[2] 紫イペ、新たな挑戦始まる [JHM]
[ 2009/3/12 ]
手術侵襲で発生するNOを抑制、90%阻止率示す
地元・寝屋川(大阪)を含め北河内エリアが主たる診療圏だが、近畿一円さらには全国から患者が集るほどの病院、それが藤本病院である。ベット数150床の内科、外科、整形外科、脳外科、眼科などの診療科目を揃えるこの総合病院の院長に、昨年、元関西医大・外科の川口 雄才MDが就任した。「紫イペ」でがん患者に対して統合医療を実践し、5年生存率試験で延命効果を立証してきた臨床外科医として知られるドクターである。
就任早々、大学病院ではできなかった「代替医療外来」を新設し、現代医療としての外科治療、放射線治療、低容量抗がん剤治療にこの外来を〃第四の治療〃と位置づけ、同医師独自の治療方針を病院に浸透させてきている。
そんな川口院長が今、新たにチャレンジしているのが、がん患者に対する腫瘍の切除で、今最も臨床外科医が着目する課題、手術時に発生する侵襲物質をいかに抑えるか?というテーマで、紫イペが救世主となる可能性が出ているという。
「手術によって侵襲物質のひとつ一酸化窒素合成酵素(iNOS)の産生物、NOが発生します。われわれ臨床外科医の世界では、いまこのNOが重要なファクターとなっているわけですが、その抑制に紫イペが大きく関っているということが明らかになりつつあります」
NOは生体反応ではある意味、なくてはならない物質ではあっても、過剰な発生は逆に細胞にとってマイナスになる。
加齢から起こる細胞の破壊は、このNOも関っているという。つまり過剰なNO発生を抑えることによって、細胞の若返り効果をもたらすというわけだ。
「言い換えれば、アンチエイジングはNOを抑えて細胞寿命を延ばすことです」
川口医師によれば、製薬の世界でもこのNOを抑える医薬品の開発が行なわれており、あのクレスチン、AHCCでもNO産生そしてiNOSタンパク質とmRNAの誘導はせいぜい50の阻止率だと話す。ところが、紫イペでは90%以上の阻止率を示したというから驚く。
(JHM82号より)
地元・寝屋川(大阪)を含め北河内エリアが主たる診療圏だが、近畿一円さらには全国から患者が集るほどの病院、それが藤本病院である。ベット数150床の内科、外科、整形外科、脳外科、眼科などの診療科目を揃えるこの総合病院の院長に、昨年、元関西医大・外科の川口 雄才MDが就任した。「紫イペ」でがん患者に対して統合医療を実践し、5年生存率試験で延命効果を立証してきた臨床外科医として知られるドクターである。
就任早々、大学病院ではできなかった「代替医療外来」を新設し、現代医療としての外科治療、放射線治療、低容量抗がん剤治療にこの外来を〃第四の治療〃と位置づけ、同医師独自の治療方針を病院に浸透させてきている。
そんな川口院長が今、新たにチャレンジしているのが、がん患者に対する腫瘍の切除で、今最も臨床外科医が着目する課題、手術時に発生する侵襲物質をいかに抑えるか?というテーマで、紫イペが救世主となる可能性が出ているという。
「手術によって侵襲物質のひとつ一酸化窒素合成酵素(iNOS)の産生物、NOが発生します。われわれ臨床外科医の世界では、いまこのNOが重要なファクターとなっているわけですが、その抑制に紫イペが大きく関っているということが明らかになりつつあります」
NOは生体反応ではある意味、なくてはならない物質ではあっても、過剰な発生は逆に細胞にとってマイナスになる。
加齢から起こる細胞の破壊は、このNOも関っているという。つまり過剰なNO発生を抑えることによって、細胞の若返り効果をもたらすというわけだ。
「言い換えれば、アンチエイジングはNOを抑えて細胞寿命を延ばすことです」
川口医師によれば、製薬の世界でもこのNOを抑える医薬品の開発が行なわれており、あのクレスチン、AHCCでもNO産生そしてiNOSタンパク質とmRNAの誘導はせいぜい50の阻止率だと話す。ところが、紫イペでは90%以上の阻止率を示したというから驚く。
(JHM82号より)