JAASアカデミー
TEL
お問い合わせ
一般社団法人 JAAS日本アンチエイジング外科学会

JAASアカデミー

一般社団法人 JAAS日本アンチエイジング外科学会

TEL

お問い合わせ

高濃度ビタミンC点滴に組み合わせプロトコル紹介 [JHM]

[ 2009/6/25 ]



先月もお伝えした、米国の補完代替医療で著名なマイケルB.シャクターMDの医師向けワーックショップが7月19日に開催される。
シャクターMDは、米国で35年以上に亘り、主にがん患者に対して、補完代替医療を実践している。高濃度ビタミンC点滴やキレーション、オゾン療法、ホルモンバランシング、栄養療法など、個々の症例に合わせて、多様な治療を組み合わせて使用するノウハウを持つ。
あらためて、その講演内容の一部を紹介する。講演の中では、高濃度ビタミンC点滴の後に活用する、ビタミンB17点滴や、その他、非常に広範囲のビタミン、ミネラル、アミノ酸などの点滴についての情報が聴けるはずだ。
また、化学物質や重金属などのデトックスについても、重要視しており、その方法が紹介される。
経口のサプリメントでは、高用量ビタミンDなど、米国のトレンドともいえる、補完代替医療が紹介される。
現在、日本でも幅広く取り入れられている、ビタミンC点滴を中心に、その機能を強化するための、様々な工夫が紹介されるはずだ。
その手法は、キレーションやオゾン療法、サプリメントに加え、食生活などの多岐にわたっており、その詳細なプロトコルを紹介し、当日はそのプロトコルが資料として配布される。
ワークショップでは、実際に米国でシャクターMDが治療の拠点とするシャクターセンターの様子も紹介され、米国の代替補完医療の最前線の様子を見ることができるであろう。
また、当然のことながら、Dフラクションなど、免疫系サプリメントの活用も詳細に紹介される。
こうした、米国の補完代替医療は、これまで高額な民間保険料が負担できない層が利用してきたと考えられていたが、実はそうではなく、高所得者層が、好んで補完代替医療を利用していることが、明らかとなってきている。
意外なことに米国の高所得者層の一部は、メインストリーム医療よりも、補完代替医療を選択しているのだ。
高所得者層を乱暴に言い換えるなら、教育レベルや知性の高い層と言える。そうした教育や知性によって、メインストリーム医療に加えて、補完代替医療が支持されているのだ。公的保険の無い米国では、メインストリーム医療と補完代替医療の境界線は、日本より曖昧といえるのではないだろうか?
その補完代替医療の第一線の医師マイケルB.シャクターMDの講演なのである。聞き逃すのはあまりにも惜しい。がんの補完代替医療に興味の無い読者でも、キレーションやホルモン療法など、アンチエイジングに応用できる、様々なテクニックが学べるはずだ。
予防医学としてのアンチエイジング医療は、日本では治療医学としての補完代替医療を取り込むことで、その対象となるクライアントを大きく拡大することができるのだ。高濃度ビタミンC点滴の普及は、その大きなきっかけとなった。そして、その高濃度ビタミンC点滴を古くから実践し、さらには多くのがん患者をケアしてきたシャクターMDの語る補完代替医療が、アンチエイジング医療の飛躍に大きなヒントを与えてくれることは言うまでも無い。
本紙1面にもあるとおり、日本のアンチエイジング医療に最も欠けているのは、ソリューションだ。シャクターMDの講演には、日本医療に欠けているソリューションが語られるのだ。
本ワークショップの主催は日本腫瘍学会とサン・メディカ。日時:7月19日(日)9時〜17時、場所:東京三田・笹川記念会館、参加費:5000円(懇親会込み)、問い合わせ:(03-5789-3774まで。



(JHM85号より)
Copyright (C) JAAS ACADEMY. All rights reserved.