メシマコブ、本家・韓国で 話題に [JHM]
[ 2011/10/20 ]
代替医療施設で採用進む
全く新しい製剤「TORASHUMA」は、民間療法センターでも抗ガン症例相次ぐ
いま韓国で、かつて日本市場を席巻した「メシマコブ(桑黄茸菌子体)」がかたちを変えて、話題を集めている。その商品は「TRASHUMA」とブランドを一新、エビデンスは高い信憑性をもつことはいうまでもない。開発、製造元は韓国新薬で、K-JAPANが共同開発した。メシマの豊富な基礎、臨床データと共に、伝承薬として長い歴史をもつ冬草夏虫、紅参いわゆる高麗人参の有用性をミックスした全く新しいサプリメントとして、いま韓国で代替療法を実践するクリニックを中心に採用が進む。実は話題を大きくした理由は商品そのものだけではない。韓国新薬から一手に販売の権利をもらったK-JAPAN代表の黄 仁炯氏、そして末期がんの患者から“駆け込み寺”として称され、特異な民間療法から社会復帰へと導くBIOJEM健康管理センターの所長・趙 誠炤氏。この二人の出会いが「TRASHUMA」普及には大きく関わっている。
日本の健康マーケットでアガリクスと共に旋風を巻き起こした「メシマコブ」も、アガリクスの一部製品の安全性に待った!がかかりいわゆる茸系の免疫賦活商材は、その後低迷していく。周知のとおりその後、「シロ」判定がおりたが、風評被害をまともに受け、アガリクスのみならずその影響を被るかたちで、メシマコブも市場から忘れ去られていく。この騒ぎ、所轄の厚労省によるところが大きいと言わざるを得ない(今回の原発事故、放射能汚染の元凶となった東電そして行政の対応と似ている)。
メシマコブ製剤の本家はもちろん、韓国新薬である。韓国ではれっきとした医薬品『MESIMA CAP』で、消化器性がん、肝がん、手術や化学療法との併用による免疫機能の亢進、子宮出血、月経不順などの婦人病に対する改善作用などその適用範囲も示されている。医薬品認可で蓄積されたエビデンスは膨大な量にのぼることからも、日本では相談系薬局や代替医療を積極的に行うクリニックの取扱いが増え続けた時期もあった。もちろん韓国新薬からは、日本へあくまで食品原料として輸入されサプリメントとして製剤化されたことはいうまでもない。
しかし、同社が医薬品として研究・製剤化したメシマの原料と全く変わらない。
メシマの菌株「Phellinus linteus Yoo」のPL-2は、同じように医薬品とサプリメントで使用された。
そして時は経ち、いま韓国で代替療法を実践するクリニックを中心に改めて採用が進む。
なぜいま再びのブームになったのか?
かつて日本でメシマが一斉を風靡した半面、韓国国内では医薬品原料でしか流通できなかった。しかしメシマに加え、伝承薬として長い歴史をもつ冬草夏虫、紅参いわゆる高麗人参の有用性をミックスした全く新しいサプリメント『TORASHUMA』として製品化したため、立ちはだかる薬事法上の壁をクリアできたことだ。
そして何より、自国内で医薬品にこだわり続けてきた韓国新薬の創業者が、ある人物との出会いによって、その“不文律”を解き放ったことが大きい。その人物こそ、K-JAPAN代表の黄 仁炯氏でかつて、韓国版NHKと言われるKBSの名物プロデューサーとして知られた存在でもある。
彼が企画していた「健康番組」シリーズは常に視聴率を稼ぐ。その中で初めて紹介したのがメシマコブだった。視聴者は医薬品ではないメシマコブを求めた。黄社長、その後KBSを退社しTVや映画製作のプロ集団を設立するが、韓国新薬からの要請で新たな製品『TORASHUMA』の共同開発をすることになる。そして完成をみたと同時に、このメシマ製品の総販売権が黄社長に渡されていった。
時に、黄社長は「監督」と呼ばれる。アメリカハリウッドにある有名な映画会社に特撮を駆使したアニメーションの制作を持ち込み、インド映画にも企画製作の映像を流しているからだ。
そんな「監督」に、これまたユニークな経歴の持ち主と、メシマを通じて2度目の出会いが訪れる。Pastor JO SUNG JOという名刺の通り、牧師でもあるBIOJEM健康管理センターの趙 誠炤所長である。
末期がんの患者から“駆け込み寺”として称され、特異な民間療法から社会復帰へと導くBIOJEMは、医療機関とも一部連携しつつ、臨床データも数多く集める。韓国国内に健康管理センターとしてソウル、釜山など30カ所を有する。今では遠くフィリピンなど海外からも患者が訪れるほどだ。メディアも注目するセンターで、先ごろも韓国の週刊誌「Econmiy」で紹介された。
このセンターの療法は、バイオウオーターシステム(特許多数)と呼ばれる独自の水にある。これを大量に飲用しながら、センターに設けられたサウナに入室する。そして室温が24℃と極めて低温の環境ながら、大量の汗をかく。からだに負担をかけず独特の温熱療法によってがん細胞を殺していくのだという。
このメカニズム、これだけでは説明がつかない。さらに詳しい紹介は次号に掲載する予定だが、そんな趙所長の耳にはいったのが、『TORASHUMA』だった。監督と牧師が、病いを抱えた悩める患者に寄り添いながら、医師との連携によって、自然治癒を柱にした抗ガン、免疫療法を広めていく。
「バイオジャムとTORASHUMAによって、さらに多くのがん患者を救いたい」と趙所長。同センターは医療機関ではないため、過大なPRや宣伝物は一切提供していない。ひたすら口コミで来所する。
そしてセンターに通い続けた末、驚くほどの治癒効果があらわれている。
次号につづく
(本稿はソウル現地取材からのリポートです。次号にはさらに詳しいエビデンスを紹介予定です)
(JHM101号より)
全く新しい製剤「TORASHUMA」は、民間療法センターでも抗ガン症例相次ぐ
いま韓国で、かつて日本市場を席巻した「メシマコブ(桑黄茸菌子体)」がかたちを変えて、話題を集めている。その商品は「TRASHUMA」とブランドを一新、エビデンスは高い信憑性をもつことはいうまでもない。開発、製造元は韓国新薬で、K-JAPANが共同開発した。メシマの豊富な基礎、臨床データと共に、伝承薬として長い歴史をもつ冬草夏虫、紅参いわゆる高麗人参の有用性をミックスした全く新しいサプリメントとして、いま韓国で代替療法を実践するクリニックを中心に採用が進む。実は話題を大きくした理由は商品そのものだけではない。韓国新薬から一手に販売の権利をもらったK-JAPAN代表の黄 仁炯氏、そして末期がんの患者から“駆け込み寺”として称され、特異な民間療法から社会復帰へと導くBIOJEM健康管理センターの所長・趙 誠炤氏。この二人の出会いが「TRASHUMA」普及には大きく関わっている。
日本の健康マーケットでアガリクスと共に旋風を巻き起こした「メシマコブ」も、アガリクスの一部製品の安全性に待った!がかかりいわゆる茸系の免疫賦活商材は、その後低迷していく。周知のとおりその後、「シロ」判定がおりたが、風評被害をまともに受け、アガリクスのみならずその影響を被るかたちで、メシマコブも市場から忘れ去られていく。この騒ぎ、所轄の厚労省によるところが大きいと言わざるを得ない(今回の原発事故、放射能汚染の元凶となった東電そして行政の対応と似ている)。
メシマコブ製剤の本家はもちろん、韓国新薬である。韓国ではれっきとした医薬品『MESIMA CAP』で、消化器性がん、肝がん、手術や化学療法との併用による免疫機能の亢進、子宮出血、月経不順などの婦人病に対する改善作用などその適用範囲も示されている。医薬品認可で蓄積されたエビデンスは膨大な量にのぼることからも、日本では相談系薬局や代替医療を積極的に行うクリニックの取扱いが増え続けた時期もあった。もちろん韓国新薬からは、日本へあくまで食品原料として輸入されサプリメントとして製剤化されたことはいうまでもない。
しかし、同社が医薬品として研究・製剤化したメシマの原料と全く変わらない。
メシマの菌株「Phellinus linteus Yoo」のPL-2は、同じように医薬品とサプリメントで使用された。
そして時は経ち、いま韓国で代替療法を実践するクリニックを中心に改めて採用が進む。
なぜいま再びのブームになったのか?
かつて日本でメシマが一斉を風靡した半面、韓国国内では医薬品原料でしか流通できなかった。しかしメシマに加え、伝承薬として長い歴史をもつ冬草夏虫、紅参いわゆる高麗人参の有用性をミックスした全く新しいサプリメント『TORASHUMA』として製品化したため、立ちはだかる薬事法上の壁をクリアできたことだ。
そして何より、自国内で医薬品にこだわり続けてきた韓国新薬の創業者が、ある人物との出会いによって、その“不文律”を解き放ったことが大きい。その人物こそ、K-JAPAN代表の黄 仁炯氏でかつて、韓国版NHKと言われるKBSの名物プロデューサーとして知られた存在でもある。
彼が企画していた「健康番組」シリーズは常に視聴率を稼ぐ。その中で初めて紹介したのがメシマコブだった。視聴者は医薬品ではないメシマコブを求めた。黄社長、その後KBSを退社しTVや映画製作のプロ集団を設立するが、韓国新薬からの要請で新たな製品『TORASHUMA』の共同開発をすることになる。そして完成をみたと同時に、このメシマ製品の総販売権が黄社長に渡されていった。
時に、黄社長は「監督」と呼ばれる。アメリカハリウッドにある有名な映画会社に特撮を駆使したアニメーションの制作を持ち込み、インド映画にも企画製作の映像を流しているからだ。
そんな「監督」に、これまたユニークな経歴の持ち主と、メシマを通じて2度目の出会いが訪れる。Pastor JO SUNG JOという名刺の通り、牧師でもあるBIOJEM健康管理センターの趙 誠炤所長である。
末期がんの患者から“駆け込み寺”として称され、特異な民間療法から社会復帰へと導くBIOJEMは、医療機関とも一部連携しつつ、臨床データも数多く集める。韓国国内に健康管理センターとしてソウル、釜山など30カ所を有する。今では遠くフィリピンなど海外からも患者が訪れるほどだ。メディアも注目するセンターで、先ごろも韓国の週刊誌「Econmiy」で紹介された。
このセンターの療法は、バイオウオーターシステム(特許多数)と呼ばれる独自の水にある。これを大量に飲用しながら、センターに設けられたサウナに入室する。そして室温が24℃と極めて低温の環境ながら、大量の汗をかく。からだに負担をかけず独特の温熱療法によってがん細胞を殺していくのだという。
このメカニズム、これだけでは説明がつかない。さらに詳しい紹介は次号に掲載する予定だが、そんな趙所長の耳にはいったのが、『TORASHUMA』だった。監督と牧師が、病いを抱えた悩める患者に寄り添いながら、医師との連携によって、自然治癒を柱にした抗ガン、免疫療法を広めていく。
「バイオジャムとTORASHUMAによって、さらに多くのがん患者を救いたい」と趙所長。同センターは医療機関ではないため、過大なPRや宣伝物は一切提供していない。ひたすら口コミで来所する。
そしてセンターに通い続けた末、驚くほどの治癒効果があらわれている。
次号につづく
(本稿はソウル現地取材からのリポートです。次号にはさらに詳しいエビデンスを紹介予定です)
(JHM101号より)