

この研究の論文の著者、渡辺貢氏は医学博士であると同時に、(株)渡辺オイスター研究所の社長でもある。同研究所は、カキ肉エキスを用いたサプリメントの製造・販売を行っている。渡辺オイスター研究所の経営には特色があり、製品は医療業界にしか流通させていない。つまり、薬局薬店だけに製品を置くことで、専門性の高い健康相談の上で製品を購入する仕組みをとっている。こうした仕組みにより、薬局の本来の役割、健康相談を重視した保健医療機関としての役割の重要性を訴えている。
また、学術研究を重視し、国内外の研究機関と共同研究を行い、年に複数の論文を発表している。今回報告する研究も、久留米大学との共同研究によるものである。
渡辺オイスター研究所ではこれまでに、同社の製品、ワタナベ活性型オイスターについて愛愛飲者から、それを飲むことで疲労感が軽減した、あるいは睡眠感が改善したとの感想が多く寄せられていた。そこで行ったのが、「勤労者を対象とした、ワタナベ活性型オイスターのストレス、疲労、睡眠の質に対する有効性の検討」である。
この研究では、日頃から疲労感や睡眠問題を自覚している成人勤労者男女17名を対象に、ワタナベ活性型オイスターを1日12粒、8週間連続摂取したときの、ストレス、疲労、睡眠の質に及ぼす影響についてPOMS、OSA等の主観的評価を用いて調べた。

その結果、試験開始前のPOMS診断において気分・感情が「専門医に受診するほどではないが健常ではない」と診断された被験者が、緊張・不安感について摂取一週間以内で有意に軽減が認められた(図1)。また、混乱、疲労についても一週間以内で有意に軽減し(図2・3)、さらに、抑うつ・落ち込み、混乱などのネガティブ気分にも改善が示された(図3)。
いずれの気分・感情の項目についても一〜二週間以内で「健常」域となり、ワタナベ活性型オイスターのストレス軽減作用が示された。 
また、睡眠に関しても、摂取一週以内で改善が示され、二週間以内で寝つきが良く、ぐっすりと眠れるようになった(図4)。
これらの試験により、ワタナベ活性型オイスターは、ストレス、疲労、睡眠の改善に有用であることが示された。

病院の薬とワタナベ活性型オイスターとを併用することで中途覚醒・早朝覚醒の改善の例も全国の薬局から多く報告されている。サプリメントの併用により不眠の原因となっているストレスを軽減させることで、中途覚醒、早朝覚醒などを改善することが不眠の解決策の一つであると考えられる。 
先に示したように、ワタナベ活性型オイスターでは抗ストレス作用が確認されている。今後の不眠症治療における新たな光となる期待が寄せられる。
ワタナベ活性型オイスターではこの他にも様々に研究を重ねている。ストレス社会の強い味方となるデータがまた発表されることを期待したい。


(JHM99号別冊より)
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