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医学雑誌が予防・治療効果のエビデンスを認める [JHM]

[ 2009/9/25 ]


ミネラル摂取のために『ワタナベ活性型オイスター』が優れていることは、理解に難くない。では、本題のRASに対しての試験の結果を見てみよう。
本試験は鶴見大学歯学部附属病院専門外来において病態の評価を行っている。被験者は、平均年齢36.3歳の成人男女11名で、最終的には風邪によるドロップアウトで1名が除外されている。全員が再発のRAS患者である。

1日の『ワタナベ活性型オイスター』の摂取量は12粒で1回または複数回に分けて水とともに1週間摂取した。
調査・検査項目としては、過去の有病期間などの聞き取り、現在のRASの経過観察、サクソンテストによる唾液量の測定、口腔内Candidaの菌数などが調べられている。
サプリメント摂取の結果、過去の有病日数と、サプリメント摂取時の有病日数を比較すると、平均で約4日間の短縮している。公的な学術誌で『ワタナベ活性型オイスター』のRASに対する有意な有病日数の短縮の示唆が報告されたことになる。

症状の経過観察の結果についても、全被験者で「消失(7例)」や「著明改善(2例)」、「やや改善(1例)」で、「不変」や「悪化」は見られなかった。この結果は自覚症状に基づく、有病日数の短縮と基本的に一致しており、自覚症状からも、病理学的所見からも、『ワタナベ活性型オイスター』のRASへの効果が確認されたことになる。
唾液量やCandidaの菌数においても、改善傾向がみられ、RASだけでなく、口腔内環境の改善が示唆されている。

この結果を踏まえて著者らは、『ワタナベ活性型オイスター』が、RAS症状の寛解を促進する関与成分について、亜鉛が最も可能性が高いと推察している。その理由として①RAS患者が亜鉛欠乏状態にあること、および亜鉛補充療法に反応することを示す成績がいくつも報告されている、②亜鉛は生体膜の強度保全に不可欠であり、核酸およびタンパク質の合成も亜鉛に依存するので、アフタによる粘膜損傷に対する亜鉛の改善効果には合理性がある、③本試験食の亜鉛含量が、高い(1日用量、亜鉛元素として約1.9mg)、④今回の試験に用いたのと同一用量の本試験食品を摂取した2型糖尿病患者では、血清亜鉛レベルの上昇が遅くとも4週間以内に認められている(Progress in Medicine Vol.29 No.2)、と挙げている。
さらに著者らは、硫酸亜鉛と比較して、『ワタナベ活性型オイスター』は多くの必須栄養素をバランス良く含有する栄養価の高い食品であり、亜鉛に加えてビタミンB群、葉酸、鉄などの抗RAS効果が推察されている種々の成分も豊富に含んでいることから、『ワタナベ活性型オイスター』の摂取がRASに対する予防・治療効果のみならず、全身栄養状態の改善も期待できる点で、硫酸亜鉛単独摂取に優る食品特性をもつと考えられ、この可能性について、より詳細な検討が望まれる、と報告している。

単一のビタミンやミネラル、機能性成分ではなく、様々な成分が含有するカキ肉エキス含有錠剤型食品として、疾病の予防効果を示唆する報告が、医学雑誌に論文として報告される例は、極めて稀である。 『ワタナベ活性型オイスター』の報告がProgress in Medicineに掲載されたことは、その有用性を医学雑誌が認め、掲載に値すると判断したことに他ならない。
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