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新規美白素材 『イチゴポリフェノール』 東洋発酵 [JHM]

[ 2010/3/8 ]
イチゴは、ビタミンCを多く含み、健康的で美味な食材として広く認知されている。そして、イチゴにはビタミンC以外にも、クエン酸やリンゴ酸などの有機酸や、フラボノイドなどのポリフェノールを豊富に含有している。このイチゴに含まれるポリフェノールには、美白成分としてよく知られているエラグ酸などが多く含まれていることは、よく知られている。

食材としても優れた機能性を持つイチゴから、そのポリフェノールを選択的に抽出したサプリメント・化粧品原料がリリースされた。東洋発酵が供給する『イチゴポリフェノール』は、金沢大学と共同開発され、抗炎症や抗アレルギーといった研究の他に、薬物代謝まで、研究されており、それぞれの特許が申請されている、本格的な機能性素材だ。

『イチゴポリフェノール』の機能性については、抗酸化作用や抗肥満作用、美白や抗炎症、抗アレルギー作用などの機能性が期待されている。また、天然のイチゴ由来の香料や甘味料としても使用することが出来る。良薬は口に苦しは普通だが、『イチゴポリフェノール』にはそれは当てはまらない。イチゴ本来の味や香りを楽しみながら、イチゴの持つ機能性を濃縮したのが『イチゴポリフェノール』といえるだろう。

香料や甘味料という、添加物として認められているだけに、安全性の試験は充分に行われている。小核試験やMLA試験など、遺伝毒性はもちろん、亜急性毒性試験なども行われており、イチゴという食経験の豊富な原材料を用いた抽出物でありながら、安全性への配慮は、磐石といえる。

ポリフェノール類は抗酸化成分としては、安定した物質も多いが、『イチゴポリフェノール』も同様で、加熱や長期の常温保存で、変性しないことが確認されている。

安全で安定したポリフェノールといえる『イチゴポリフェノール』だが、その機能性については、抗肥満・美白・抗炎症・アレルギー阻害などについて、in vitroやin vivoで検証されている。

ヒト臨床による機能性については、今後の研究が待たれるが、炎症やアレルギーなどを抑え、美白作用が期待できることから、食べる化粧品としての展開には、非常に期待が持てる。

現在、コラーゲンやヒアルロン酸のサプリメントが、美容的な目的で大きな市場となっているが、それらとは異なる作用機序で、皮膚に美容的な効果を期待できる『イチゴポリフェノール』は、コラーゲンやヒアルロン酸のユーザーにアピールするサプリメントになることが予想される。



(JHM91号より)
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