コラーゲンが上位に来たのは、美容素材として素材の認知が定着しているのがその理由であることは間違いない。後述の質問3の回答でも、美容目的が最も望まれているので、一般市場のみならず、医療機関においても、需要の高いサプリメントであることがうかがえる。
事実、ピーエスの『DAAC-1』など、コラーゲンサプリメントは医療機関でもかなり流通している。これらのコラーゲンサプリメントには、医療機関の専用品や、医療機関が開発したものなど、その需要の多さがうかがえる。
『DAAC-1』は、もともと関節系のエビデンスの豊富なコラーゲンだが、近年では、美肌に関してのエビデンスの構築を行っており、良好な結果を得ている。
本来であれば、このアンケートの選択肢にヒアルロン酸が無ければならないのだが、以前のアンケートの選択肢をそのまま流用しているため、ヒアルロン酸の選択肢がない。もし、選択肢としてヒアルロン酸があれば、コラーゲンと同等の回答が得られた可能性がある。
ヒアルロン酸では、医療機関に対して専門的にアプローチしている、エル・エスコーポレーションの『ヒアロコラーゲン』が、弾性組織としてのヒアルロン酸とコラーゲンの組成を崩さないで抽出・製造されており、差別化できる商品と言えるだろう。


（JHM86号より）