クリニック院内ブランド 製造を検討3割超す [JHM]
[ 2011/10/26 ]
第16回本紙DRアンケート「化粧品の取り扱い」で明らかに
弊紙JHM「健康と医療」恒例のDRアンケート調査が9月初旬実施され、美容医療、アンチエイジング診療など自由診療を行うクリニックからの回答を得た。アンケートは今回で16回を数え「クリニックにおける化粧品の取り扱い」の実態を調査した。一般診療(内科、外科、整形外科、婦人科、眼科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、皮膚科)、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科、歯科クリニックなど多岐にわたって回答を得た。化粧品という商材という性格もあり、美容系クリニックからの回答が多数を占めたが、歯科からの回答も予想に反して少なくなかった。医科に比べて、術者と患者が術中に対面で向き合う診療環境からか、化粧品の院内物販の多さには驚く。また取り扱いの化粧品成分は?との問いに美容成分として認知度の高いヒアルロン酸、プラセンタ、CoQ10、セラミドやアスタキサンチンなどの抗酸化物質に回答が集中した。
「クリニックのオリジナルブランド」についての問いには、3割を超えるクリニックから「検討している」という答えが返ってきた。考える化粧品の形状は、美溶液、化粧水、クリームが圧倒的で、ブランド商品の製造個数については、100個〜300個までと答えたクリニックが大勢を占めた。
アンケートを通じて毎回、回答率(34%)が高い歯科クリニックではあるが、今回の「化粧品の取り扱い」調査でもその傾向は変わらない。
一般に歯科では、術者と患者が術中に対面で向き合う診療環境からか、院内物販に対しては以前から積極的な姿勢をみせてきた。今回のアンケートでも、予想以上に化粧品の取り扱いをするデンタルクリニックは多い。口元からフェイスのアンチエイジングという流れは、ここ最近の歯科系の潮流だといってもいい。
さて、調査結果に戻ろう。
Q2で質問した「化粧品取り扱いでどんな成分を使用しているか?」では、ヒアルロン酸(29%)、プラセンタ(39%)、Q10(21%)、セラミド(16%)などが使用頻度は高い。美容系成分で認知度が高く、患者に対して細かい説明がいらないことも要因なのだろう。抗酸化成分も高い回答率を得た。
また、医療機関でしか使えない化粧品成分も多い。ハイドロキン(40%)、トラネキサム酸(32%)などに加え、フラーレン、洗顔料に使われるAHAなどに回答が高かった。いずれも複数回答での割合であることを断わっておきたい。
Q3では、「取扱い化粧品のブランド名」を質問した。
回答者自身が、商品名なのか販売会社なのかを正確に掌握していないこともあり、無効回答となった件数が少なくない。
ただ、回答でやはり多かったのは医科向け専用の化粧品「ナビジョン」、「エンビロン」、「ノブ」、「Drオバジ」などが上位を示した。商品名ではないが、美容機器メーカーから導入液として供給を受けるケースもあり、そうした回答者も散見した。さらに、EGFなど美肌成分として最近処方される成長因子を使った化粧品をあげるクリニックも目立った。しかし国内製造というよりむしろ、韓国など海外からの未承認輸入製品として扱うところもあり、正確な商品名、販社名はわからない。
「クリニックのオリジナルブランド」(Q5)の問いには、3割を超えるクリニックから「検討している」という答えが返ってきた。考える化粧品の形状は、美溶液、化粧水、クリームが圧倒的で、ブランド商品の製造個数については、小ロットを希望するクリニックが大勢を占めた。
製造ロットでは、100個までと回答したクリニックが27%、300個までが16%で全体のおよそ半数に上る。ただ1000個までと回答したクリニックも5%と少数派ではあるがいた。
化粧品製造を受託する、あるいは製造施設と提携して企画立案、製造の手配さらには販売のプロデュースまで請け負う会社もあり、最近では医療機関に向けて小ロットで対応するところも少なくない。今後、こうしたクリニックからの受け皿として需要が伸びる可能はある。
アンケートでは、化粧品の院内物販収入についても聞いたが、ここでは控えさせていただく。
いずれにしても、女性ユーザーには日常欠かせない化粧品が、今後ますます医療機関で正確な情報とアドバイスで提供されていくことは間違いない。
○改めて、今回アンケートにご協力いただいた先生方には紙面をかりて感謝申し上げます。引き続き、今後も実施する弊紙JHMのアンケート調査ご回答にご協力をお願いしたい(なお、回答者にお約束したご希望DVDの贈呈は本紙面の発刊の後、それぞれの先生方にお送りします)
Lim医師にまた新たな名誉称号が刻まれる
先ごろ、韓国ソウルのKairos Aethetic Clinic
院長・Lim Jong hak医師は先ごろ開催された大韓民医療健康学会(The Korea medical Health Conference)
で、韓国の名医32人の一人に選ばれ、その授賞式がソウル市のMilleniun seoul hilton hotel, のgrand ballum会場で盛大に行われた。授賞は、同医師の眼瞼形成ならびに鼻形成術に対して名医の称号が与えられたもの。受賞の選考には、韓国でも信頼性の高いヘルス朝鮮と、同国の厚生省である保健福祉部があたった。
今回の受賞でLim医師には、また新たな名誉称号が刻まれたことになる。
Lim医師は、本紙でもたびたび紹介し現在JAAS日本アンチエイジング外科・美容再生研究会の「ライブ講習会」で、その卓越したテクニックを国内の医師らに公開、指導していただいている。
(JHM101号より)
弊紙JHM「健康と医療」恒例のDRアンケート調査が9月初旬実施され、美容医療、アンチエイジング診療など自由診療を行うクリニックからの回答を得た。アンケートは今回で16回を数え「クリニックにおける化粧品の取り扱い」の実態を調査した。一般診療(内科、外科、整形外科、婦人科、眼科、泌尿器科、耳鼻咽喉科、皮膚科)、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科、歯科クリニックなど多岐にわたって回答を得た。化粧品という商材という性格もあり、美容系クリニックからの回答が多数を占めたが、歯科からの回答も予想に反して少なくなかった。医科に比べて、術者と患者が術中に対面で向き合う診療環境からか、化粧品の院内物販の多さには驚く。また取り扱いの化粧品成分は?との問いに美容成分として認知度の高いヒアルロン酸、プラセンタ、CoQ10、セラミドやアスタキサンチンなどの抗酸化物質に回答が集中した。
「クリニックのオリジナルブランド」についての問いには、3割を超えるクリニックから「検討している」という答えが返ってきた。考える化粧品の形状は、美溶液、化粧水、クリームが圧倒的で、ブランド商品の製造個数については、100個〜300個までと答えたクリニックが大勢を占めた。
アンケートを通じて毎回、回答率(34%)が高い歯科クリニックではあるが、今回の「化粧品の取り扱い」調査でもその傾向は変わらない。
一般に歯科では、術者と患者が術中に対面で向き合う診療環境からか、院内物販に対しては以前から積極的な姿勢をみせてきた。今回のアンケートでも、予想以上に化粧品の取り扱いをするデンタルクリニックは多い。口元からフェイスのアンチエイジングという流れは、ここ最近の歯科系の潮流だといってもいい。
さて、調査結果に戻ろう。
Q2で質問した「化粧品取り扱いでどんな成分を使用しているか?」では、ヒアルロン酸(29%)、プラセンタ(39%)、Q10(21%)、セラミド(16%)などが使用頻度は高い。美容系成分で認知度が高く、患者に対して細かい説明がいらないことも要因なのだろう。抗酸化成分も高い回答率を得た。
また、医療機関でしか使えない化粧品成分も多い。ハイドロキン(40%)、トラネキサム酸(32%)などに加え、フラーレン、洗顔料に使われるAHAなどに回答が高かった。いずれも複数回答での割合であることを断わっておきたい。
Q3では、「取扱い化粧品のブランド名」を質問した。
回答者自身が、商品名なのか販売会社なのかを正確に掌握していないこともあり、無効回答となった件数が少なくない。
ただ、回答でやはり多かったのは医科向け専用の化粧品「ナビジョン」、「エンビロン」、「ノブ」、「Drオバジ」などが上位を示した。商品名ではないが、美容機器メーカーから導入液として供給を受けるケースもあり、そうした回答者も散見した。さらに、EGFなど美肌成分として最近処方される成長因子を使った化粧品をあげるクリニックも目立った。しかし国内製造というよりむしろ、韓国など海外からの未承認輸入製品として扱うところもあり、正確な商品名、販社名はわからない。
「クリニックのオリジナルブランド」(Q5)の問いには、3割を超えるクリニックから「検討している」という答えが返ってきた。考える化粧品の形状は、美溶液、化粧水、クリームが圧倒的で、ブランド商品の製造個数については、小ロットを希望するクリニックが大勢を占めた。
製造ロットでは、100個までと回答したクリニックが27%、300個までが16%で全体のおよそ半数に上る。ただ1000個までと回答したクリニックも5%と少数派ではあるがいた。
化粧品製造を受託する、あるいは製造施設と提携して企画立案、製造の手配さらには販売のプロデュースまで請け負う会社もあり、最近では医療機関に向けて小ロットで対応するところも少なくない。今後、こうしたクリニックからの受け皿として需要が伸びる可能はある。
アンケートでは、化粧品の院内物販収入についても聞いたが、ここでは控えさせていただく。
いずれにしても、女性ユーザーには日常欠かせない化粧品が、今後ますます医療機関で正確な情報とアドバイスで提供されていくことは間違いない。
○改めて、今回アンケートにご協力いただいた先生方には紙面をかりて感謝申し上げます。引き続き、今後も実施する弊紙JHMのアンケート調査ご回答にご協力をお願いしたい(なお、回答者にお約束したご希望DVDの贈呈は本紙面の発刊の後、それぞれの先生方にお送りします)
Lim医師にまた新たな名誉称号が刻まれる
先ごろ、韓国ソウルのKairos Aethetic Clinic
院長・Lim Jong hak医師は先ごろ開催された大韓民医療健康学会(The Korea medical Health Conference)
で、韓国の名医32人の一人に選ばれ、その授賞式がソウル市のMilleniun seoul hilton hotel, のgrand ballum会場で盛大に行われた。授賞は、同医師の眼瞼形成ならびに鼻形成術に対して名医の称号が与えられたもの。受賞の選考には、韓国でも信頼性の高いヘルス朝鮮と、同国の厚生省である保健福祉部があたった。
今回の受賞でLim医師には、また新たな名誉称号が刻まれたことになる。
Lim医師は、本紙でもたびたび紹介し現在JAAS日本アンチエイジング外科・美容再生研究会の「ライブ講習会」で、その卓越したテクニックを国内の医師らに公開、指導していただいている。
(JHM101号より)