認定医資格制度、本格スタートへ [JHM]
[ 2011/1/20 ]
昨年春、発足したJAAS日本アンチエイジング外科・美容再生研究会に入会・登録する医師、歯科医、エステティシャンなどコメディカルの有資格者が増えている(昨年末現在で101名)。今年2011年からは実践・参加型の実技研修やマンツーマン指導をより重視したカリキュラムを組む。ともすると症例報告や診療、療法など知識一辺倒の色合いが強く、講師や術者の一方的な講義やLive公開になりがちな既存の学会、研究会を¨反面教師¨と捉え、初心者にも経験者にも分け隔てなく、Live指導をしながら気軽な質疑応答や相談を受ける雰囲気づくりをめざす。美容医療そしてアンチエイジング、美容歯科、メディカルエステの治療、施術を学ぶ意欲のある者ならすべてに門戸を開くとして、入会資格に要件はつけていない。一方、認定資格制度について会則の一部改訂、追加を理事会で正式に承認することになっており、今年から正式に運用される。入会登録から原則一年以内に講習、研修などのカリキュラム20単位を履修し、厳正な審査を経て、JAAS臨床アンチエイジング基礎認定医証が発布される。またコメディカル対象の臨床エステティシャン認定証についても、認定資格制度の中に盛り込まれる見通しで、一部の医療科目に関わる講習、研修にも参加が認められる。背景には、「美容医療をエステの立場から学んでもらいながら知識、体験を積むことで顧客からの信頼が高まり、医療との市場、顧客(患者)の共有、連携が進む」と事務局では話す。
正しいアンチエイジング外科、美容再生医療の技術をマスターし、新旧のスキルを比較検討しながら最も治療効果の高い安全性の高い施術、治療法を学んでいく、とした本会の趣旨に賛同する医師そして歯科医が月を追うごとに増えた。入会者は、もともと専門性をもつ形成外科、美容整形、美容皮膚科に限らない。美容整形を始めて日の浅い医師や、外科、整形外科、産婦人科などの他科から転職もしくは既存の診療に「美容外来」を導入したいとする医師も少なくない。
JAASでは発足と同時に、昨年春そして秋と2回に及ぶLive Forumを開催。美容医療、再生医療に、アンチエイジング内科や歯科、臨床エステの講演と施術のLive中継を会場に放映するという、今までの学会にはないコンテンツを用意した。同時に春からは、一部の講座でJSCAM日本臨床抗老化医学会との共催というかたちをとって、毎月2回以上のペースで講習、研修、海外派遣研修を続けてきた。
こうした活発な会の運営が奏功して、日増しに入会者が増加をみることになる。
「これからの美容医療は何も、美を追求するだけではない。だからこそアンチエイジング外科・美容再生の旗を掲げた」と理事会メンバーが話すように、加齢に対抗する美容医療の役割が増していく。エイジングで目立ってくる顔のたるみも、シワも、太り気味になる腹部も、¨老いる前に予防する¨というアンチエイジング美容医療が求められてくる。予防診療はアンチエイジング内科ではすでに当たり前の定義で、血液オゾンクレンジング、高濃度VC点滴、サプリメント療法、プラセンタ注射などその対象は病人ではない。加齢とともに忍び寄る日常的な「体調の不具合」をもつ受診者が多い。
お隣、韓国ではすでに一部の美容整形医が、都市部ではなく地方都市に移転して新たなマーケットを開拓している。コア・ユーザーはミドルエイジと聞く。アンチエイジング外科が歩む
将来の姿なのかも知れない。
こうした美容医療の流れにJAASでは、今年もその期待に応えるかたちで、1月から断続的なカリキュラムを組んでいる。1月、3月には10期目を迎える「ミラクルリフト」、NICR高周波による筋肉内神経の遮断によるふくらはぎの痩身、噛筋退縮による小顔、腋臭を治療するための汗腺治療のLiveSugeryが。美容整形のビギナー講座では、山本DRによる山本整形塾6回コースが決定しており、1月、3月、5月と第1期のLiveSurgery研修が用意される。中級者レッスンでは、小木曽DRによる年間4~5回のLive実習があり、上半期(1~8月)そして下半期(9‐12月)にそれぞれ2~3回の献体を使った海外での美容解剖学コース(2月はタイバンコク決定)を組み込んだ。
好評シリーズとして今年もまた予定する池田DRの「上達できるプチ整形術」や、全く新しい非侵襲による鼻形成術、エクボ形成、眼瞼形成術など韓国の美容整形医を招いてLive指導をしてもらうトレーニングも準備している。
一方、歯科からの入会者のために、アンチエイジング歯科、そして歯科でもできる内科学(オゾン療法、VC点滴、サプリメント療法も1月末にはカリキュラムがつくられる。歯科向けにはヤグレーザーを使用した歯周病治療のためのLive講習をデンタルクリニックを使って準備中でもある。
JAASでは入会資格に要件はつけていない。一方、認定資格制度について会則の一部改訂、追加を理事会で正式に承認することになっており、今年から正式に運用される。入会登録から原則一年以内に講習、研修などのカリキュラム20単位を履修し、厳正な審査を経て、JAAS臨床アンチエイジング基礎認定医証が発布される。またJSCAMの会員にはJAAS入会時に初年度(平成23年5月末)に限り年会費免除の入会特典を設けている。
またコメディカル対象の臨床エステティシャン認定証についても、認定資格制度の中に盛り込まれる見通しで、一部の医療科目に関わる講習、研修にも参加が認められる。名称は「JAAS臨床エステティシャン基礎認定証」を予定しており、医療における美容学を修学してもらいながら医療との市場、顧客(患者)の共有、連携を推し進めてもらうという。JAASと友好関係ををもち、双方の会員の交流を進めているエステシャンの団体・JAAEA日本アンチエイジング美容協会とは認定に関わる講習カリキュラムの相互互換性をとる予定だ。
JAASでは、既存の学会とも友好的な連携を求めていく一方で、悪しき伝統は¨反面教師¨と捉え、初心者にも経験者にも分け隔てなく、Live指導をしながら気軽な質疑応答や相談を受ける雰囲気づくりをめざしていく。
○本会の趣旨、活動指針、会則などの詳細および入会の手続きは公式サイトhttp://www.jaas-online.comから。また本稿で案内した講習、研修の詳細も同じホームページを参照。
(JHM97号より)
正しいアンチエイジング外科、美容再生医療の技術をマスターし、新旧のスキルを比較検討しながら最も治療効果の高い安全性の高い施術、治療法を学んでいく、とした本会の趣旨に賛同する医師そして歯科医が月を追うごとに増えた。入会者は、もともと専門性をもつ形成外科、美容整形、美容皮膚科に限らない。美容整形を始めて日の浅い医師や、外科、整形外科、産婦人科などの他科から転職もしくは既存の診療に「美容外来」を導入したいとする医師も少なくない。
JAASでは発足と同時に、昨年春そして秋と2回に及ぶLive Forumを開催。美容医療、再生医療に、アンチエイジング内科や歯科、臨床エステの講演と施術のLive中継を会場に放映するという、今までの学会にはないコンテンツを用意した。同時に春からは、一部の講座でJSCAM日本臨床抗老化医学会との共催というかたちをとって、毎月2回以上のペースで講習、研修、海外派遣研修を続けてきた。
こうした活発な会の運営が奏功して、日増しに入会者が増加をみることになる。
「これからの美容医療は何も、美を追求するだけではない。だからこそアンチエイジング外科・美容再生の旗を掲げた」と理事会メンバーが話すように、加齢に対抗する美容医療の役割が増していく。エイジングで目立ってくる顔のたるみも、シワも、太り気味になる腹部も、¨老いる前に予防する¨というアンチエイジング美容医療が求められてくる。予防診療はアンチエイジング内科ではすでに当たり前の定義で、血液オゾンクレンジング、高濃度VC点滴、サプリメント療法、プラセンタ注射などその対象は病人ではない。加齢とともに忍び寄る日常的な「体調の不具合」をもつ受診者が多い。
お隣、韓国ではすでに一部の美容整形医が、都市部ではなく地方都市に移転して新たなマーケットを開拓している。コア・ユーザーはミドルエイジと聞く。アンチエイジング外科が歩む
将来の姿なのかも知れない。
こうした美容医療の流れにJAASでは、今年もその期待に応えるかたちで、1月から断続的なカリキュラムを組んでいる。1月、3月には10期目を迎える「ミラクルリフト」、NICR高周波による筋肉内神経の遮断によるふくらはぎの痩身、噛筋退縮による小顔、腋臭を治療するための汗腺治療のLiveSugeryが。美容整形のビギナー講座では、山本DRによる山本整形塾6回コースが決定しており、1月、3月、5月と第1期のLiveSurgery研修が用意される。中級者レッスンでは、小木曽DRによる年間4~5回のLive実習があり、上半期(1~8月)そして下半期(9‐12月)にそれぞれ2~3回の献体を使った海外での美容解剖学コース(2月はタイバンコク決定)を組み込んだ。
好評シリーズとして今年もまた予定する池田DRの「上達できるプチ整形術」や、全く新しい非侵襲による鼻形成術、エクボ形成、眼瞼形成術など韓国の美容整形医を招いてLive指導をしてもらうトレーニングも準備している。
一方、歯科からの入会者のために、アンチエイジング歯科、そして歯科でもできる内科学(オゾン療法、VC点滴、サプリメント療法も1月末にはカリキュラムがつくられる。歯科向けにはヤグレーザーを使用した歯周病治療のためのLive講習をデンタルクリニックを使って準備中でもある。
JAASでは入会資格に要件はつけていない。一方、認定資格制度について会則の一部改訂、追加を理事会で正式に承認することになっており、今年から正式に運用される。入会登録から原則一年以内に講習、研修などのカリキュラム20単位を履修し、厳正な審査を経て、JAAS臨床アンチエイジング基礎認定医証が発布される。またJSCAMの会員にはJAAS入会時に初年度(平成23年5月末)に限り年会費免除の入会特典を設けている。
またコメディカル対象の臨床エステティシャン認定証についても、認定資格制度の中に盛り込まれる見通しで、一部の医療科目に関わる講習、研修にも参加が認められる。名称は「JAAS臨床エステティシャン基礎認定証」を予定しており、医療における美容学を修学してもらいながら医療との市場、顧客(患者)の共有、連携を推し進めてもらうという。JAASと友好関係ををもち、双方の会員の交流を進めているエステシャンの団体・JAAEA日本アンチエイジング美容協会とは認定に関わる講習カリキュラムの相互互換性をとる予定だ。
JAASでは、既存の学会とも友好的な連携を求めていく一方で、悪しき伝統は¨反面教師¨と捉え、初心者にも経験者にも分け隔てなく、Live指導をしながら気軽な質疑応答や相談を受ける雰囲気づくりをめざしていく。
○本会の趣旨、活動指針、会則などの詳細および入会の手続きは公式サイトhttp://www.jaas-online.comから。また本稿で案内した講習、研修の詳細も同じホームページを参照。
(JHM97号より)