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最も身近で安全安心な再生医療『マイセルACR』 [JHM]

[ 2009/10/2 ]
日本発の世界が注目する、美容皮膚アンチエイジングPRP注入


マイセルのPRPキット。すべて減菌、個包装されている


ACRの開発者。久保田潤一郎MD


最近、本紙編集部にPRPについての問い合わせが寄せられることが多い。再生医療が注目を集めているが、最も身近で安心して使用できる再生医療として、PRPが定着してきたからかもしれない。プラセンタを行っているクリニックならば、その次のより高度な美容的なメニューとして最適ともいえるPRP。このPRP注入療法、キットが輸入品のため、海外の技術と誤解されることもあるが、日本で開発された技術である。世界に誇れる日本発の美容皮膚アンチエイジングであるPRP注入療法について、その開発者である久保田潤一郎MDにお話を伺った。


患者自身から採血した血液から、血球を取り除き、血小板リッチな血漿を真皮・皮下に注入することで、皮膚の状態を改善するPRP(Platelet-Rich Plasma:多血小板血漿)注入療法。フィラーや手術などで改善の難しい、チリメンジワにも効果が高いといわれる再生医療を応用した美容的なアンチエイジングの手法だ。

世界的にも注目されているこの技術を開発したのは、久保田潤一郎クリニック院長の久保田MDだ。今年7月にバンコクで開催された国際学会IMCAS・ASIAでも美容としてのPRP注入について、久保田MDが講演し、デモも行っている。
英国や米国、東南アジアからも第一線の医師が、久保田MDに直接指導を受けるため来日するなど、世界的に注目を集めるアンチエイジング医療であるPRP。もともとは再生医療として骨の接合や熱傷治療について杏林大学時代に興味を持っていたのが、久保田MDとPRPの出会いだ。
再生医療としてのPRPの活用には成分輸血レベルの量のPRPが用いられているため、クリニックで行うには無理がある。しかし、美容・形成外科の専門医として独立開業した久保田MDの元に、1本の試験管のような器具が持ち込まれる。それが、クリニック内で遠心分離のみで手軽にPRPを生成するためのキットだった。

持ち込んだ業者は、歯科のインプラント治療に、フィブリン糊としてPRPを売り込もうと努力していたが、あまり注目されていないので、杏林大時代の研究から、久保田MDにたどり着いたのだという。
そのキットを知った久保田MDは、これを老化した組織の再生に使えないかと考え始め、これまでの治療で、打つ手が無かったといえるチリメンジワへの活用を始める。

現在でも手術やフィラーでは、チリメンジワを改善することは難しい。PRPの注入はこれに対して、患者が認識できる、良好な結果が得られることを、久保田MDは確認する。

組織が損傷したとき、血小板の凝固による止血作用については良く知られているが、血小板はその後にPDGFやVEGF、FGF、EGFなどの成長因子を放出し、創傷治癒のトリガーになる。自分の血液由来の成長因子を活用するPRPの注入療法は、現時点では最も安全な、究極のアンチエイジング医療といえるかもしれない。

自己血由来であることがPRP注入療法の良さの一つで、PRPを注入することで起きる反応は、通常の自然治癒の状態とほとんど同一の反応である。



(JHM87号より)
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