JAAS山本整形塾シリーズにニュース番組「Nスタ」取り上げる
美容医療の社会的な責任と役割に、局側が高い関心



11月1日夕刻、TBSのニュース番組「Ｎスタ」で、JAAS日本アンチイジング外科・美容再生研究会の講習会「修正症例による豊胸術LiveSurgery」の模様が放映された。
このライブ講習会は本紙101号既報のとおり、指導医山本MDの「美容整形塾」シリーズの第5回目として9月に開催され、失敗症例をいかに修正していくかという目的から実施。美容医療における医療事故やクレームが問題視される中、こうした修正手術を医師が集まって検討していることに、映像メディアからの取材要請がきていた。

指導にあたった山本医師そしてJAAS事務局では、この報道依頼に対して、「整形術の治療効果だけでなく、術後のリスク回避についても研究会が率先して勉強の場を与えている」ことを強調し、撮影の申し出を受けたという。
ともすると、こうした放映は「美容医療に対するネガティブキャンペーン」になりかねない。しかしTBSの本番組ディレクターからは「関心が高まる美容外科だがクリニックと患者間のトラブルも少なくない。そうした中で医師らがオペ技術や対処法をライブで検討し、情報交換をしていることは非常に意義のあること」、また「他院の修正をどのように行っているのか？」として、美容医療のもつ社会的な責任と役割をあえてクローズアップしたいという局側の編集意図があった。

番組の中では、こうした考えに沿って編成され、およそ15分にわたって放映された。『納得できない美容整形修正手術の理想と現実』とタイトルされた内容は、まずJAASの修正豊胸術のライブ講習の模様が、モデルとなった女性の紹介から始まる。

40代のこの女性がなぜ？、この修正手術を受けたかインタビューの映像が流れ、出産を経てやがて子供も成長、かつてのバストを取り戻したい、ととある大手美容整形クリニックに受診。バック挿入によって自慢のバストを取り戻したかにみえた。しかし10年経った今でも、時より痛み伴う違和感を抱え、明らかに左右非対称の乳房になってしまったと彼女は告白する。

映像は、当日のライブ講習会場となった山本クリニックに移り、モデルに対する医師ら参加者全員が問診、視診、触診をする模様が紹介された。そして、手術のライブ映像が映し出される。
手術数週間後、術後の経過のため再診に訪れた彼女はインタビューに答える。

「10年前に豊胸手術をした際、その手術代が明らかに安いことに驚いたがやってもらった。治療代の安さだけで安易に決めてしまったことに後悔しています」

ナレーションが『彼女が払った手術代は○○万円、そして修正手術に本来かかる治療費は△△万円である。失敗をみた豊胸手術代は合わせれば明らかに大きな負担となって患者にのしかかる』と警告する。
（修正術のライブ講習内容の報告は、101号1面もしくは、JAAS公式サイトhttp://www.jaas-online.comを参照されたい）

放映された映像は、この後、やはり山本クリニックに修正手術に来た女性が紹介されている。
重瞼切開を他院で受けたこの女性もまた、失敗症例の“被害者”で、山本医師が修正手術を行った。
初診での手術の後、明らかに不自然な二重瞼になったことに加え、片側の目尻瞼に腫れが残ったままという症状を抱え修正となった。原因は挙筋腱膜が部分的にはずれたことによるもの。それが凹凸を起こし、目尻側の瞼に隆起を生じた。

山本医師による修正術では、挙筋腱膜への再度のけん引によって正常な二重に戻す処置が行われた。
映像では最後に、こうしたトラブルを起こさないために、山本医師がアドバイスをする。

「整形術をやる際には、その先生がどのような豊胸、どんな二重をやっているか？その症例を見せてもらうことが、最低限の選択肢になるのでは」とコメントしている。

本紙では、TBSで放映された収録DVDを希望する先生及び企業にプレゼントをしている（局側には、販売目的ではないことを前提に映像コピーの許可を得ている）。希望者は、本紙差し込みチラシまたはJAASサイトより御申し込みください。（宅配時にお受け取り人送料負担）
また、好評を得たDR山本美容整形塾シリーズの第2期が来年1月よりスタートする。第1回目となるライブ講習は「初診患者の標準術式・豊胸術LiveSurgery」となる。本紙差し込みチラシかJAASサイトから申込を。


（JHM102号より）