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[JHM] アンチエイジング医療での美容・痩身⑤

[ 2008/8/9 ]
医療と周辺産業との関係

メタボ健診の制度での難しさについてはご理解いただけたかと思う。では、クリニックでメタボ健診をビジネスとするにはどうしたら良いのか?
メタボ健診での診断基準で、まず挙げられているのは腹囲である。腹囲を減らすことで、少なくともメタボリックシンドロームではなくなる。腹囲=ウエストサイズの減少は、これまでのダイエット外来や痩身メニューとほぼイコールといえるのではないか?
痩身といえば、クリニック以上に実績を挙げていたのが、エステティックサロンや市販のサプリメントであるが、ダイエット・痩身については、広告などの規制が強化され、どちらも失速した状態である。
そのため痩身の需要をクリニックに取り込むためには、メタボ健診はまたとない好機なのだ。消費者はメタボリックシンドロームよりも、痩身や美容についての方が、財布の紐が緩みやすいともいえる。
さらに、薬局では、コレステロールや内臓脂肪に対するOTCが黙っていても売れている。消費者は既に、自分に対しての投資を始めているのである。
ある意味では、“黙っていても売れる”のがメタボリックシドロームとダイエットの組み合わせだ。
今後、保険者のメタボ健診やそれに附随する広報が行き渡るにつれ、市場のニーズは拡大していく。そのときに、クリニックに対応するメニューなければ、何も始まらない。




(JHM75号より)
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