第7回東京アンチエイジング・フォーラム(第7回臨床抗老化医学会議・展示)終わる [JHM]
[ 2009/12/14 ]
講演内容にリンクした学術展示オープン
クリニックで行う「再生医療」テーマに
JSCAM日本臨床抗老化医学会(http://www.npo-jscam.com)主催の、第7回東京アンチエイジング・フォーラム・臨床抗老化医学会議・展示が、11月22日(日)、23日(月祭日)に、東京秋葉原のUDXカンファレンスホールで開催された。第7回となった今回、医新会理事長の横山博美MDが大会実行委員長を務め、「再生医療」をメインテーマに、様々な若返り・予防・治療術が講演された。フォーラムに前夜21日(土)には、PreConference「クリニックで行なう再生医療・ステムセルセラピーと美容皮膚・疾患治療への応用」がJSCAM会員限定に行われる。2日間のフォーラムでは、公開講座やLiveTherapyも行なわれ、単なる講演だけでなく、来場者を飽きさせない内容となっていた。
大会実行委員長の横山MDは、「今の医療を再生するのは、再生医療しかない」と、今回の会議のテーマを再生医療としたが、その内容は、全てがクリニックでも導入可能な内容となっている。再生医療はクリニックにとって、遠い未来の話ではない。その気になれば、明日からでも行える再生医療がある。また、今回のフォーラムでは、医療やクリニックを再生できる新しい取り組みも含めて、再生医療とした。
クリニックで導入が進む再生医療の最右翼は久保田潤一郎MDが講演するPRP注入療法だ。今回の講演では、話題の痩身術キャビテーションについても触れてた。
福岡大太朗MDが講演する幹細胞をクリーンルーム無しで脂肪細胞から取り出す技術は、今回のフォーラムのテーマに最も近いものだ。脂肪吸引から幹細胞の注入まで、シリンジ内で操作するため、クリーンルームを必要としない、手術室さえあれば、どこのクリニックでも導入可能な技術だ。
また、近年クリニックを再生させている医療に、ビタミンC点滴がある。今回は水上治MDが、欧米の最新情報とともに、クリニックで導入している免疫療法を紹介した。ビタミンCの基礎については岡山大名誉教授の山本格氏が講演し、その薬理作用の理解を深めた。
当然ながら大会実行委員長の横山博美MDは、22日の公開講座で、脂肪由来幹細胞による疾病治療の成果について、韓国RNLバイオ社や、ドイツのM・クレンツらと共に語った。
続くセッションでは、久保明MDによる、新しいアンチエイジングの検査の構築と、杉林堅次PhDによる皮膚美容についての基礎が講演された。
その後、医科も歯科も注目のヒアルロン酸注入について、超極細注射針の開発の経緯とともに池田欣生MDが、歯科については小出一久DDSが語った。
小出DDSは、続くセッションでも、西村雅興DDSと共に、新しい歯科診療について講演した。
初日のLiveTherapyは、池田MDによるヒアルロン酸注入。無痛というコンセプト追求し、立体的な造形のヒアルロン酸注入は、一見の価値がある。実技の模様を会場モニターに映し、その施術を体感する試みが行われる。
22日の最終セッションは、遺伝子治療を行う平畑徹幸MD。会場となるUDXビルで、細胞培養のクリーンルームを備えたクリニックで行われるがん治療は、大学病院をも凌駕する。
23日は、森吉臣MDの公開講座から始まり、サプリメントのセッションへと続いた。このセッションでは、前号で詳しく紹介した本間良子MDのアドレナルファティーグの講演が予定されている。副腎に注目する本間MDに対して、斎藤糧三MDは腸管と肝臓に焦点をあてた、機能性医学について講演する。それらのサプリメントについて、最新の禁忌情報を須永克佳PhDが講演した。
先述した久保田MDのキャビテーションとPRPについては、続くボディデザインの再生セッションで、ミラクルリフトの講演をする古谷鉄夫MDと共に行われた。
昼食時間を挟んで、午後最初のセッションは高濃度ビタミンCや血液クレンジングについての講演で、水上治MD、森吉臣MD、山本格PhD、JSCAM理事長 松山淳MDらが講演した。今、クリニックにとって、最も身近で必要な情報の詰まったセッションだ。
その後、松山MDは、近年JSCAMで急速に拡大している歯科と、医科の連携および、それらの自由診療によるクライアントの拡大のための、メディカルエステ・デンタルエステについて講演し、締めくくりのLiveTherapyでは、平畑MDによるダーマローラーとステムセル・タンパク、成長因子を用いた育毛の施術を公開した。
これらのプログラムは、本紙中面により詳しい情報を記載しているが、どの講演もほとんど全てが、開業医がその気になれば、すぐにでも導入可能な技術ばかりだ。
また、併設する学術展示会場では、講演内容と直結した機器やサプリメントなど、必要なものをセレクトして展示してあるので、講演を聴いて、気になった施術が参加者は、足を運んだ。導入のためのヒントや情報を見つけていた。
(JHM89号より)
クリニックで行う「再生医療」テーマに
JSCAM日本臨床抗老化医学会(http://www.npo-jscam.com)主催の、第7回東京アンチエイジング・フォーラム・臨床抗老化医学会議・展示が、11月22日(日)、23日(月祭日)に、東京秋葉原のUDXカンファレンスホールで開催された。第7回となった今回、医新会理事長の横山博美MDが大会実行委員長を務め、「再生医療」をメインテーマに、様々な若返り・予防・治療術が講演された。フォーラムに前夜21日(土)には、PreConference「クリニックで行なう再生医療・ステムセルセラピーと美容皮膚・疾患治療への応用」がJSCAM会員限定に行われる。2日間のフォーラムでは、公開講座やLiveTherapyも行なわれ、単なる講演だけでなく、来場者を飽きさせない内容となっていた。
大会実行委員長の横山MDは、「今の医療を再生するのは、再生医療しかない」と、今回の会議のテーマを再生医療としたが、その内容は、全てがクリニックでも導入可能な内容となっている。再生医療はクリニックにとって、遠い未来の話ではない。その気になれば、明日からでも行える再生医療がある。また、今回のフォーラムでは、医療やクリニックを再生できる新しい取り組みも含めて、再生医療とした。
クリニックで導入が進む再生医療の最右翼は久保田潤一郎MDが講演するPRP注入療法だ。今回の講演では、話題の痩身術キャビテーションについても触れてた。
福岡大太朗MDが講演する幹細胞をクリーンルーム無しで脂肪細胞から取り出す技術は、今回のフォーラムのテーマに最も近いものだ。脂肪吸引から幹細胞の注入まで、シリンジ内で操作するため、クリーンルームを必要としない、手術室さえあれば、どこのクリニックでも導入可能な技術だ。
また、近年クリニックを再生させている医療に、ビタミンC点滴がある。今回は水上治MDが、欧米の最新情報とともに、クリニックで導入している免疫療法を紹介した。ビタミンCの基礎については岡山大名誉教授の山本格氏が講演し、その薬理作用の理解を深めた。
当然ながら大会実行委員長の横山博美MDは、22日の公開講座で、脂肪由来幹細胞による疾病治療の成果について、韓国RNLバイオ社や、ドイツのM・クレンツらと共に語った。
続くセッションでは、久保明MDによる、新しいアンチエイジングの検査の構築と、杉林堅次PhDによる皮膚美容についての基礎が講演された。
その後、医科も歯科も注目のヒアルロン酸注入について、超極細注射針の開発の経緯とともに池田欣生MDが、歯科については小出一久DDSが語った。
小出DDSは、続くセッションでも、西村雅興DDSと共に、新しい歯科診療について講演した。
初日のLiveTherapyは、池田MDによるヒアルロン酸注入。無痛というコンセプト追求し、立体的な造形のヒアルロン酸注入は、一見の価値がある。実技の模様を会場モニターに映し、その施術を体感する試みが行われる。
22日の最終セッションは、遺伝子治療を行う平畑徹幸MD。会場となるUDXビルで、細胞培養のクリーンルームを備えたクリニックで行われるがん治療は、大学病院をも凌駕する。
23日は、森吉臣MDの公開講座から始まり、サプリメントのセッションへと続いた。このセッションでは、前号で詳しく紹介した本間良子MDのアドレナルファティーグの講演が予定されている。副腎に注目する本間MDに対して、斎藤糧三MDは腸管と肝臓に焦点をあてた、機能性医学について講演する。それらのサプリメントについて、最新の禁忌情報を須永克佳PhDが講演した。
先述した久保田MDのキャビテーションとPRPについては、続くボディデザインの再生セッションで、ミラクルリフトの講演をする古谷鉄夫MDと共に行われた。
昼食時間を挟んで、午後最初のセッションは高濃度ビタミンCや血液クレンジングについての講演で、水上治MD、森吉臣MD、山本格PhD、JSCAM理事長 松山淳MDらが講演した。今、クリニックにとって、最も身近で必要な情報の詰まったセッションだ。
その後、松山MDは、近年JSCAMで急速に拡大している歯科と、医科の連携および、それらの自由診療によるクライアントの拡大のための、メディカルエステ・デンタルエステについて講演し、締めくくりのLiveTherapyでは、平畑MDによるダーマローラーとステムセル・タンパク、成長因子を用いた育毛の施術を公開した。
これらのプログラムは、本紙中面により詳しい情報を記載しているが、どの講演もほとんど全てが、開業医がその気になれば、すぐにでも導入可能な技術ばかりだ。
また、併設する学術展示会場では、講演内容と直結した機器やサプリメントなど、必要なものをセレクトして展示してあるので、講演を聴いて、気になった施術が参加者は、足を運んだ。導入のためのヒントや情報を見つけていた。
(JHM89号より)