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血液オゾンクレンジング療法導入には、正しい知識と実習が必要 [JHM]

[ 2010/11/25 ]
21世紀の社会的基盤を構成する新たな医療の仕組み。この分野を担う全ての医療従事者と関連産業にとって、責任の重さはさらに増している。とりわけアンチエイジング医療や補完代替・統合医療などの予防型医療に重点をおく新たな医療の枠組みは無視できない。だからこそ、そうした診療体系と新たな医療技術が求められてくる。一方、こうした医療に対して健康・美容・診断技術などがさらに密接な関りをもつこともまた明らかである。本稿では医療・健康・美容分野のオピニオン達に論説をいただいている。第44回目は、東海渡井クリニックの渡井 健男MDに述べていただく。



東海渡井クリニック院長・
日本酸化療法研究会会長
渡井 健男MD



血液クレンジング療法(大量自家血オゾン療法)は、ここ2−3年たびたびマスコミなどで取り上げられる事が多くなってきましたが、実は最近、オゾン発生器のみを購入してクリニックにオゾン療法を導入し、ほぼ独学で患者さんに治療を開始する先生方が増えています。

私は先日、オゾン療法を含む酸化療法のリサーチの為、訪欧、訪米し、実際の治療を見てきましたが、驚くべきことに一部のクリニックでは、オゾンガスへのCVラインへの直接注入が未だに公然と行われています。かつて肺塞栓で死亡者が出て、FDAがオゾン療法を禁止することになった、その治療法です。   
失礼ながらその先生はオゾン療法の基礎知識を理解されていませんでした。酸化療法は、独学や、座学だけで行ってよい治療法ではありません。

大量自家血オゾン療法でも、オゾンの過剰投与は、もちろん有毒です。適切なOxidationの意味と作用機序を理解されていない先生が、患者さんの体にオゾンを投与するのは非常に危険であり、やがて重大な医療過誤を起こす危険があります。
これは、患者さんに深刻な健康被害を引き起こしてしまうだけでなく、やっと日本で認知されてきたオゾン療法の芽を摘み取ってしまうことになるでしょう。



JAASのハンズオンセミナーでは、マンツーマンでオゾン療法のトレーニングが行なわれる。


酸化療法研究会では、酸化療法においてFRAS4, サーモグラフィ、MCfan(血液流動性測定装置)、基礎代謝などのデータや、さまざまな臨床データを集積、共有、研究し、国際標準のプロトコールを採用することで、より安全で効果的な酸化療法を目指しています。また、今後もJAAS研究会とも連携して、安全で効果的な酸化療法のハンズオンセミナーを随時開催していきます。
「酸化療法」とは、現在の抗酸化療法よりも強力な抗酸化力や免疫力を短時間で、効果的に獲得できる治療法なのです。それはインフルエンザを予防するためにワクチンを接種するのに似ていますが、ワクチンのような副作用はありません。

今回、酸化療法研究会では、オゾン療法を含む酸化療法を、広く一般の方々や、医師の方々に理解していただく為に、書籍を出版することになりました。
ご関心のある先生方は、ご一報ください。(酸化療法研究会または、JAAS日本アンチエイジング外科・美容再生研究会までご連絡ください)。
http://www.jaas-online.com/



(JHM96号より)
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