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NARLとラズベリーケトン併用で抗肥満 [JHM]

[ 2010/1/22 ]
ビーティフィックと熊本県立大学がヒト試験で実証

1日にラズベリーケトン200mgとNARL5分の照射で体脂肪率まで減少

メタボ特定健診を視野に医療機関で導入



「NARL P SLIM PROFESSIONAL」で腹部の脂肪の分解




ビーティフィック(本社/大阪市中央区 中西博文社長)は、世界5カ国で特許が取得され同社がライセンスを保有する「NARL(ナール)超音波装置」と、脂肪分解及び燃焼促進作用がカプサイシン以上とされる、ラズベリーの香気成分「ラズベリーケトン」との併用によるヒトへの抗肥満作用に関する研究を、熊本県立大学大学院 鈴木 公教授(医学博士)と共同で実施していたが、この程その効果が実証された。

NARL(ナール)超音波とは「Nor Adrenaline Release(ノル アドレナリン リリース:ノルアドレナリンを放出する)」の略語で、故 三輪 博秀工学博士(三輪サイエンス)が発見・命名した周波数517KHz、強度110m W/cm2の微弱な超音波である。

この微弱な超音波を身体に照射させると、照射部位の交感神経末端が刺激され脳信号を介することなく脂肪分解ホルモンであるノルアドレナリンが局所的に分泌されることで、脂肪細胞に作用し遊離脂肪酸とグリセロールに分解されるという。これにより、従来不可能とされていた部分痩身が現実のものとなった。

この発見は、三輪博士が6大学3医療機関の協力を得て実施した基礎研究と実用化実験によってその効果が実証され、国内外の学会において、その理論とエビデンスが多数発表されており、既に日本を始め、アメリカ、中国、韓国、カナダなど世界5カ国で特許が成立している。

現在国内においては、NARL超音波単独機能の業務用痩身機が、全国のエステティックサロン及び医科・美容クリニックルートで多数の導入実績を誇っており、個人用としてもライセンシーの開発・製造により、エステ店販並びに通販ルートで販売され大ヒット商品となった。

また、海外においても、日本で発明された世界に誇る痩身システムとして、ヨーロッパ圏を中心に販売展開が進んでおり、多くの国でその
理論と効果に認知が高まりつつある。

一方ビーティフィックは、熊本県立大学大学院 鈴木 公教授(医学博士)との間で、脂肪分解及び燃焼促進作用がカプサイシン以上とされるラズベリーに含まれる香気成分「ラズベリーケトン」の配合製剤と、NARL超音波照射を併用することによるヒトへの抗肥満作用に関する研究及び実験を実施した。実験は若年女性28名を対象とし、同大学の施設内に実験期間内被験者を滞在させて次のように行った。

ラズベリーケトン含有製剤(以下RK)と、その中からラズベリーケトンを取り除いた製剤Placebo(以下PL)とを用いて、RK摂取群、PL摂取群の2群に分けた各14名の被験者に対し、RK摂取群にだけ試料に含有されるラズベリーケトンを1日200mg4週間摂取させ、その後2週間の休息期をはさみ、再度4週間摂取させるクロス実験を行った。尚、NARL超音波はそれぞれ毎日5分間臍周辺4箇所に照射を行った。

測定・調査項目は身長、体重、体組成、臍周囲径、安静時代謝量、腹部CT、血液生化学検査、食事調査、活動量調査等。
測定は、両群共に摂取前、2週間後、4週間後の計3回づつとし、採血調査は摂取前、4週間後の計2回づつ行い、比較・検討した。

実験の結果、摂取前と4週間後とを比較すると、臍囲、皮下脂肪面積、体脂肪率、体脂肪量はそれぞれPL摂取群よりRK摂取群の方が有意に減少し、安静時代謝量はPL摂取群よりRK摂取群の方が有意に上昇したことが確認された。

これにより、NARL超音波装置を単独で使用するよりもラズベリーケトンと併用することで、エネルギー代謝がより亢進し体脂肪減少等の結果につながることが実証された。

また、同社では既に、この研究データに基づきNARL超音波照射前に飲用することで相乗効果が得られるとして、ラズベリーケトン配合の脂肪分解・燃焼促進ドリンク「ラズベリースリム(50ml×10本入)」定価8,000円(税抜)を開発している。

本品は、同社が8月に発表した世界初のNARL超音波&EMS複合痩身装置「NARL P SLIM・PROFESSIONAL(ナール ピー スリム・プロフェッショナル)」と併せて、従来のエステティックルートはもちろんのこと、一昨年より施行された特定健康診断に対する指導プログラムメニューの一つとして、医療機関における自由診療分野での利用が最適とし、医科・クリニックルートへ向けても導入を推進していくという。




(JHM90号より)
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