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オゾン療法研究会開催される [JHM]

[ 2010/1/12 ]
故 伊藤MDを偲ぶ会も


追悼の意を述べるオゾン療法研究会会長・赤坂AAクリニック 森 吉臣院長


先日、東京八重洲ホテルで、第2回日本オゾン療法研究会・症例報告会が開催された。
同研究会は、銀座オクトクリニック院長だった故伊藤壱裕MDが血液クレンジングの研究のため立ち上げた研究会で、現在、赤坂AAクリニック院長の森 吉臣MDが会長を引き継いでいる。

会の開会に先立って、伊藤MDを送る会が催され、来場者は黙祷や顕花を行い、急逝した故人を偲んだ。

その後、伊藤MDの志を受け継ぐ、森MD、トキコクリニック総院長・小村 十樹子MD、東海渡井クリニック院長・渡井 健男MDらが、自らの症例を持ち寄り、症例報告を行った。

報告の内容はそれぞれのクリニックの独自性を踏まえたオリジナリティの高い内容で、森MDはオゾン療法についての基礎とパーキンソンや肝硬変・肝細胞がんなどに対する血液クレンジングとグルタチオン点滴の効果について報告した。

小村MDは、美容クリニックなので、アンチエイジングの理解を患者に求めるのが難しいと語りながらも、血液クレンジングを普及するために、血流改善効果による冷え性や膠原病、慢性疲労などを切り口に、血液クレンジングを広めていく努力を行っていることを報告後、脳梗塞や強皮症の症例報告を行った。

渡井MDはMCFANを用いて、血液クレンジングの血液サラサラ効果を発表した。クレンジング前後で5秒も時間が変化することを報告し、血液サラサラに対して、大変に効果が高いことを強調した。

特に45秒以上の血液ドロドロの患者については、クレンジング前後で有意差があり、その効果が2週間持続していることを語った。
その後、糖尿病や頚椎捻挫などに対する効果の報告を行った。

症例報告を行った3人の医師は誰もが血液クレンジングの効果を実感しており、その症例報告はどれも自信に満ちたものであることが印象的な、報告内容が続いた。

EDTAキレーションというアンチエイジングの手法をいち早く日本に導入した第一人者であった伊藤MDが、その普及に務めただけあって、血液クレンジング=大量自己血オゾン療法は、体感に優れ、効果の実感しやすいアンチエイジングの手法と言える。

森MD、小村MD、渡井MDも、その効果を自らが実感しているが故に、自信をもって患者に勧めることが出来るのであろう。
また、3人とも伊藤MDの志を受け継ぎ、強い使命感を持って、血液クレンジングに取り組まれている。血液クレンジングが魅力ある治療法であると同時に、伊藤MDの人柄が偲ばれる報告会であった。

数年前より、伊藤MDは、当時は秘中の秘であったEDTAキレーションについて、日本臨床抗老化医学会の講習会などを通じ、積極的に情報開示を行ってきていた。その姿勢は、多くの医師の共感を呼び、医療従事者らしからぬ幅広い人脈となっていった。
特に血液クレンジング導入後は、その傾向が強まり、問合せの殺到する患者を、血液クレンジングを導入してくれたクリニックに、積極的に紹介し、啓蒙普及や情報開示に務めていた。

その志は、現在の日本オゾン療法研究会にも、しっかりと受け継がれており、症例報告会では、活発な質疑応答が行われ、発表者はそれらの質問に、丁寧に対応していた。



(JHM90号より)
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