多くの患者が関心寄せる

第6回国際臨床抗老化医学会議でも大きな話題を呼んだ、UDXヒラハタクリニックのがん遺伝子検査・治療。
日本で唯一とも言える、特殊な検査、治療であるため、先日、この治療に興味のある患者らを、クリニックのあるUDXビルのセミナールームに招き、説明会を行なった。
説明会では、がんと遺伝子についての一般論を同クリニックのDr.李　雪玲から、遺伝子検査の実際について、同クリニックの主任研究員Dr.アフラズから、それぞれ解説された後、センター長の平畑　徹幸MDより、UDXヒラハタクリニックの行なう遺伝子検査、治療について、症例報告を交えながら、解説を行い、その後、施設内を見学した。
Dr.李は国立がんセンター中央病院でも遺伝子治療の経験を持ち、またDr.アフラズも東邦大医学部やメイヨークリニックでの経験を持つ、最先端の医療の提供に相応しいスタッフ。
セミナーを通して強調されていたのが、がん細胞の大きさ。遺伝子診断では、PETなどの画像診断では発見が困難な早期がんを見つけることができるのだという。
一方で治療法については、P53や樹状細胞、NK細胞などを用いた治療に加え、ベクターを用いた遺伝子治療までもが紹介された。
このベクターを用いた遺伝子治療が行えるのも、その前段で、詳細な遺伝子検査を行なっているからに他ならない。
UDXヒラハタクリニックの、がん遺伝子検査は、がんの発現の有無を診ることに加え、治療のための遺伝子情報を診ることが、他の医療機関の遺伝子検査との大きな違いだ。
詳細ながん遺伝子検査によって選択された、最適な遺伝子をベクターにのせることで、最適な治療を提供できるのだ。
セミナーの後、施設内を見学し、白血球の採取装置や、エアシャワーまでを備えた、細胞培養のためのクリーンルームなど、他の医療機関では中々お目にかかれない特殊な設備を目の当たりにすることで、その治療にも大きな期待が膨らんだ。




（JHM81号より）