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次世代アンチエイジング化粧品「メタトロン」 [JHM]

[ 2009/11/25 ]
アンチエイジングクリニックの経営の安定化を考えるとき、外面的な美容は必須項目だ。消費者や患者がアンチエイジングという言葉でイメージするのは、若々しい外見だからだ。しかし、だからといって、美容外科や美容皮膚科の後追いをしても、差別化するのは難しい。アンチエイジングにはアンチエイジングにふさわしい美容の提供方法がある。例えば美容に用いる素材にこだわってみるというのはアプローチの一つといっていい。MTコスメティクスの機能性化粧品『メタトロン』は、アンチエイジング医療を行なう医師にとってなじみの深い、カルノシンやDMAEといったアンチエイジングサプリメントにも用いられる素材を、化粧品として活用し、機能性を引き出すことに成功
しているコスメブランドだ。


カルノシンは、β‐アラニンとヒスチジンからなるジペプチドで、運動時の乳酸を速やかに代謝させ、抗疲労サプリメントとして利用されている。また、抗酸化作用やコラーゲンの産生促進などが知られている。

JSACM日本臨床抗老化医学会主催で開催された、第1回国際臨床抗老化医学会議では、カルノシン(N-アセチルカルノシン)の点眼薬による白内障の治療効果について、イギリスのIASのバトラー氏が発表を行なっている。現在でもこの点眼薬は、世界的なヒットとなっていると聞く。
また、DMAE=ジメチルアミノエタノールは、米国ではブレインサプリにはなくてはならない素材の一つで、神経伝達物質アセチルコリンの前駆体だ。米国のアンチエイジングクリニックのサプリメントの中で、DMAEをラインナップしていないクリニックは少数派であろう。
こうした、アンチエイジングになじみの素材ではあるが、皮膚に対しての効果も、かなり研究が進んでいる。

日本国内でも大手化粧品メーカーが研究発表を行なっているが、カルノシンはグリケーションによる糖化最終産物=AGEの形成を阻害することが示唆されている。血糖値の高い状態が続くと、タンパク質が糖化し、最終的にはAGEとなる。このAGEがコラーゲンに蓄積すると、コラーゲンの架橋構造と置き換わり、コラーゲンは本来の強度を保てなくなってしまう。
これが皮膚のシワやタルミの原因の一つであるといわれている。同様にコラーゲンが多い組織である血管が、糖尿病患者で脆くなるのも、このグリケーションが原因の一つだ。



全米でベストセラーとなったN.ペリコーン著「リンクルキュア」翻訳本。
カルノシン、DMAEなどの作用がわかりやすく解説されている。


DMAEについては、米国で、最も著名な美容皮膚科医の一人であるニコラス・ペリコーンが、皮膚への塗布でタルミをなくし、肌のハリを改善することを報告している。
ペリコーンはその著書の中で、皮膚のタルミが起こるのは、その下の筋肉が老化によってアセチルコリンなどの神経伝達物質が足りなくなることで弛緩することによって起こると述べており、内服や外用で、DMAEを補うことで、筋肉の適度な緊張を取り戻し、タルミを改善するのだと解説している。
また、DMAEのローションは即効性があるばかりでなく、連用によってさらに効果を強め、半永久的な効果を謳っているほど、DMAEの外用を高く評価している。

MTコスメティクスの『メタトロン』は、こうした最先端の美容素材を用いて、製品化されている。皮膚のハリを保つカルノシンと、皮膚を内側から支えタルミを改善するという目的のDMAEは、顔の外観を若々しく改善するための相乗効果の期待できる組み合わせといえる。
当然ながら、美白のためのグルタチオンやリポイルリシン(ラミナリアオクロロイカエキスに含有)や、γ‐トコフェロール、ビタミンCなども配合している。
さらには、アンチエイジングクリニックとしてはうれしい、経口摂取のためのサプリメントもラインナップされ、内側と外側からの美容を行なうことができる商品構成となっている。
それに加え、DMAEを高濃度に配合したボディ用のスリミングジェルまでもが用意され、全身のケアができる。ボディ用のDMAEというのは、米国製品が出回っているが、日本ではまだ、珍しい製品と言えるのではないだろうか?

統一の取れたコンセプトで、フェイシャルとボディケアをラインナップし、表皮(パンテノール・ナイアシンアミド)、真皮(カルノシン・ビタミンC)、筋肉(DMAE)までもケアする『メタトロン』は、新規参入の医療向けコスメとしては、完成された商品構成といえる。
MTコスメティクスは、もともとエステティックサロン向けのプロフェッショナルコスメメーカーで、医療向けのブランドの確立のため、美容・アンチエイジングの先進国である米国の医療領域のコスメを徹底研究した上で、日本国内の消費動向を加え、商品開発を行なった。それによって完成したのが、『メタトロン』というブランドだ。

先行するクリニック専用のプロ向けコスメを凌駕するための次世代アンチエイジング化粧品といえる。
◎本稿にご興味のある読者は、編集部あてFAX03‐6222‐3125までお問合せください。



(JHM88号より)
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