昨年より注目を集めていた日本エステティック機構の認証制度が動き出した。
同機構3つの認証制度（サロン認証、機器認証、エステティシャン認証）の内、サロン認証と機器認証の内訳が先日発表された。


エステティック機器認証マークを発表

エステティシャン認証については現在内容を詰めているとのことで、近日にも発表するとのことだ。
経済産業省サービス産業化課長からも「認証制度はエステ業界の信頼向上に良い。制度が広まることで健全化が図れれば」というコメントが寄せられた。

今回の認証では252サロンと1機種が昨年末に行なわれた認定審議により決定した。
しかし、今回の第1期第1回サロン認証の申請受理サロン数が462サロンである事実を照らし合わせると、認証されたサロンは申請受理サロン全体の54.5%と、半数強ほどしか認証されなかった。

認証に至らなかった理由について同機構では、
①認証不可（認証基準に適合していない又は改善計画書が妥当ではない）。
②留保（書類審査・現地審査ともに終了済みだが一部条件が整わず審査に至らなかった）。
③申請取り消し（申請書類に事実と異なる記載があり申請自体が成立しなかった）。
④申請辞退（事業者による自主的な審査辞退）。
以上の4つの理由を挙げている。

サロン認証についての説明を行った同機構理事の天辰氏は「サロン認証が54%ではこの先が危ぶまれる」と危機感を露にし、「真にお客に愛されているサロンが参加しないと意味が無い」と述べた。



（JHM82号より）