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大豆イソフラボン 硫黄の供給源 [JHM]

[ 2009/8/4 ]
大豆イソフラボン

大豆イソフラボンというサプリメントに対して、アンチエイジング医療や婦人科のクリニックが果たすべき役割は大きい。
日本では、サプリメントは一般の食品と同じカテゴリーに属しているため、メーカーがサプリメントを身体的な症状と関連付けてサプリメントを売ることが禁じられている。
大豆イソフラボンは、更年期・閉経前後の女性が摂取するにはメリットの大きいサプリメントであるが、食品安全性委員会によって、出された上限摂取量が大きく報道されてしまったため、一時市場での動きが、失速してしまった。現在は大分回復しているといわれているが、老化によって低下する女性ホルモンにアンバランスに有効なこのサプリメント素材は、アンチエイジング医療では、必須のサプリメントといって良い。
大豆イソフラボンには配糖体とアグリコンの2つのタイプの原料があり、配糖体タイプはそのままでは利用されず、摂取された後、腸内細菌によって、アグリコンとなって吸収される。そのため、腸内細菌のばらつきから、アグリコンとして摂取したほうが、用量の管理がしやすい。
大豆イソフラボン・アグリコンを医療領域で積極的に展開している企業には、ニチモウバイオティックスがある。



硫黄の供給源

アンケートの選択肢の中で、MSMやPSなどは分からない人にはなんだかまったくわからない素材であろう。MSMはメチル・スルフォニル・メタン、PSはフォスファチジル・セリンのことだ。PSについては、本紙14・15面に関連記事があるので、参照されたい。
ここでは、MSMについて解説する。MSMはもともと米国で関節ケアのためのサプリメントとして開発された素材だが、近年ではイオウの供給源としての機能に注目が集まっている。
解毒とも関連するメタロチオネインやシステインなど含硫アミノ酸の働きが認識されてきたためだ。また、炎症の軽減にも用いられている。
日本でMSMのサプライヤーにはCICフロンティアなどがある。



(JHM86号より)
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